【感想・ネタバレ】あおを はっけんした ちいさな ヤン - みならい えかきの おはなしのレビュー

あらすじ

ヤンは、有名な画家のアトリエで見習いとして働く小さな少年。将来、立派な絵描きになりたいという夢をもっています。アトリエの1日の仕事が終わったあともひとり残って、画家の先生や年上の見習いたちの技術や仕事を覚える努力をしていました。 そんなある日、アトリエに伯爵夫妻が訪れて、絵の注文をします。伯爵夫人のドレスを「最も美しい青色」で描いてほしいと。中世と思われる当時、青色は大変貴重な顔料で簡単には手に入らなかったため、画家の先生は頭を抱えてしまいました。 現在「プルシャンブルー」と呼ばれている青色の発見の史実と、それが生まれる化学反応、少年の成長という様々なテーマが作品に織り込まれています。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

アトリエで一番下っ端のヤンは、ふだんは片付けしかさせてもらえません。それでも、毎日先輩たちのやっていることを観察し、先生の絵をよく見て、寝る間も惜しんで練習をします。結果、そういう毎日の積み重ねが大きな発見につながっていきます。発見は偶然だったかもしれませんが、たくさんの人々の知恵の積み重ねが今日を形作っているのだなぁと思いました。

0
2025年10月24日

「児童書」ランキング