桶谷功のレビュー一覧
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プロポジションという解決策
インサイトが消費者の行動を変える、心のホット・ボタンだとしたら、そのボタンを押すのがプロポジション(消費者を口説く、ブランドや製品からの提案)である。このプロポジションは、インサイトと表裏をなす場合がほとんどだ。
シックのトリプルエッジでは、「ひと剃りで剃れるのが、理想のカミソリ」という潜在的なニーズを発見した。これがインサイトである。それをとらえたプロポジションは、ずばり「ひと剃り」(ワンストローク)となる。第3章で紹介したスキー・リゾートの例でいえば、インサイトは「クリスマスに行きたい。でも予約が取れない」というもの。それをとらえたプロポジションが「毎日がクリス -
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ネタバレ・消費者調査は、各メーカーのマーケティング活動の結果が現れてしまうので、潜在ニーズとは異なる
・商品カテゴリが成長するための、どんな余地・機会がありそうか仮説を持つ
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ヒューマンインサイト(どうありたいか)
+
カテゴリーインサイト(製品カテゴリへの既存イメージ)
=キーインサイト(こうありたいけど、既存では叶わないので使わない)
↕︎
プロポジション(こうありたいから、新商品を使う)
=ブランド資産(イメージ)+製品特徴
マーケティングによってキーインサイトを叶え、消費者の行動を変える→売上が上がる=成長戦略のシナリオ。これを結果論ではなく事前に描く。
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・ヒ -
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インサイト探しの型
その商品・サービスを人にたとえて想像する、競合と比べてみる
その商品・サービスがある星・ない星を想像する
ユーザーの心の葛藤を探す
インサイトは2種類
・カテゴリーインサイト
・ヒューマンインサイト
ターゲットは需要の大きさ✖️競合状況の厳しさ
ブランドの強みや製品の特徴と結びついたプロポジションのみがターゲットのインサイトを突く
・インサイトとプロポジションがずれていないかを確認する=ポジショニングステイトメント
○○(インサイト)と思っているターゲットにとって、商品(ブランド)はプロポジションです。
なぜなら商品(ブランド)は(特徴・強み)があるからです。
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ネタバレこの本で出てくる事例に関しては古いので
正直そのまま流用するわけにはいきません。
(まあ某アイスに関してはこの当時でもクレームものだった模様)
だけれども、本音の部分を探ることによって
揺り動かすものがあるのは事実です。
それと変わらないことがここにはあります。
我が国の人(むろん私も)だけど
広告に関してはまあ警戒心は強いこと。
それはその広告で嫌なことがあったのも
あるのでしょうね。
内情と離れている奴もありますし!!
それと「~のやつ」というのは
以外にも結構あったりします。
ほら、社名挙げてもらえない製品、あるよね?
あれです。 -
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ネタバレインサイトに関する本。
事例多くてわかりやすいとともに海外の文化の違いはとてもおもしろい。
後半の具体プロセスは個人的には少し冗長だった。
メモ
・インサイトとは、消費者に潜在しているニーズ。マーケティング活動へのひらめきを与えるもの。その企業にふさわしい、絞り込まれたもの。
・インサイト起点のマーケティング戦略では消費者がもつインサイトと企業ブランドがもつバリュープロポジションを結びつけるもの。
・カテゴリインサイトはその商品カテゴリらブランドを使う真のモチベーションを解き明かすこと。なぜ使わないかのバリアを明らかにすること。
・ヒューマンインサイトはそもそも人は何を求めているのかを表す。 -
Posted by ブクログ
・インサイトは消費者のホンネであり、論理ではなく気持ちの部分である。
・インサイトの探るには、消費者を細かく分類するのではなく、奥底にある感情や気持ちを探るために、人を大きく捉える。
・人を属性ではなく、感情(や課題)で分類する。
・インサイトを見つけるには、何のためにインサイトを見つけるかのテーマを決め、ターゲットを絞り、仮説を立て、調査する。そこから使えるインサイトを絞り、マーケティング活動に繋げる。
・何をアピールすれば〇〇と思ってもらえるか?そのためにはどういう消費者の気持ちを活用できるか?を見つけ出す。
・カテゴリーを離れて、人の今のインサイトを探ったり、カテゴリーに対するインサイト -
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ネタバレ■感想
著者の本は他にも2冊読んだが、一番勉強になったと思います。体系的でしたし、繋がりも分かり易かったです。ブランドプロポジションで語られていたのに、ブランドコンセプトということばがいきなり出てきたり、そこは混乱してしまいました。
■要諦
・カテゴリーインサイト、ヒューマンインサイト→キーインサイト&プロポジションのフレームワーク
・キーインサイト&プロポジションはセットで開発する
・インサイトを核としたマーケティングが生み出す効果。①新たな市場創造、②既存の商品カテゴリーを革新、③消費者と絆を持ったブランドを構築、④
・売るを買うという行動に変換する。良いものを作って売る -
Posted by ブクログ
ネタバレ・インサイトとは人が思わずモノを買ったり、行動を起こしたりする心のホットボタンのこと。
・インサイトは本人も気づいていない潜在的な動機やバリアを明らかにする。絵を描いてもらう、セリフを入れてもらうなどの投影法で、無意識にニーズを表出するところを狙う。aとbで比較することであぶり出すなど。
・パーティなど具体的なシーンをイメージして、特徴、印象をあぶり出す
・キーインサイトとは。マーケティングで最も使えるインサイトのこと。その気持ちを突かれると商品がほしくなるようなホットボタンかどうか。新しい発見がどうか。ブランドに最も当てはまるのかどうか。実現可能なインサイトか。
・ターゲットになりきる方法
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Posted by ブクログ
・インサイトの探索は抽象的な言葉で「くくらない」「まるめない」
・大き目の文字でポストイットに書き出す
⇒人の脳は外部からの刺激に反応することが得意
・時代の底辺に流れている気持ちを見つけられれば他のカテゴリーでも自分担当カテゴリーに当てはめられる
・プロポジション:企業からの積極的な提案、主張
・見つけたインサイトはそのカテゴリーやブランドが抱えている最大井の問題点か?=キーインサイト
・実際に仕事に関わっていると気づかないことも多い
・ポジショニングステートメント(古典的)
⇒○○(インサイト)と思っているターゲットに対して
⇒商品△△は××(プロポジション)です
⇒なぜなら商品△△は□□