桶谷功のレビュー一覧
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海外の大手広告代理店のディレクターの方が作者。
インサイトとは何か、どう発見するのかについて書かれていた。
どちらかと言えば大手の企業のプロモーション方法が中心という印象。
例えば、その企業や商品に対するイメージを一般人に聞いても、認知度が低い場合は回答が得にくいだろう。その場合の手段があまり言及されてなかったと感じた。
ただ、インサイトとは?潜在ニーズとは?直接ターゲットに聞いても正確なものは得にくい。机の上で考えるのではなく、人が無意識に行う行動を見てから類推したり、ターゲットと同じ環境に身を置いてどういう感情が生まれるか考えたり、実体を伴うアウトドアな作業が必要という点は参考にな -
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■感想
ワークショップの実際が書かれており臨場感があります。概論を学んだ後に読めばイメージが掴めると思います。
■要諦
・ヒューマンインサイト、カテゴリーインサイト。ヒューマンインサイトでこけたときの打開策。プロポジションに納得感がないとき、つまり、こけたときは、プロポジションが甘いのか、対象のカテゴリーにバリアがある、かのどちらか。
・ヒューマンインサイト。何してる、何が好き、興味関心は、どういう気持ち、をポストイットに書き、グルーピング。
・料理する男、料理できる男、料理教室に通う男。
・星ツール、男女に聞いていく。女性は男性と違った見方があるもの。 -
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ネタバレ■感想
インサイト初心者にとって、やるべきことのイメージを作るのに効果的でした。すぐ読めて、要点もすぐ掴めます。ただ、事例が古いです。仕方ないですが、そこだけ、気になりました。
■要諦
・インサイトとは、本音。心のホットボタン。押すと態度を変え、本音を話す
・インサイトはさまざまなレベルで存在。ブランディングがハイレベル。その下のレベルだと、マーケティング。広告ならshick、製品ならグリーンティ、価格だとハウスウェディング。
・ホットボタンを押すのが、プロポジション。戦略上の答えであり、相手を口説く提案である。インサイト、クリスマスの特別感、プロポジション、毎日がクリスマス。インサイト、人 -
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ある程度必要なものが行き届き、消費者のニーズも充足されている今の世の中で、世の中の「困った」に気付くための頭の使い方や方法論を紹介した一冊です。
以下、抜粋:
新たな市場を創造するとは、消費者行動に置き換えると、次のように要約することができます。
1. 今まで使っていなかった消費者が、使用する(新たな消費者セグメントの開拓)
2. 今まで使われてこなかった使用シーンで、使用する(新たな使用シーンの開拓)
3. 今までの使用目的ではない、新たな目的で使用する(新たな動機付けの開拓)
4. 今まで使う習慣がなかったか、新たな習慣が生まれて使用する(新たな使用習慣の開拓)
消費者の生活を肌感覚で -
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ネタバレ・インサイトと向き合うことで、分析データに「従う」のではなく、「活かして創造する」ことをやっていきたいと思った。
・本著で紹介されている顧客インサイトの捉え方は、自分のインサイト(願望、本質的なのぞみ)探しのヒントにもなると思う。
・今回だけに限らず、知らなかったフレームワーク(捉え方の枠)を知ると、普段の生活において見えてくるものが広がるなぁと思った。
インサイトとは顧客の「ホンネ」の事で、特に購買に繋がるスイッチとなるホンネのことを指す。
消費者分析と異なり、顧客はアタマだけでなく、ココロで行動する(論理的でない)と捉え、捉えるには数字だけでなく、感受性と直感が重要。
・インサイトとは -
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本書では、「人が思わずモノを買ったり、行動を起こしたりする心のホットボタンを、『インサイト』と」呼び、どうやってインサイトを見つけ出すのか、実践的な方法やプランニングに役立つ具体的なツールを紹介している。
以前読んだ「マーケティングの嘘」では、マーケティング「都市伝説」がひとりひとりの生活者日記調査によって間違っていることを示した上で、「一人の生活者をできる限り丸ごと把握することによって先入観にとらわれることなく、定量調査やグループインタビューだけでは見えてこない気づきが発見できる」としていた。ここでいう「気づき」が本書の「インサイト」に相当するものだと思う。本書でも「気づき」や「インサイト」 -
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ネタバレインサイトという考え方が重要なのはわかるが、実際にどうやってそのインサイトにアプローチすべきなのか?本書ではその具体的なアプローチ方法が段階的に解説されてます。お客様を洞察する時にはもちろん、営業として得意先と対峙した際に、得意先がどのようなことを考えているのかを想像する手法として活用するのもありかなーと思いました。
①インサイトの発見
・本音を拾うためには投影法(ユーザーお絵かきと吹き出し等)が有効
・なるべく多くの仮説を出す
②キーインサイトの整理
・ターゲットをに徹底的になりきり視点を極限まで近づける
・心の葛藤にチャンスあり
・下記5問を常に問いかけ、訓練する
・受け -
Posted by ブクログ
マーケティングの授業で出てきた「インサイト」という言葉。
簡単に言うと、「お客様のホンネ」とか、
「購入のホットボタン」という意味で使われていましたが、
そのインサイトについて分かりやすくまとめた本。
著者は外資系の広告代理店の方です。
最初の方はインサイトについての概略説明で、
分かったような分からないような気でいましたが、
後半の実例では、著者が実際に経験したハーゲンダッツや
カミソリ(「切れてな~い」ってやつです)の
インサイトを考察し、CMに繁栄させているので、
とても面白かったです。
後半からはページがどんどん進んでいきました。
ヒット商品を生み出す際の
インサイトの見つけ方のヒ