栗城史多のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
エベレスト単独・無酸素登頂を目指し、ひたすら山と地上で奮闘する話(著者より)です。
運動神経ゼロの私でも、ぐいぐいと引き込まれて一気に読んでしまいました。
つらさに負けてしまうような弱い自分を克服し、打ち勝つことが登頂の成功の秘訣なのではなくて、不安も苦しみも、なにもかも、全てがこれでいいのだと執着せずに思うことが大切で、その感覚になれたら、すんなりと夢がなかう場所まで連れていってもらえるようになる、というところがすごかったです。
「執着しないということは、すべてをなくすことではなく、すべてに(←良いものも悪いものも)満たされることである。」
なんという深い言葉!
そして、とても納得! -
Posted by ブクログ
久しぶりに本を読んで泣きました。彼の登山に対するスタイルは賛否両論ありますが、彼の言葉の重みや迫力が伝わってきました。私自身も何故かパイロットになって「人に夢や希望を与える存在になる」と言ってましたがパイロットになる事が出来ずに人生を彷徨いました。やる事が全てうまく行かず、チャレンジする事が無意味だと思いこみそうになる直前に現在のコーチングという仕事に出会い天職を手に入れる事が出来ました。私は夢を手に入れる事が出来なかったけどハッピーになれ、さらには自分の経験を活かせる環境にとても幸せに感じてます。栗城さんは夢を叶える事は出来るんだという事を証明してくれる素晴らしい存在です。対象的な人生ですが
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Posted by ブクログ
ソロアルピニスト『栗城史多』くんの2冊目の著書です。いい事がたくさん書いてありました。そして今日は、栗城くんの講演を聴いてきます。2008年6月以来、2度目になります。この本にサインを貰って来ようと思います。
ありがとうございます。
★★★★★
以下、本書で共感した箇所です。
☆page.66
いま夢中になれるものがない人は、中途半端に満たされてしまっているのかもしれない。
☆page.84
成功の反対は失敗ではなく、何もしないことなんだから。
☆page.93
素直になろう。どっちに転んでも人は死ぬし、危険も不安もなくなりはしない。だったら、やるしかない。
☆pag -
Posted by ブクログ
昨年講演会へ行ってから、我が家では栗城くん呼ばわりして応援しています。それだけ親しみやすい人柄ですね。レベルは違いますが、私も単独登山を好むので、栗城くんの気持ちがわかる気がします。
そしてアルピニストにしては、講演は上手いし、文章も上手いです。この本も想像以上でした。心に突き刺さりました。彼は皆に勇気を与えたい気持ちが人一倍強く、それでいて謙虚なので、多くの共感者がいるんだと思います。
これからの挑戦も応援しています。
ありがとうございます。
以下、本書で共感した箇所です。
☆page.5
ある方が、成功の反対は失敗ではなく、何もしないことだとおっしゃっていました。失敗 -
Posted by ブクログ
8000m級の山へ無酸素で挑む冒険家として有名な栗城さんの著書。
栗城さんの夢へ向かう姿勢や熱い想いに、とても感動しました。
栗城さんの夢は、インターネット中継をしながら、世界一の山エベレストに無酸素で登頂すること。
そして、その目的は、「冒険の共有」をすることで、多くの人に一歩を踏み出す勇気を与えること。
本書の中で栗城さんはこう言っています。
「夢なんてかなわないと思っている人も多いかもしれません。誰でも、夢に向かっていくときには大きな不安があると思います。しかし、自分の直感を信じて、一歩を踏み出してみて下さい。失敗や挫折などたくさんの試練があると思います。でも、失敗も挫折もけっ -
Posted by ブクログ
この本を読む前に、栗城さんの一歩を超える勇気を電子版で読みました。
栗城さんは、自分の中の登山家のイメージを変えてくれるような素晴らしい人間性を持った方だと思います。
電子版で見た時、LIVEではないものの、生の栗城さんの登頂を見て、登山の難しさ、怖さ、素晴らしさを知ることが出来ました。
そんな時に、この本を見かけて、つい買ってしまいましたが、勝って良かったなという作品だったと思います。
内容について、詳しくは触れませんが、一歩を超える勇気と重なる部分はありますが、それでも、一つ一つの言葉が染み込んでくるそういった作品です。
是非、多くの人に読んでもらいたいなと思いました。 -
Posted by ブクログ
カッコいい生き様だなと素直に思いました。
亡くなられたのが2年前の5月で、当時は栗城さんのことはネット等で知っていたけど、自分の中では「キワモノ」扱いでした。
ただ、最近読んだ本で少し見方が変わり、この本に出会うことが出来ました。
自分の勝手な先入観で栗城さんを見ていたことを反省とともに、この本を読めたことに感謝したいです。すぐに本は読めるけど、なんか『熱い』生き方だなぁと羨ましく思いました。
「じゃあやろうよ」と言ってくれそうです。
まずは自分で少しでも良いので、前進しようと思えた本でした。
宇宙に近い山の景色は本当に綺麗なんだろうなぁ。