西式豊のレビュー一覧
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ネタバレ☆10 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
大好きなミステリー感がバシバシ来てて予約していた本。表紙まず、いいね。タイトル、いいね!金田一少年の事件簿の表紙背景みたい‥副タイトルみたい‥。と、何かビビっときた。
私のミステリーの入口は金田一少年の事件簿だったから、こういうクローズドサークルが一番好きなんだよなぁ。
文章もとても読みやすかった。直近で読んだ海外ミステリーの言い回しが私には分かりづらすぎて‥。
内容は、『金田一少年の事件簿〜!!』
って感じだった!小学生の時に読んだ感動そのまま!おどろおどろしいクローズドサークルの舞台で行われる残虐な殺人、見立てによる殺人。二転三転するトリック、推理するのは一見冴えない人物。
犯人が分かった時の「動機はあったんだ‥」「替え玉は必要だったんだ」
私の脳内では、はじめちゃんが呟いていた。
最後の後日談も良かった‥冴えない探偵役は華々しく表舞台で活躍するんじゃないんだよね。六人に対する想い‥最高。
登場人物のバーディアが好きで、最後生き残るかな?実は生き残ってるかな?って希望持って読んでたから悲しかった!!
両親も酷いよー!
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Posted by ブクログ
ネタバレクローズド・サークル×館ものってなんでこんなにワクワクするんだろう!
【クローズド・サークル内で連続殺人が起きてしまったら、疑心暗鬼にならずみんなで協力して一部屋に籠るのが一番】と、多くの人が思っていることを実行してくれたときは「そうだよ!もうそれが安心!」と大きく頷きたくなった 笑
なのに替え玉かー!
それにしても何でもかんでも替え玉だな 笑
よく犯人たちはわけわからなくならず、連続殺人なんていう大仕事を成し遂げたなと感心してしまうほど。
替え玉の多さに「なんでもありじゃん!」って思う人もいるだろうけど、私はそれでも十分楽しく読めた。 -
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本格ミステリーの定義は何かといわれればこまるけれど、昔本格ミステリーと銘打たれた本と同じテイストを感じる。
雪の山荘に集められた元同じミステリー小説の講座を受けていた6人。突然の犯罪予告、逃げ道はない、次々と人が死に、暴露や疑念や離反や恋愛とぐちゃぐちゃに混じり合い、螺旋を描いてラストへと傾れ込む。と正にな内容。
嫌いな要素の長すぎる犯人の独白も読み、ラストも種明かしも大変好み。
ミステリー小説家たちが集められる話はいくつか思い浮かぶけれど、作家になりたての面々や出版不況なども絡め嫉妬や疑念の湧き方は一般に理解できるところへ下げられている気がする。誰もいなくなったを想像したけれど、この作品はあの館ものの方に近いのだろう。事件パートよりも解決編が面白いのでだれなくていい。 -
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館のクローズドサークルと聞いて読まずにはいられない。
まずこの表紙が最高。
最近やたらと美少女系の表紙が多いけど、自分は美少女系だと申し訳ないけど読む気がしない…。
こういう本格っぽい想像をかき立てるようなものを待ってた。
複雑過ぎないシンプルな見取り図もテンションが上がる。
中身もありがたいことに本格だった。
流行りの特殊ミステリだったり、ラノベっぽくするのではなくて、自分が好きな正統派の本格ミステリ。
本格好きが喜ぶシチュエーションがてんこ盛りで楽しくて仕方ない。
そうそう!これよ!こういうどストレートなクローズドサークルが読みたかった!という連続で一気に読んでしまった。
登場人物が全員ミステリ作家なので、クローズドサークルを熟知しているのが最高にニヤつく。
いわば全員がクローズドサークルのプロなので、お互いの手の内を読み合う心理戦が面白い。
『そして誰もいなくなった』へのリスペクトもビシビシ感じる。
単に犯人当てだけではなく、ミステリ作家の売れるまでの苦悩と、売れてからの切実な悩みも垣間見えて面白い。
すごく面白かったんだけど、最後はもう少しシンプルでも十分面白かったのになと思ってしまった。シンプルだと時代が許さないのかな…。
それでも大好きな館の本格ミステリが読めて本当に嬉しかった。やっと出会えた!
本格ミステリ好きは絶滅してません。
ここにも大ファンがいます!
これからもド本格ミステリを楽しみにしています。 -
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とても面白かったです。早々に犯人分かっちゃったな…と思っていたら、どんでん返しがお見事でした。とある仕掛けが繰り返し出てくるのですが、その仕掛けがとても効果的に使われていて、気持ちよく騙されました。
クローズド・サークルの中で、ミステリ作家たちが次々に殺されていく─というミステリ。
「岨景館(しょけいかん)」と命名された館に招待されたミステリ作家たちは、唯一の脱出路である跳ね橋が上がり館に閉じ込められてしまいます。
この物語はなにより、ミステリ作家たちの創作にかける熱い思いや苦しみにグッときました。デビューしてからも、なかなか2作目が出せないとか、自分が本当に書きたいものと違うものを要求されたり、読者受けするキャッチーさや分かりやすさばかりを求められたり…。作家って自由な職業のように思っていましたが、一部の売れっ子作家以外は本を出すだけでも本当に大変なんだろうなぁ…と。
また、作中に書かれているような売れている作家への嫉妬ややっかみは当然いっぱいあるんだろうと思います。
でも、「たとえ誰にも届くことがなくとも、書くこと自体をやめることのできない人間が作家になるのだ」という一文から、作家という職業の「魂」のようなものが伝わってきて、とても良かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ現代風にした本格ミステリ!でおもしろかった…!
集められたのがミステリ作家で、お互いペンネームで呼び合ってるとことか十角館オマージュな感じでわくわくした。
みんながミステリ作家だから「殺人鬼と同じ部屋で寝られるか!俺は部屋に戻る!」て展開にならずに1箇所にまとまれたのに、そこもちゃんと対策されてて、自分が処刑館にいても確実に生き残れなかったな…
被害者がみんな、トリックに利用されたひとも含め何も非がないのに殺されてひどかった…
最後替え玉が次々出てきて、本格ミステリを現代で描いたからこそのクライマックス!てついてくのに必死だった笑
本作ではミステリ作家の苦悩がかなり描かれてて、いままで、壁本だな、しょーもなと思った本も作中にあるように編集者のひとたちにテコ入れされて、本当はみんな書きたいものが書けてないのかな、アガサクリスティーみたいなコテコテのミステリが描きたい中で孤軍奮闘してるのかなと考えさせられた。