【感想・ネタバレ】処刑館殺人事件のレビュー

あらすじ

「そして、誰も書けなくなった――」
ミステリ作家であることの罪とは

ミステリ作家養成講座の恩師・宇宿部に招かれ「岨景館」を訪れた同期の作家六人。〈黒衣の処刑人〉を名乗る声がクローズドサークルとなった館にこだまする――「ミステリ作家は一人残らず罪人である」。作家たちは自作に絡めたやり方で次々と殺害されてゆく。

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Posted by ブクログ

クローズドサークルに、集められたミステリ作家、見立て殺人、顔のない死体…これでもかと本格の要素を詰め込んだ雰囲気抜群の1冊。二転三転のラストに唸らされる。物語の世界に引き込まれる良い作品だった。

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2026年07月04日

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みんな大好き館のクローズド・サークルもの
定番と違うのは閉じ込められたのは全員がミステリ作家であること
一人一人消されていく不穏な雰囲気は保ちつつもミステリならではの知識や熱い展開もあり、何より個人的にとても読みやすかった!
ちゃんと騙されました

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2026年06月30日

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 ミステリ系の作家志望を対象とする小説講座の受講生として知己を得た六人の男女のもとに届いたかつての講師からの突然のメール。所有する別荘へと誘うメールによって六人が訪れたのは、〈岨景館〉という名の西洋風の館。マダミスでも行うのかという趣向を凝らした雰囲気を楽しむ訪問者たちだったが、処刑の執行を宣言する言葉とともに様子がおかしいことに気付く。それは惨劇のはじまりだった……。

 というのが本書の導入で、どこに着地するのか最後まで安心できないような物語が好きなひとにはぜひ読んで欲しい一冊でした。ミステリ作家たちの創作をめぐる様々な感情を差し込みながら、その一方で事件は進展していき、やがて意外な方向へと物語は向かっていきます。ある人物の何気ない行動が真相を解く重要な鍵になっているのもすごく好きでした。〈創作〉それ自体をテーマとして扱ったミステリは、途中でその〈創作〉を逆手に取って、最後には〈創作〉へと還っていく。〈創作〉をめぐる作品が好きなひとはぜひ読みましょう。

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2026年05月30日

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面白かった!ミステリ作家のみならず、己の中の何かを満たすために書かずにはいられないすべての創作者に送る鎮魂歌。あるいは物書きへの純然なエールなのかもしれない。これはなかなか唸る。

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2026年07月03日

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館もののクローズドサークル。
集められたミリステリー作家が自身の小説の見立て殺人に次々と巻き込まれて、、、、、、

いやー、もうあっぱれ!!!
久しぶりにゴリゴリのミステリーを楽しめました。
ミステリー好きにはぜひ読んでもらいたい。

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2026年07月01日

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いわゆる館ものでありクローズドサークルもの
普通に面白かったし、どんでん返しはなかなか好き。
コテコテのミステリでいい感じ

3257冊
今年156冊目

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2026年06月22日

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ネタバレ

山奥に建つ洋館「岨景館」に招かれた、ミステリ作家養成講座出身の男女6人。恩師である宇宿部の招集に応じた売れっ子作家、デビュー出来ない者などの6人。肝心の宇宿部の到着が遅れる中、入口の跳ね橋が上がり外界から途絶された館。やがで〈黒衣の処刑人〉により作家たちが殺害されていく。

良く出来ていて面白い。招かれた作家たちも個性的だし、事件もテンポ良く動くので読みやすい。こういう作品は嬉しいな。

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2026年06月22日

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古き良き館もの本格ミステリーをベースに、現代風な独創性を加えた館もの本格ミステリー。

■あらすじ
小説養成講座出身のミステリー作家とその仲間たちが、当時の恩師から山間部にある洋館「岨景館」に招待された。

恩師の到着を待っていると、館内から奇妙な声が聞こえてくる。物語の中であっても、人を殺害するミステリ作家は罪人であると弾糾、彼らを処刑すると言い放つ。館の塔屋を覗くと、処刑人がギロチンで参加者のひとりを殺害するのが見え…

■きっと読みたくなるレビュー
古き良き館もの本格ミステリーをベースに、現代風な独創性や多重推理を組み込んだ作品。今年はやたら館ものが多いですね~、本作も他の作品と比べても引けを取らない素晴らしいんです。

本作の特徴としては明確な探偵役がおらず、現場にいる参加者全員の視点で謎解きが展開されるところ。場面ごとにそれぞれの視点での感情表現や会話がとっても自然でリアル、映像が目の前に浮かぶようなんです。

そうそうキャラクター、それらしい人たちばかりいいですよね。序盤にひとりずつ視点を変えて今の感情を吐露するシーンなんかはよくできてますよね~ ひととなりがすぐに分かりました。

また本作に殺人事件の火中にいるのがミステリー作家たち、いわば推理のプロ集団ってのも面白い。みんなで犯人の処刑人に挑むという冷静な判断ができるし、さらにはクローズドサークルになってもどうすればリスクが避けられるかなど、効果的な対応もできちゃうんです。これまで読んできた本格ものと比較すると、問題に対する掘り下げる度合いが深いんすよね。

特に中盤以降の展開には目を見張りますね、これまで結束の強い仲間たちがどうなっていくのか。まさに怒涛のサスペンスであり、ミステリー好きとしてはテンション爆あがりです。何がどうなっているのか? さっぱり理解できずに翻弄されていると、謎解きフェーズの始まりです。

ココからはもう読んでみてーと言うしかないのですが、何度も何度も驚きの連続ですよ。まず伏線がしっかりしてるから、筋がとおってる感が強いすよね。その疑問はこう繋がってくるのか、なるほどなーみたいな。

あと詳しくは言えないけど、だますテクニックをひとつひとつ丁寧にやってるんすよ。ここまでやられたら、真相は見抜けないと思うよ。ほんと、力作だと思いました!

■ぜっさん推しポイント
本作で特に好きだったのはキャラクターですね。新人賞受賞後の経歴ディテールがやたら細かかったり、バカ売れ作家もいれば、伸び悩んでる作家もいたり。またその人間関係にリアリティがあって、本当の作家の繋がりを垣間見たような気がして面白かったですね。

しかし西式豊先生の作品は初めて読ませていただきますが、間違いなく本格ミステリーを愛してらっしゃいますね~ ぜひ今後も読み応えのある本格ミステリーを書いてくださることを期待します!

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2026年06月20日

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 館に集められた作家6人(内1人はデビュー前のフリーター)、クローズドサークル下で連続して起こる見立て殺人、アンフェアすれすれのトリックまで本格ミステリーであり次々と読者の予想を裏切る作品に仕上がっていて最後まで目が離せなかった。

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2026年06月19日

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面白かった。
そして誰もいなくなった式のクローズドサークルで、どんでん返しが何度かきたりして。
この前、新訳のそして誰もいなくなったを読んだばかりなので準備は万端。
犯人以外皆それぞれいい人だったんだけどなぁ。殺されてしまった。
解決編のライターと警察官も良い味出してる。
前に読んだ鬼神の檻よりもこちらの方が本格の真髄といった感じを味わえて好きだった。

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2026年06月16日

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面白く読めたのですが、読む前の期待値が高すぎました
結果ちょっと肩透かし、といった感じ
自分で勝手にハードルを上げたくせに申し訳ない……

この感想を書くために改めてパラパラと読み返してみたのですが、なるほど確かによく練られた構造になっています
プロの作家さんに言うのも失礼な表現ですが

返す返すもフラットな状態で読みたかったなぁ
が、帯を見なければ購入もしなかっただろうし、なんとも難しいところ
(ちなみに帯を書かれているのは法月綸太郎先生・大山誠一郎先生・今村昌弘先生)


最後に、共感してもらえないとは思うのですがタイトルについて一つ
『処刑館殺人事件』というより『処刑館の殺人』って感じしませんか?

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2026年06月16日

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ネタバレ

面白かったー
しかし本屋大賞取ったり直木賞候補まで行くなんて宝くじ一等レベルの幸運を手にしたのに酷い方法で殺されちゃう作家かわいそうすぎる……orz
特に動機が全然被害者たちと関係ないのでこの人たちの人生もったいねー!という感情がいつものミステリー小説読んでるときより強かった。
なんなら第一章の登場人物紹介から「頼む、誰も死ぬな」と願って読んでいた(帯に次々と殺されていくって書いてあって詰んだ)

特に大富豪の人、「天国ルーム」まで作ってウキウキで準備してたのに真っ先に殺されてめっちゃ不憫。ただ「天国ルーム」の真相解明が気持ちよかったのでそこはニコニコしちゃいました。

トリック考えるのめちゃくちゃ大変、という独白があったけどこの作品のトリックもどうやって考えたのかめっちゃ気になる
最初にどこを思いついて、どう肉付けして、どこの発想に苦労したか、など……インタビューとかで教えてほしい

あと、自分ならどうするかとかいろいろ考えちゃったな。とりあえず一人目が死んだ時点で、全員で協力してスピーカーと盗聴器を見つけて破壊して、処刑道具を全部谷底に捨てると思う(見立て殺人防止のため)

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2026年05月31日

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ミステリー作家を集めてクローズドサークルの環境を作り殺害していく。殺害方法も処刑器具を用いるという徹底ぶり。二転三転する展開に思考や感情が追いつかない程ハラハラさせられました。トリックもさることながら意外な犯人に驚きました。やはり館ミステリーは面白いと改めて感じさせてくれた作品でした。

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2026年06月23日

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ミステリ作家養成講座の同期6人は、招待を受けて山奥の洋館「岨景館」に集まった。だが招待主の講師は姿を見せない。館内には斧、剣、銃など物騒な凶器の数々が展示されていた。やがて“処刑人“を名乗る人物からの宣戦布告を皮切りに、第一の殺人が起きる…

クローズドサークルで起こる連続殺人というベタだけど本格ミステリ好きには垂涎のシチュエーション。かの有名な名作『そして誰もいなくなった』を彷彿とさせる場面もそこかしこにあり、先人作品へのリスペクトに満ちている。昨今流行りの特殊設定に頼らず、正攻法でクローズドサークルに勝負する心意気が男前。

ネタバレになるので詳細は伏せるが、登場人物が「作家」であることを活かした仕掛けが「有効」。二重三重に足元をすくってくる終盤の連続技は「技あり」。一方、ツッコミどころも多い綱渡り的な犯行プロセスなので「一本」は取れずじまい。。。柔道に例えるならこんな感じの印象。

ミステリ作家同士の会話や各人が物思いにふけるシーンが、業界ネタ満載で面白かった。本当に書きたい小説を書けているのか自問自答する者、文壇から過小評価されてると感じて憤懣やるかたない者、悲喜交々。思いおこせば冒険小説やハードボイルドが「このミス」上位を席巻した時代もあったよねぇ。先日読んだ『作家で食っていく方法』にも書いてあったけど、ミステリ作家で食っていく大変さがひしひしと伝わった。

P219、P223に誤字有り(初版)

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本来梅雨時は読書が進むシーズンだが、今年はワールドカップが面白過ぎて読書が遅々として進まない。
寝不足でレビュー書きながら寝落ち(( _ _ ))..zzzZZ頑張れニッポン!!

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2026年06月21日

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探偵が現場にいない系のミステリ。
構成がよく考えられており、面白かった。
条件の提示が終盤なのでややフェアではないように感じたが、私の気にしすぎかもしれない。

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

飽きずに最後まで読めたけど、事件が終わってどんでん返しのところは間延びした感じも。このパートが読みどころだったはず。登場人物がミステリー作家という共通点があったり、それが実は互いに知り合いだったりするのは面白かったし、クローズドサークルものが好きな人には刺さるタイトルだけど‥。
殺人はあっさりと終わっていき、トリック的なものがないし、思っていたものとは違った。

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2026年06月15日

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発売前から早川書房に猛プッシュされてる作品。

タイトルや設定はありきたりに感じたが、中盤以降の展開は良き!

ミステリー好きやミステリー初心者の方でも楽しめる!

2026年の台風の目となれるか!?

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2026年05月31日

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いまやそれぞれデビューしたかつてのミステリ講座の同期たちが集まった館で起きる惨劇とは─
な館ものミステリ。
非常にリーダビリティが高くおもしろかったです。前作は「鬼神の檻」がジャンル横断エンタメフェミニズムSFという怪作(めっちゃおもしろい)でしたが、新作はなかなか真面目な本格ミステリ。ミステリ部分で言うと○○ものは久しぶりに読んだなぁ。
ワナビー、デビューしてからの苦悩、と作家や作家志望の抱える繊細さが描かれるのが魅力で、登場人物たちもかわいげがある。
いやぁ、しかしこんなにカスな犯人は久しぶりに読みましたよ。
作中にSNSでの評価や売上が読者のバズりに依存するなどの描写があったけど、リアルであり、しかし内輪で強い言葉使って感想言ってる界隈の倫理観がこれっぽっちも信用できないので、そのへんをあてにしないといけない業界って……と思うなども。

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2026年05月22日

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