【感想・ネタバレ】処刑館殺人事件のレビュー

あらすじ

「そして、誰も書けなくなった――」
ミステリ作家であることの罪とは

ミステリ作家養成講座の恩師・宇宿部に招かれ「岨景館」を訪れた同期の作家六人。〈黒衣の処刑人〉を名乗る声がクローズドサークルとなった館にこだまする――「ミステリ作家は一人残らず罪人である」。作家たちは自作に絡めたやり方で次々と殺害されてゆく。

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Posted by ブクログ

 ミステリ系の作家志望を対象とする小説講座の受講生として知己を得た六人の男女のもとに届いたかつての講師からの突然のメール。所有する別荘へと誘うメールによって六人が訪れたのは、〈岨景館〉という名の西洋風の館。マダミスでも行うのかという趣向を凝らした雰囲気を楽しむ訪問者たちだったが、処刑の執行を宣言する言葉とともに様子がおかしいことに気付く。それは惨劇のはじまりだった……。

 というのが本書の導入で、どこに着地するのか最後まで安心できないような物語が好きなひとにはぜひ読んで欲しい一冊でした。ミステリ作家たちの創作をめぐる様々な感情を差し込みながら、その一方で事件は進展していき、やがて意外な方向へと物語は向かっていきます。ある人物の何気ない行動が真相を解く重要な鍵になっているのもすごく好きでした。〈創作〉それ自体をテーマとして扱ったミステリは、途中でその〈創作〉を逆手に取って、最後には〈創作〉へと還っていく。〈創作〉をめぐる作品が好きなひとはぜひ読みましょう。

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2026年05月30日

Posted by ブクログ

これは凄い作品。
傲慢。欺瞞。それ以外の何ものでもない。

一度読んだものの、最初から読み直しました。
ミステリー好き、館ものにピンと来る人、
じっくり読むことを楽しめる人にお勧めしたい。

↓以下、個人的なぼやき↓
発売日当日、棚に並ぶ前に書店店員さんにタイトルを
言って探してもらう時に少し抵抗があったのは内緒。

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2026年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったー
しかし本屋大賞取ったり直木賞候補まで行くなんて宝くじ一等レベルの幸運を手にしたのに酷い方法で殺されちゃう作家かわいそうすぎる……orz
特に動機が全然被害者たちと関係ないのでこの人たちの人生もったいねー!という感情がいつものミステリー小説読んでるときより強かった。
なんなら第一章の登場人物紹介から「頼む、誰も死ぬな」と願って読んでいた(帯に次々と殺されていくって書いてあって詰んだ)

特に大富豪の人、「天国ルーム」まで作ってウキウキで準備してたのに真っ先に殺されてめっちゃ不憫。ただ「天国ルーム」の真相解明が気持ちよかったのでそこはニコニコしちゃいました。

トリック考えるのめちゃくちゃ大変、という独白があったけどこの作品のトリックもどうやって考えたのかめっちゃ気になる
最初にどこを思いついて、どう肉付けして、どこの発想に苦労したか、など……インタビューとかで教えてほしい

あと、自分ならどうするかとかいろいろ考えちゃったな。とりあえず一人目が死んだ時点で、全員で協力してスピーカーと盗聴器を見つけて破壊して、処刑道具を全部谷底に捨てると思う(見立て殺人防止のため)

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

発売前から早川書房に猛プッシュされてる作品。

タイトルや設定はありきたりに感じたが、中盤以降の展開は良き!

ミステリー好きやミステリー初心者の方でも楽しめる!

2026年の台風の目となれるか!?

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

いまやそれぞれデビューしたかつてのミステリ講座の同期たちが集まった館で起きる惨劇とは─
な館ものミステリ。
非常にリーダビリティが高くおもしろかったです。前作は「鬼神の檻」がジャンル横断エンタメフェミニズムSFという怪作(めっちゃおもしろい)でしたが、新作はなかなか真面目な本格ミステリ。ミステリ部分で言うと○○ものは久しぶりに読んだなぁ。
ワナビー、デビューしてからの苦悩、と作家や作家志望の抱える繊細さが描かれるのが魅力で、登場人物たちもかわいげがある。
いやぁ、しかしこんなにカスな犯人は久しぶりに読みましたよ。
作中にSNSでの評価や売上が読者のバズりに依存するなどの描写があったけど、リアルであり、しかし内輪で強い言葉使って感想言ってる界隈の倫理観がこれっぽっちも信用できないので、そのへんをあてにしないといけない業界って……と思うなども。

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2026年05月22日

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