的場知之のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
●「言語」に対する固定観念を根底から揺さぶられる本。
●動物にも言語があるのか知りたくて読む。→動物たちの多彩なコミュニケーションの手法については知れた。
●本書は、動物たちの多様なコミュニケーションの手法から、それぞれの動物たちが言語をもっていると言えるのかを検討している。注目すべきは、動物のコミュニケーションを「単語と文」という人間独自の物差しで測ることを明確に否定した点にある。特にテナガザルの章で語られる「意味と単語の一対一対応を捨てる」という視点は、まさに目から鱗だった。我々はつい「この鳴き声は『ヘビ』という意味だ」という辞書的な正解を求めがちだが、動物たちはもっと流動的で、文脈やシー -
Posted by ブクログ
鈴木俊貴先生の「僕には鳥の言葉が分かる」を
読み、こちらの本のタイトルが気になり
読んでみた。
一見、難しい内容のような気もするけれど、
動物についての知識はあまり必要ない。
オオカミ、イルカ、インコ、ハイラックス、
テナガザル、チンパンジー、ヒトを含め
種によってそれぞれ全く異なるコミュニケーションをとっているらしいことの観察、研究内容などが
紹介されている。
たとえば、イルカ(水族館のイルカも含めて)は、
仲間とコミュニケーションをとる際に、自分自身の名前を表すひとつの特別のホイッスル(イルカが出す音)を発するが、人とイルカの他には通常のコミュニケーションの中で自分の名前つける動物はいな -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
進化を実験によって研究する分野があり、外圧があると進化は意外と短期間でも起こり得て、それは予測し得るというのがまず面白い。遺伝子的に違う種族でも、同じような環境では同じような形質に進化しがちで、中には見分けのつかない生物もいたりする(ウミヘビとか)というのもびっくりではある。
科学者の著作だけど、内容はエンタメ的だ。もちろんすべてが予測通りに進化するわけでなく、そこには偶然のブレークスルーによる進化の飛躍があるというわけで、その意味では今人間がこうしているのは、ラッキーの積み重なりというわけだけど、それと地道な外圧に対処する短期的進化とのバランスがよくわかるらない(そんな簡単に理解できるもので