ピップ・ウィリアムズのレビュー一覧

  • 小さなことばたちの辞書

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    19世紀末の英国で、オックスフォード英語辞典が作り始められました。その編集に関わる父親の仕事に興味をもったのが、幼いエズメ。女性参政権運動と第一次世界大戦がある20世紀初頭までの時代の流れのなか、言葉に向き合った彼女の生涯の物語でした。史実の中に架空のエズメを落としこむことで、読みごたえがあり、じっくりと読むのにふさわしい内容となっていました。

    小さかったエズメが拾った言葉カードが全ての始まりでした。有名人や権力がある人が言った言葉だけが辞書にのせられるということのおかしさと、普段口にできないような言葉をそういうふうに思わせたのは誰なのか、ということを考えさせられたのは、初めてでした。

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    2025年02月28日
  • ジェリコの製本職人

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    前作ほど主人公に強い個性はないし、ストーリーにインパクトもないけど、まぁいい作品でした。ん?って思うことがなくもない。。。

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    2025年02月24日
  • 小さなことばたちの辞書

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    オックスフォード英語大辞典編纂のために様々な言葉とその用例を集める編纂者たち。エズメの父親は、そんな編纂者の一人。母親は亡くなっており、エズメは子どもの頃から父親の職場へついて行っていた。そこで編纂者たちの手からこぼれ落ちた言葉のカードを集めていた。そして、やがて自分も父親と同じ道を進む。

    ストーリーの始まりはそこなのだが、これはエズメがたどった女性としての生き方と誇りなのだと思う。同じ言葉でも、使う人の立場や性別で違う意味を持つこともある。そこに気づいたエズメ。
    エズメの周囲の人たちの温かなまなざしにも感動した。

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    2025年02月10日
  • 小さなことばたちの辞書

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    これ今年のNo.1候補なのにつけてなかった。
    19世紀後半、オックスフォード大辞典編纂という史実をテーマに、実在の学者たちの間にそのひとりの娘という架空の主人公を据えた。女性が学究の徒になることなどあり得なかった時代に、言葉を愛しその蒐集に情熱を燃やすエズメが体験する差別や弾圧は、今の時代を生きる私たちも規模は違えど覚えのあるもので胸に重い。
    家族がわりの黒人使用人が自尊心を育んでいくエピソード、そしてたった一度愛し愛される人と出会えたこと…不幸の割合のほうが多かったように見えるエズメの人生だけど、これぞ天職と思うものに身を捧げられたことは、人の大きな幸せでもあるのだ。
    そうそう見つからないけ

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    2023年12月10日
  • 小さなことばたちの辞書

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    ビクトリア朝から第1次世界大戦頃の長い読書の旅から戻ってきた。オックスフォード英語大辞典の編纂、女性の選挙権や当時の女性の生き方(立ち居振る舞い含め)はわずか100年ちょっと前のことであり、現代も変わっていないことが多分にあるのではないかと感じた。世界を見渡せば戦争だって然り。長編のため手に取ることを躊躇したが、ためらいは杞憂であったと言いたい。

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    2023年05月02日
  • 小さなことばたちの辞書

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    先に、ジェリコの製本職人を読み、読むことにしました。ジェリコの製本職人のほうが、私は好きでした。
    史実とフィクションを取り混ぜ、その時代の空気を感じさせるとても好奇心が満たされる物語でした。
    そして、時代が経っても、女性が尊重されない現実に悲しくなる思いです。
    ミイベルが、魅力的に描かれていて、心に残りました。
    最後に主人公の娘が、スピーチするところで終わるところも良かったです。

    p231
    「恐怖ってのは当たり前が苦手なのさ」メイベルが言った。「おっかねえと思ったら、普段どおりのことを考えて、普段どおりことすりゃいい。聞いてるかい?そうすりゃ恐怖は引っ込むよ」
    p237
    「でも、彼を愛してな

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    2026年03月16日
  • ジェリコの製本職人

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    ネタバレ

    印象的だったのは 姉と妹の関係性。
    そしてまわりのひとびと。
    モーディには私がいなくては。
    わたしが彼女でもそう思ったと思います。
    彼女の面倒を見なければと思う反面、
    なぜわたしが、もしモーディがいなかったら私は、でもモーディが自分から離れていくのは嫌だ。
    そんな を救ってくれたのはロッタ。
    最初こそあなたは私の妹のなに?と反抗的な気持ちを抱くものの、ロッタは妹はこれくらい1人でできると教えてくれた。
    だからこそ彼女は受験に前向きになれのでは?
    も彼女の大切な友人。
    暮らしは違えど親身にしてくれて、お姉さんのような友人だなと思いました。
    そしてバスティアン。
    彼女を精神的に支え応援し続けて

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    2025年04月24日
  • 小さなことばたちの辞書

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    2023.5 原作がすごいのか、訳がすばらしいのか、上質な、みっちりとした小説。ラストシーンは壮大な人生が終わった…と思わずため息がもれました。

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    2023年05月26日