ピップ・ウィリアムズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これ今年のNo.1候補なのにつけてなかった。
19世紀後半、オックスフォード大辞典編纂という史実をテーマに、実在の学者たちの間にそのひとりの娘という架空の主人公を据えた。女性が学究の徒になることなどあり得なかった時代に、言葉を愛しその蒐集に情熱を燃やすエズメが体験する差別や弾圧は、今の時代を生きる私たちも規模は違えど覚えのあるもので胸に重い。
家族がわりの黒人使用人が自尊心を育んでいくエピソード、そしてたった一度愛し愛される人と出会えたこと…不幸の割合のほうが多かったように見えるエズメの人生だけど、これぞ天職と思うものに身を捧げられたことは、人の大きな幸せでもあるのだ。
そうそう見つからないけ -
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Posted by ブクログ
先に、ジェリコの製本職人を読み、読むことにしました。ジェリコの製本職人のほうが、私は好きでした。
史実とフィクションを取り混ぜ、その時代の空気を感じさせるとても好奇心が満たされる物語でした。
そして、時代が経っても、女性が尊重されない現実に悲しくなる思いです。
ミイベルが、魅力的に描かれていて、心に残りました。
最後に主人公の娘が、スピーチするところで終わるところも良かったです。
p231
「恐怖ってのは当たり前が苦手なのさ」メイベルが言った。「おっかねえと思ったら、普段どおりのことを考えて、普段どおりことすりゃいい。聞いてるかい?そうすりゃ恐怖は引っ込むよ」
p237
「でも、彼を愛してな -
Posted by ブクログ
ネタバレ印象的だったのは 姉と妹の関係性。
そしてまわりのひとびと。
モーディには私がいなくては。
わたしが彼女でもそう思ったと思います。
彼女の面倒を見なければと思う反面、
なぜわたしが、もしモーディがいなかったら私は、でもモーディが自分から離れていくのは嫌だ。
そんな を救ってくれたのはロッタ。
最初こそあなたは私の妹のなに?と反抗的な気持ちを抱くものの、ロッタは妹はこれくらい1人でできると教えてくれた。
だからこそ彼女は受験に前向きになれのでは?
も彼女の大切な友人。
暮らしは違えど親身にしてくれて、お姉さんのような友人だなと思いました。
そしてバスティアン。
彼女を精神的に支え応援し続けて -
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