ジェリコの製本職人
  • 最新刊

ジェリコの製本職人

小説・文芸
3,168円 (税込)

15pt

吉田恵里香氏推薦!豪州発あの傑作の姉妹篇。

「社会や環境、時に家族や出生時の性別が、ペギーの壁となり牙をむく。
弱き者にこそ味方となるべきものが敵となる社会で、どうしようもなく知識や学問に惹かれてしまうのは、これらが決して自分を裏切らないから。
それが、この物語が今の時代に必要である理由だと思う。」
ーー脚本家・吉田恵里香氏(連続テレビ小説『虎に翼』、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』)


第一次世界大戦下の英国。オックスフォード大学出版局製本所で双子の妹とともに働く女工ペギーは、夜になると工場から密かに持ち帰った不良(ヤレ)本をむさぼるように読み、大学で学ぶことを夢見ていた。だが、労働階級の彼女にとって学問は決して手の届かない高嶺の花だ。
戦争は日に日に激化し、街にベルギー難民が押し寄せ、疫病が流行し、社会は変わっていく。ペギーは、障害のある妹への責任やベルギー負傷兵との恋に悩みながら、大学を目指す――。
世界が恋した豪州発の傑作歴史小説『小さなことばたちの辞書』の姉妹篇が登場。前作同様オックスフォード大学出版局を舞台に、若く貧しい女工の挑戦、戦争と銃後のリアル、そして当時の製本工場を活写した紙の本への愛あふれる珠玉の物語。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    小さなことばたちの辞書
  • タイトルID
    :
    1218729
  • ページ数
    :
    562ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年11月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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小さなことばたちの辞書 の一覧

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 小さなことばたちの辞書
    2,970円 (税込)
    ことばに生涯を捧げた女性を描く珠玉の一篇。 「生きるということは、ことばを集めることだ――べつに辞書編纂者でなくても。エズメがそれを教えてくれる」――国語辞典編纂者・飯間浩明  19世紀末の英国。母を亡くした幼いエズメは、『オックスフォード英語大辞典』編纂者の父とともに、編集主幹・マレー博士の自宅敷地内に建てられた写字室に通っている。ことばに魅せられ、編纂者たちが落とした「見出しカード」をこっそりポケットに入れてしまうエズメ。ある日見つけた「ボンドメイド(奴隷娘)」ということばに、マレー家のメイド・リジーを重ね、ほのかな違和感を覚える。この世には辞典に入れてもらえないことばがある――エズメは、リジーに協力してもらい、〈迷子のことば辞典〉と名付けたトランクにカードを集めはじめる。  大英語辞典草創期の19世紀末から女性参政権運動と第一次世界大戦に揺れる20世紀初頭の英国を舞台に、学問の権威に黙殺された庶民の女性たちの言葉を愚直に掬い上げ続けた一人の女性の生涯を描く歴史大河小説。  2021年豪州ベストセラー1位(フィクション部門)、NYタイムズベストセラーリスト入り。「ことば」を愛するすべての人に贈る珠玉の感動作。
  • ジェリコの製本職人
    3,168円 (税込)
    吉田恵里香氏推薦!豪州発あの傑作の姉妹篇。 「社会や環境、時に家族や出生時の性別が、ペギーの壁となり牙をむく。 弱き者にこそ味方となるべきものが敵となる社会で、どうしようもなく知識や学問に惹かれてしまうのは、これらが決して自分を裏切らないから。 それが、この物語が今の時代に必要である理由だと思う。」 ーー脚本家・吉田恵里香氏(連続テレビ小説『虎に翼』、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』)  第一次世界大戦下の英国。オックスフォード大学出版局製本所で双子の妹とともに働く女工ペギーは、夜になると工場から密かに持ち帰った不良(ヤレ)本をむさぼるように読み、大学で学ぶことを夢見ていた。だが、労働階級の彼女にとって学問は決して手の届かない高嶺の花だ。  戦争は日に日に激化し、街にベルギー難民が押し寄せ、疫病が流行し、社会は変わっていく。ペギーは、障害のある妹への責任やベルギー負傷兵との恋に悩みながら、大学を目指す――。  世界が恋した豪州発の傑作歴史小説『小さなことばたちの辞書』の姉妹篇が登場。前作同様オックスフォード大学出版局を舞台に、若く貧しい女工の挑戦、戦争と銃後のリアル、そして当時の製本工場を活写した紙の本への愛あふれる珠玉の物語。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    製本工場の女工、双子の姉妹の姉のペギーを主人公にして、憧れの女子大学に行く夢を実現するまでを描く。女性参政権運動を皮切りに男達による搾取や支配、そして何より残虐な戦争、ちょっぴり恋愛、いろいろ問題満載の骨太の物語。

    0
    2026年08月22日

    Posted by ブクログ

    最初は、読むのに退屈したけど、読み進めたら、文章が胸にささる、とてもいい本でした。ペギーが、最初は製本工から事務仕事の応募も躊躇っていたのに、最後は、カレッジに入るまで自分を変えていくストーリーがとてもよかったです。グウェンが、物怖じせず、物語を明るくしていていいキャラクターでした。
    女性が学位をとることを、守衛に感謝しなくちゃと言われるが、私は、感謝はふさわしい言葉じゃない気がしたという一文がとても好きです。p528
    モードは、言葉が不自由で繰り返すことでしか自分の意見を言うことができないという設定も、文章が読者に染み込む効果を高めていると思う。なぜなら、言葉が不自由なのに表現が豊かで的確だから。

    好きなシーン
    抜き出して見たら、"わたしたち"を"私たち"にせずに、ひらがなで表記する、"一つ一つ"を"一つひとつと"と表記するなど、小説を柔らかいトーンにするのに一役買ってるのだなと思いました。

    p225
    沈黙を埋めるため、あるいは暇つぶしのために人は、話す。
    ことばを巧みに操り、際限もなくさまざまに組み合わせることはできても、大多数の人間は、本当に思っていることわなかなかうまく言い表せない。一つひとつの語句がそれ以外に理解しようがないたった一つの意味になるまで。会話を分解していく。

    p242
    「綺麗なだけが、花の取り柄だもの」わたしは言った。
    「あなたは花じゃなくってよかったね」

    p385
    昔から、恋に傷つくのは自分の胸だと思ってきた。女だから、恋に支配されてしまうのだと。小説や詩の中で、何度も何度も読んできたことだ。でもその小さな嘘(主人公が自分がどうしたいか分かっているのに分からないといったこと)は、破れたのはバスティアンの胸だった。わたしは、それが破れるのを見、彼の痛みを自分の胸に感じた。

    無意識に読んでいるもの、それを当たり前だと考えないこと、当たり前かどうか気がつくことが、大事だと思った。

    p390
    "変化を、求める共通の願いによって結ばれた女性たち"(姉妹たち)。そうだ。生まれつき持っていないものを欲しいと願うのは、わたしひとりじゃない。

    このシーンは、とてもいいシーンでした。
    ペギー(主人公)が、自分の意思をはっきり示すところ。立ちはだかるのが、女性で、周りの男性が冷やかして見ているのが、風刺ですね。

    p395
    どれもみんな同じだと思った。
    どの一冊もひとたび読まれれば、それぞれ違う箇所で自然と開くようになる。わたしは気づいた。どの一冊もひとたび読まれれば、ほんの少しだけ違う物語を語ることになるのだ、と。
    ミスガーネル(司書)との再会のところ

    p420
    「わたしたち女性を説明するために使われることばは、わたしたちの社会における価値を定義するの。そして。社会にどう貢献するかを、決めるのよ。」「わたしたちについてどんな感情を持つべきか、どう判断を下すべきか人々に指示するものでもある」

    ペギーがギリシャ語を読める意味について、ミスガーネルと話すシーン

    0
    2026年02月28日

    Posted by ブクログ

    前作がとても好きだったので、エズメを取り巻く人たちに再び出会えて嬉しかった。

    半分過ぎたあたりから、何度も涙を堪えながら読んだ。素晴らしい言葉たちで溢れていた。

    モードの選び取る言葉はいつも真実を射抜いていて、ペギーの飲み込んだ言葉たちを、モードの振る舞いを通して感じとれて、泣けて堪らなかった。

    ペギーを押し上げていく、”sister”たちも、それぞれよい。

    0
    2026年01月13日

    Posted by ブクログ

    苦しく辛く、とても幸せで光に満ちた旅でした。
    途中何度も「冬に読むには苦しい」とページを閉じて、でもやっぱりペギーが、モードが、気になって仕方なく、泣きそうになりながら、もう一度、と手に取ったのでした。
    私は双子なので、ペギーのモードを想う気持ちが痛いほど分かったり、一緒に眠ったことを思い出したり、ペギーの知に対する欲望に、現代女性の幸福に心から感謝したり、守るべき立場としての喜びや苦しみを手にとるように感じたり。
    何よりも今につながる小さくはかない命を愛おしく思います。心を動かされました。泣いてしまう。

    じっくり丁寧に読みました。
    とても、とても、良かった。
    絶対に買って私の本棚に置きたい。

    0
    2026年01月05日

    Posted by ブクログ

    第一次世界大戦下のイギリス、オックスフォードの製本所で働く女性ペギーが地位を超えて大学を目指すお話。障害を持つ妹、戦争の影響、女性の権利の低さ。ペギーが卑屈すぎると何度も感じたけれど、それは今までペギーが受けてきた視線や言葉や待遇の裏返し。普段は日本の小説を好んで読んでいるけれど海外の小説はやはり世界が広いなー。これからもぼちぼち読んでいこうと思う。

    0
    2025年05月03日

    Posted by ブクログ

    小さなことばたちの辞書が素晴らしかったので、姉妹本とされるこちらの本も手に取りました

    女性差別が酷かったこの時代
    今では当たり前にある権利は、こういった女性差別に苦しんできた人たちが勝ち取ってきたものなのだと思うと、大切にしなければならないと思います

    また、この本からは諦めない心も学べる

    本を読むということは、楽しみもあるけれど、学びの一面もある
    全ての本が好きな人たちに、読んでみてもらいたいと思います

    0
    2025年05月02日

    Posted by ブクログ

    2026.6 前作同様 相変わらず読みにくいし真面目な本ですが、心をとらえて離さない小説でした。エズメの名前もちょっと出てきたし。

    0
    2026年06月18日

    Posted by ブクログ

    20世紀初めのイングランド製本職員である。ペギーと妹モード。そして母の友人であるティルダ。社会がガウン(大学)とタウン(庶民)とに分かれていた時代、製本職人のペギーが、不良品の本を集めて学んでいる。

    女性たちの言葉
    “辞書に入れてもらえない言葉がある”

    自分の許された以上の何者かになりたいと言う憧れで頭をいっぱいにした彼女の姿が胸に浮かんだ。

    Sisters
    共通の経験、政治的目標、変化の願望によって結ばれた有名無名の女性たち  ティルダ・テイラー、1906年。

    戦争により、傷ついたベルギーの兵士たちを看護するペギー。一緒に看護の仕事についた上流階級の娘、グエン、彼女との友情の物語から、この時期の欧州における社会階層及びヨーロッパとの関係性について改めて学ぶことができた。

    扉にあった広告「虎と翼」の脚本家、吉田エリカ氏の文章に惹かれて読んだ。

    但し長い

    0
    2026年06月04日

    Posted by ブクログ

    ピップ・ウィリアムズ『ジェリコの製本職人』小学館を読む。印刷・出版業は面白いのだ。今回はオックスフォード大学出版局の製本所女工の物語。妹は言葉が不自由だと思っていたのが、突如として理解される場面がある。「まるでプリズムが光を濾すように会話を濾す。一つひとつの語句が、それ以外に理解しようもないたった一つの意味になるまで、会話を分解していく」ことに気づく。妹は自分の言葉で文を作るのは苦手でも、繰り返す言葉は選んで使っているのだ。感動的な場面がところどころでキラッと光る。ケアあり愛あり学問あり、さらにオックスフォードへの羨望を満たす街の描写ありなのだ。

    0
    2026年03月22日

    Posted by ブクログ

    550ページ久しぶりに手強かったけど面白い。ちょっとした英国ドラマ観ている気分。身分差厳しい英国で、庶民で女で父は無し、母死亡。障害ある妹ありは八方塞がりだけど、本人のやる気と周りの協力で、道は拓けたね。

    0
    2026年03月17日

ジェリコの製本職人 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    小さなことばたちの辞書
  • タイトルID
    :
    1218729
  • ページ数
    :
    562ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年11月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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