青井夏海のレビュー一覧
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ミステリーとして、ちゃんと伏線を張り起きている出来事の意味を回収するのはいいです。
その上で見えている表面と裏側の落差にビックリ。
ただこの短編集で描いているのは、人の心。
メンタルを描き、今のあるいは続く親と子を書いている。
見えないものを避けられない時代です。Posted by ブクログ -
私の好きな野球というスポーツとほのぼのミステリという二つの分野を両立させてくれる嬉しい小説である。
選手の名前がわかりやすいが安易なのが残念だが、前述の両方のよさを実感させてくれる。
最後の瞬間、走った朱村選手がどうなったか。。。。それは、想いがつのる。Posted by ブクログ -
加納朋子作品や北村薫作品を彷彿とさせる彼女の作品の原点。ほのぼの風の日常ミステリーだが、そこにプラスアルファとしてプロ野球への愛をこめて書かれている。そのうえ、一見ただの品の良い奥様然としたプロ野球球団オーナー・虹森多佳子の切れ味鋭い推理が魅力。 「虹」という名のつくタイトルの読み切り5作品が収録さ...続きを読むPosted by ブクログ
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2009.2
最初は登場人物にいらついて、途中でやめようかと思った。けれど中盤にさしかかるにつれてどんどん面白くなっていった。ヒデの様子を見ると、続きがあるのかな?
タイトルがとてもきれい。Posted by ブクログ -
とある書評を読んで気になったので購入しました。
パラダイスリーグ(パシフィックリーグではない)の万年最下位球団
東海レインボーズオーナーの多佳子はとてつもない野球音痴。(オーナーなのは亡くなった前オーナーが彼女の夫で、それを彼女が引き継いだのだ。)
いつも場違いなドレスを着ておっとりと野球観戦してい...続きを読むPosted by ブクログ