上坂あゆ美のレビュー一覧

  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    彼女の繊細さと暴力性の共存の仕方が自分や家族と近くて共感しながら読みました。 
    自分の人生に向き合うようになってどうすれば長く楽しく生きられるのだろうと前向きな悩みを持つようになったときにこの本と出会って良かったと思います。
    面白いエピソードもたくさんあって、また読み返したいです。

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    2025年11月03日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    変わった家族でしかもその中で本人は浮いているわ、社会に馴染めないわで辛い内容であるのに、子供の頃から客観性がしっかりあって読んでいて笑ってしまう面白さがある。
    そして、単に面白いだけで無く、端々に共感できるところがあって、ほっと安心させてくれる。
    穂村弘さんとつながっているようで、似たものを感じる。

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    2025年10月26日
  • 友達じゃないかもしれない

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    今年読んだ本で1番入り込んだかも。
    でもまだ消化できないくらい。2人の対話が鋭くて深くて、思わず自分にまで突き刺さっちゃった。

    こういう女性同士の対話って、尊重がベースで(おふたりもそれはもうお互いを尊重し気遣いつつぶつかっているのだが)柔い会話になりがちな印象があったけど、ヒリつく往復書簡。

    この熱量で続けるのはしんどいかもしれないけど、どうか続編を。。。!!!

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    2025年10月20日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    上坂さんのありのままのエピソードが大変好きでした
    1番は『自分がされて嫌なことは人にしない』を信じていた話が…めっちゃ共感でした

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    2025年09月21日
  • 友達じゃないかもしれない

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    これから始まるのはそんな甘いもんじゃないよ?と紙面上でゴングが鳴り、ふいうちでガツンと殴られた気がした。私はただの読み手、だけど確実にダメージをくらっている。言葉ってこんな真っ直ぐに突き刺さるのね、、、恐ろしくて最高でした!

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    2025年08月06日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    30歳前後の若い歌人のエッセイと歌、だったのだ、この本。
    少女時代の、家族や友達を呪うような文章がのっけから出てきて、
    そしてそれが妙に面白かった。
    途中目次のようにみそひともじが一ページの真ん中にどーんとでてきて、、
    エッセイひと塊を総括する歌と、途中で気づく。

    やんちゃな両親と姉に囲まれ育った彼女は、
    そのエネルギーを歌に向けた、ってことなのかな。

    なんだかよくわからないけど、おそらく自分の娘と同世代の女性のエッセイ、
    何だかエネルギッシュだった。闘ってた。

    以下目次、っていうか、これが各エッセイの総括なのね。

    ほんとうのことがこの世にあるとしてそれは蟻の巣的なかたちだ
    人生でまだ

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    2025年07月16日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    ネタバレ

    地獄を描いた希望の書

    はじめて読む上坂さん
    どんな人に影響を受けてどうやって生きてきたか、それが全てわかるエッセイ 周りに登場する人物たちが与えたものや言葉がいかにして上坂さんという人間を作っているか、ということを思い知った 他者は自分の媒介者と言うけれど、それが体現されている気がする
    あともくじのデザインが良い タイトルも短歌になってるのかな?

    「大体の人間は、25歳でようやく人間に成るのではないか」にすごく共感した
    わたしもずっと自分のこと人間になりかけだと思っているし、なにができてなにができないのか、わたしはどう考えてどう行動するのか自分のこと全然わかっていない 今まで限界だと思って

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    2025年07月13日
  • 友達じゃないかもしれない

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    ネタバレ

    全く同質じゃないふたりの交換日記を読みながら最近の人間関係を重ねたり、ここ数年知人達にフェミニズムが全然賛同を得られなかった時の悔しさとそれによる失敗の数々や身近な友人との会話で感じていたわからないを思い出した

    わりと長い年数をなんとなく摩擦が起きずらくする処世術でやりすごして来た身としては、居心地が悪い本だったし、2人の書いてる事が腹落ちしなかったりして、心から楽しめたのか?と言われれば、たぶん違いますね。と答えると思うが良い意味でもそうでない意味でも引っ掛かりというかチクチクする刺さりがたくさん感じられたし、何よりここが降りるべき駅だとわかっているのに読む事を止められず数駅先まで行って戻

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    2025年06月20日
  • 友達じゃないかもしれない

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    ネタバレ

    ・人間が一番恐ろしいのは、自分や他人を、どこのボックスに入れていいかわからない状態なのだと思う。〜そうやって雑なラベリングによる仕分けをすることで、誰もが安心したいのです。だけどそれは、難易度が低い生き方です。ほんとうは世界は二元論ではない。〜世界が二種類に分けられるわけがなく、本当は、そういう二つの事象の間に、数百、数千、無限通りのケースがある。それをたったの二つに分けて安心したがるのは、それこそ加害性を多分に孕んだ行為です。

    ・楽しんでつくっている人に、頑張ってつくっている人は敵わない

    ・人生には「can」なことと「can’t stop」なことがあり、収入に結びつきやすかったり、人から

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    2025年06月01日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    大好きだ。
    って思ったけど、大好きだって表現は
    なんかちょっと違うなっても思った。

    でもいいや、この本が私は大好きだ。
    ポッドキャストも聴いてみようと思う。

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    2025年05月21日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    装丁が美しく手に取った本で、初めて知った作家さんだったが、もう心底好きだ。

    とても風変わりで芯があって優しい素敵な人。
    もう夢中です。夢中で読みました。
    次作も夢中で待ってます。

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    2025年03月21日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    こじんまりした雰囲気の良い町の本屋さんでタイトルに惹かれて購入。 はちゃめちゃ家族(あっけらかんと書かれているので、笑って読めちゃうんだけど、結構なクズ度合いw)や、周囲の人々について書かれたパワフルエッセイ。
    期せずして泣いてしまった文を添えます。
    『彼女が私の母ではなくて、その辺の飲み屋で会った人だったとしても、私は彼女のことがきっと好きだ。』

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    2025年03月19日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    歌集が凄く好みだったのでエッセイも読んでみた。やはり上坂さんの言葉選びや物事の捉え方が凄くしっくりくる。これを書いた人と話がしてみたいと思うくらいに。

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    2025年03月05日
  • 友達じゃないかもしれない

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    双方の分析力とそれらを言語化、文章化できる能力の高さにまず脱帽する。そして、このやり取りをしてしまったら、たしかに友達じゃないかもしれない、という踏み込んだ応酬の数々。わりとサクッと読めるが、自分ごとに落とし込んで読み込もうとする、時間も体力も必要になってくる1冊だと思った。

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    2025年11月15日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    読むと元気や力が湧いてきてまだ世界は捨てたもんじゃねえなと思える本。どのエピソードも良い、美容に凝るみおちゃんの綺麗な眉毛は教師に怒られても「校則と信念は別だから」は震える。そんな中坊いるんかいな!約束しなくてもいつでも遊べて新しい発見のあるニンテンドー64時代。野球でスピードガンがないのにストップウォッチと速さ距離時間の算数の公式で投げる球の速度を測ろうとしていた時代が俺にもあった。
    ロシア産鮭とアメリカ産イクラでも丼さえあれば親子になれる、とか短歌も素晴らしい。短歌も前後のエピソード両方にかかっていたり。

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    2025年11月11日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    こんなにも、
    まっすぐな文章で綴られた
    エッセイはなかなかないのでは…!

    読みながら、
    ハラハラしたり
    軽〜く引いたり笑

    でも妙に共感したり
    納得できちゃうところもあって

    読みだしたら止まらない。

    最後のほうにある
    『フルーツに生まれ変わるなら
    何になりたいか』というお話で

    何の話題なの…
    と思いきや、
    ここに人間の本性が現れるのか〜!

    不思議な説得感のある一冊でした。

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    2025年10月25日
  • 友達じゃないかもしれない

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    ネタバレ

    自分のことを、相手のことを、ここまで細かく言語化できるってことは普段からそれだけ色々なことを感じて考えてるってことなんだろうなと思う。
    感覚と擬音語擬態語で済ませてしまう自分には難しいところも多かったけど、お2人のやり取りの行方をちょっとハラハラ(それは…言い過ぎでは?とか)しながら読みました。
    読みながらずっとうっすらもやりと思ってたことが、ひらりささんの " だって、負け戦では?" で決壊、あぁそれだーーーーと頭を抱えました。
    自分を出し、相手を知ることで刺し違えることも厭わない覚悟を感じた、初めて読むタイプの往復書簡でした。

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    2025年09月29日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    初めて自分の真ん中にある燻った感情を他人と共有できた気がした。
    自分の中にいた子供の自分がちゃんと成仏した気分というか(笑)
    最初の一文からずっと共感で胸が苦しかったから、ティマ君の章は少し泣いてしまった。
    一度読んだ本は手元に置いておかないタイプの人間ですが、これは大事に取っておこうと思う。

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    2025年09月17日
  • 友達じゃないかもしれない

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    【友達】ってなんだろう。

    友達じゃないかもしれない、ひらりささんと上坂さんは、互いに心の内を往復書簡としてしたためる。
    それはさながら本気のボクシング、いや、異種格闘戦のようで、ほんとに人と人とが対話するということは、どこか格闘技めいてくるのかもしれない。
    途中に挟まれる短歌がまた、意味深く輝いている。

    ひらりささんは文筆家で、エッセイを書いていて、別名で短歌も発表している。劇団雌猫というユニットでオタク活動も。
    上坂あゆ美さんは人気歌人で、エッセイも書いていて、ポットキャストや演劇、スナックのママと、いろんな方面で才能を発揮。

    対話型AIのようなひらりささんと、自分自身を怪物という上坂

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    2025年09月17日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    めちゃくちゃ共感した。そういう本じゃないのかもしれないけど。
    私も好きなように生きてていいんだなって思った。

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    2025年09月14日