上坂あゆ美のレビュー一覧

  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    歌人上坂あゆ美さんのエッセイ。とても面白かった。正直、歌集はそこまでピンとこなかったが、エッセイはかなり好みだ。女好きでギャン中のどうしようもない父、メンタルも身体もはちゃめちゃに強い母、陽キャでマイルドヤンキーの姉。癖が非常に強くコミュニケーション強者の家族に囲まれて、内気かつ攻撃的な上坂さんの人生はかなりごたごたしながら進行する。
    親の離婚前に母と家を出て、移り住んだ先が元デリヘル事務所の部屋…などエッセイのエピソードはどれもかなりインパクトがあるが、悲壮感や鬱屈感などはなくあっさりと語られるので笑えてしまうのだ。短歌を読んだ時は父親は性格もなにもかもクズなのだろうという印象だったが、性格

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    2025年08月17日
  • 友達じゃないかもしれない

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    ポッドキャストで聴いている上坂さん。マイルドに書いているけど切れ味ありました。上坂さんとやりとりできるひらりささんにも興味湧いた

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    2025年08月17日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    『友達じゃないかもしれない』を読んだ衝撃から思わず手にした上坂さんのエッセイ。
    家族の中で、自分だけちがう。いや、家族みんな世間とちがう。この最悪な世界に自分を馴らすものか、自分にも言葉にも正直に生き抜く。彼女の信念に圧倒される。

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    2025年08月11日
  • 友達じゃないかもしれない

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    ネタバレ

    人によって価値観や考え方が色々あって新鮮で面白かった。
    私はあゆみさんに似てるところが多くて分かるわ〜て思いながら読んでた。笑
    ひらりささんの一貫性がないところに一貫性があるのは笑った!確かにそういう考え方あったか!みたいな。
    違うところが多い2人、あゆみさんは何故か若干喧嘩腰で(笑)なのになんでもお互い言いたいこといい合えててこういう友達?みたいな知り合いみたいな人いたらいいなと思った。

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    2025年06月19日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    タイトルからして面白そうな雰囲気しかしない。
    同僚が短歌好きで、短歌に少し興味を持っていたときに、なにかの拍子にこの著者のことを知り読んでみた。
    対談イベントで見た時のしっかりした女性という印象とは裏腹に、この本では自我が強かった学生時代ややさぐれた家族環境だったりが赤裸々に書かれてあり、こういう文章を読むたびここまで自分のことを書けるのってすごいなと思ってしまう。

    それでも家庭環境は変われど母に対する想いやつい言いすぎてしまったあとの後悔のようなものは分かるなと共感できることもあり、そうした言語化したくてもできないような心の機微を短い文章の中で研ぎ澄まして表現できる能力や努力に羨ましさも感

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    2025年06月14日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    ほんと人間は失敗して成長していく生き物。
    その失敗を糧にするか、ずるずる引き摺って生きていくかで道は別れていくのかな〜
    深く何も考えないで流れに任せて生きてきた私。
    普通に家族がずっと続くのは普通であるようで、そうでない家族も沢山ある。私もそう。
    それもそれで今が幸せなら良し。
    上坂さんも今が楽しいなら良しでしょう

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    2025年03月28日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    シザーハンズのように周りを傷つけてきた、という表現に共感しながらも、自分の世界を誇張している感は否めない。
    なんだかなぁ。

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    2025年03月23日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    自分の短所をはっきりと明確にあげていて
    綺麗事もなく書かれていて好感が持てた。

    とにかくお父さんがギャンブル好きの、女たらしで子どもたちのお年玉貯金もってフィリピンに女ととんずらしたっていうのが頭に残っている。笑

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    2025年03月17日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    繊細なようで大胆、読めば読むほど上坂あゆ美という人がどんな人間なのか分からなくなるミステリアスな人。

    超絶美形でコミュ力高いご両親とぶっ飛んだお姉様を見てみたくなりました。

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    2025年02月27日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    僕が思っても言わないことを、この人は言ってるしやってる
    本当は思ってもみないことの方が多いんだけど、そう思わせるパワーがある
    もう一回歌集読みたくなった

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    2025年02月04日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    装丁がとても凝っていて手元に置きたくなる。人生まるごとぶつけられている重みがあって、装丁のチャーミングさからは想像できないほどの読み応え。またエッセイ→短歌という流れは新鮮で楽しい。値段は1980円と高かったけどしっかりお値段以上の読後感。

    ・人生はこんなもんだよ 眉毛すら自由に剃れない星でぼくらは

    ・約束しなくても毎日会えて、くだらないことで盛り上がって、美味しいものを一緒に食べて、二人で世界の新発見をし続ける。これが私の思う、二者間の最高で理想の関係である。三十を超えた今でも、本当はああいうことをしていたい。もしかしてこういう日々を永遠にするのが結婚という制度なのかもしれないし(だった

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    2025年01月29日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    リアルなエッセイ
    生々しくて、しっかり人の内側やストーリーが出ていて、
    本当に楽しくヒリヒリしながら読めた。
    上坂あゆ美さんの本はこれからも読んでいきたい。

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    2025年01月26日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    4.5
    ここまでサクサク読めるエッセイは初めてだった
    独特のテンポと語り口調が上坂さんと会話しているみたいで楽しかった
    過去のことや家族のことそのほか様々なことについて確かにと思ったり、そうなのかとか思ったりした
    1つ1つの章の構成が好きで、最後にきちんとオチがあってすごいと思った

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    2025年01月25日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    紙の上で研ぎ澄まされた想いだけが黒く結晶し踊る27時
    そんな話じゃないのに中盤以降は笑いながら気づくと涙腺が決壊しているヤバい本

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    2025年01月23日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    「私は自分にかかった呪いと向き合おうとした。自分が自分らしくいれる状態を目指さそうと決めた。」
    「約束しなくても毎日会えて、くだらないことで盛り上がって、美味しいものを一緒に食べて、二人で世界の新発見をし続ける。」

    言葉のエネルギーを凄く感じた!クスッと笑えるところも多くて楽しく読めるエッセイでした。好きなフルーツからその人の人間性を考える章が面白かったです。世界をドライに捉えてそうで情熱のある感じも素敵!

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    2025年01月14日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    タイトルから滲み出る雰囲気通りのエッセイだった
    『ロシア産鮭とアメリカ産イクラでも丼さえあれば親子になれる(p85)』

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    2025年10月04日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    両親の離婚後苦労した様子などが、自分をつき放した客観的な視点で書かれていてユーモラス。
    ショートエッセイの後に短歌という構成。

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    2025年08月12日
  • 友達じゃないかもしれない

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    ネタバレ

    思ったことを相手にいう、ことをはばかってしまう。「本音」を語ることは勇気もいるし危険も伴う。
    いつからか良識や範疇をこしらえて、「友人」間でも70%もしくは50%程度の本音リミッターをかけている。本音を言い合えることが友達なのか?はさておき、極力恥や衒いもかなぐり捨て、裸で対峙する様はみていて羨ましい。
    この気持ちは正面向かって人と向き合えていない証左となっている。

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    2025年05月31日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    たまたま自分も思っていたことがタイトルになっていたので、初めての作家さんだけど読んでみた。

    小説かと思ったけれど滅多に読まないエッセイで、しかも著者さんは小説家ではなく、歌人だった。

    ご自身の結構ハードな生い立ちを面白おかしく書いていてあっという間に読んだ。


    1つ印象に残ったこと。

    誰と話してもかなり盛り上がる上に、不快にさせない範囲で相手の価値観や真実が分かる(らしい)質問。

    どうやら初対面の人との会話でも使えるっぽく、著者は転職の面接でも使ったらしい。

    それは

    「生まれ変わってフルーツになるとしたら何になりたいですか?」

    著者は歌人の岡本真帆さんに教えてもらった質問だそう

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    2025年03月19日
  • 地球と書いて〈ほし〉って読むな

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    上坂さんの本を読むにあたり、はじめましてがエッセイで良かった
    というのが第一印象
    短歌が最初だときっと背景が想像できない
    エッセイを上坂さんの人となりを知り、初めて短歌を楽しめる気がする
    しかし自分に正直で波瀾万丈な方だなあ
    負けず嫌いなところは共感できる
    上坂さんのこれから出される本が楽しみです

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    2025年01月10日