高橋宏幸のレビュー一覧

  • カエサル 内乱記

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    ガリア戦記後の対ポンペイウス戦の記録。
    カエサルらしく、簡潔な文章で記載されている。
    これを読むと、戦争(戦闘)とは政治の一手段に過ぎないことがよく分かる。
    権力闘争による権力の掌握と政敵からの防衛(結果として政敵の追い落としになるが)が目的であり、その達成のために最終的に戦争/戦闘に頼ることになっているが、敵が同じローマ市民であることもあり、勝つにしてもその後を見据えた勝ち方を慎重に考えていることがよく分かる。

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    2026年05月01日
  • 書簡詩

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    (若い女よ)将来を思い煩うな。遠い先までの希望を抱くな。占星術にお伺いを立てるな。それよりも、今日という日を摘み取れ(carpe diem)。花を摘み、葡萄を摘み取るように▼心を統治せよ。若いうちによりよいことに馴染め。新しい(若い)うちに染み付いた香りは瓶から消えない。あなたはのんびり行くか。力強く先を行くか。私はのろい人を待たないし、先を行く人は追いかけない。第二歌▼大いなる苦労なしに、人生は人間に何も与えない▼徳を求めすぎると、賢い人も狂人と呼ばれ、正しい人も不正の人と呼ばれる(1-6-15)▼欲望を抱く人は恐怖を抱く。恐怖とともに生きる人は決して自由になれない。第十六歌▼渇きに喉が焼けるとき、まさか君は黄金のカップ(で水を飲むこと)を所望しないだろう▼絵。近づいて立った時のほうが心を捉える絵もあれば、離れて見た時のほうがよい絵もある。暗い場所を好む絵もあれば、明るい光のもとで見られることを欲する絵もある。一度で気に入る絵もあれば、重ねて10度見たあとで気に入る絵もある。詩も同様である▼創作。今日という日を摘み取れ(carpe diem)、よく知られた語(「日」や「摘み取る」)を巧妙に組み合わせることで、新鮮さが生まれ、優れた表現になる。語を結びつける際に細心の注意を払え▼努めて簡潔さを求めると曖昧になる▼作品づくりは始めた時点で半分完成している▼分別の心に、わずかな愚かしさを交ぜよ▼ 一度発せられた言葉は取返しがたい▼征服されたギリシアが、野蛮な征服者(ローマ)をとりこにした。ローマ文化はギリシア文化の模倣にすぎない。ホラティウスHorace『書簡詩』 ※ローマ人

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    アエネイス。トロイア戦争でギリシア軍に敗れたトロイア側の武将。トロイアが滅亡してしまったため、各地を放浪の末、新天地イタリア半島に上陸、ラテン人の王の娘と結婚。その後、アエネイスの子孫ロムルスがローマを建国。ウェルギリウスVirgil『アエネイス』

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    許されたことに魅力はない。許されないことが欲望を掻き立てる。オウィディウスOvid『恋愛詩』

    威厳と恋は融合しない。また、どちらも永く持続しない。オウィディウスOvid『恋の技法』

    ゼウスが若い女イオと浮気。ゼウスの妻ヘラに浮気を疑われる。浮気をごまかすため、ゼウスはイオを白い牛に変えてしまう。オウィディウスOvid『転身譜/変身物語』
    ※cf. カフカ『変身』
    ※ヤヌス。前と後ろ反対向きの二つの顔をもつ神。入り口(始まり)の神。Janus。始まりの月January語源。

    もし一年を通して太陽の日と雲の日とを数えてみれば、晴れた日の方が多かったということが分かるだろう。オウィディウスOvid『悲しみの歌』

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    ※前27 アウグストゥス(オクタウィアヌス)時代

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    2023年05月04日
  • ヘーローイデス

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    21編の手紙.その背景を知っていればそれぞれが一つの物語となっている.章の始めに紹介があり文中にも注釈があってとても分かりやすい.

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    2020年04月13日
  • 書簡詩

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    carpe diemの元文章があると思ったらなかった。
    名言だらけというわけではないが、当時の人の考え方が垣間見得て面白い。

    後半に詩論が入っておりそれはもはや名言集

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    2026年09月22日
  • 書簡詩

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    ネタバレ

    ホラーティウスは名前だけ聞いた事がある詩人。時代的にどことかも知らなかったので巻末についている付録や解説で色々知れて良かった。詩の中にでてくる言葉で人間の欲望や感情についての部分はギリシアの詩とかを読んでも感じるけど、現代の人間とあまり変わらないんだな~。

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    2026年09月12日
  • カエサル ガリア戦記

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    カエサル本人が書いたため、常にローマに大義がある書き方に注意。しかし臨場感のある戦いと、ここぞという場面でほとばしるセリフは読み物として大変に楽しく、カエサルという人物が好きになった1冊でした。第5巻 44章のプッローとウォレーヌスの1場面は目頭が熱くなりました。上に立つものの生き様はカッコイイですね。

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    2026年03月12日
  • カエサル ガリア戦記

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    カエサル率いるローマ軍のガリア遠征を、カエサル自ら記録した歴史書。体調が悪く流し読みになってしまったのと、人名や地名が多すぎて覚えられないのとでよくわからないまま読み終わってしまった。キケローの名前が出てきたときはおお!あのキケロー!と盛り上がったけど…。
    しかし、カエサルの脚色もあるのだろうけど、蛮族の振る舞いは蛮族という感じ
    で勝っても勝っても蛮族たちに裏切られ、あちこちで徒党を組まれてまた戦争になるというありさまで終わりの見えなさに驚いた。こんな世界では、武力で圧倒することだけが正義なんだなあ。そんな中で勝ち続けるカエサルは本当にすごかったのだと当たり前のことながらしみじみと感じた。

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    2026年02月17日