季邑えりのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
表情が良い
幼なじみモノ。
ヒロインは父親の命により侯爵家へ嫁入りしたものの、事情があって侯爵とは白い結婚だった。
そのまま侯爵は流行り病で他界してしまい、身綺麗なまま未亡人となったヒロインだが、王命で王子の閨指南係に任命されてしまう。
その書状を持って来たのはヒロインが長年片想いをしていた幼なじみの文官で、ヒロインは侯爵との白い結婚がバレない様にしつつもヒーローに“らぶエッチ”を教えて欲しいとお願いする。
実は幼なじみのヒーローもずっとヒロインの事を想っており、その申し出を受け、ヒーローによるらぶエッチ指南が始まる。
かつてヒロインの父親の思惑により引き裂かれた形になった二人だったが、お互いにずっと相手 -
ネタバレ 購入済み
王道だが良かった。
あらすじを読んで、珍しくて面白そうと思ったが展開は王道だった。誘拐事件の話が出た時から公爵令嬢の代わりにヒロインが誘拐されるんだろうと予想できたしヒロインが眠っている間にヒーローにアレコレされて自分もヒーローの陰部を触ったり目を開けて話をしたりしているのにそれでも夢だと思うのは不自然だと思う。そして何故かヒロインが魔法が使える設定が突然出てきて、ぬいぐるみを本物の狼に変えることが出来たと思い込む展開や囮計画に魔法を使う事にはイラッともした。でもこの話で良かった点は、流行りの王子の婚約破棄宣言で相手が同棲だと告げ、ヒーローが同性愛者だとヒロインが勘違いするというのが珍しく、番に出会う前だし愛はな
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Posted by ブクログ
ネタバレ結婚を焦るアラサー女子・沙織と、天才的な頭脳を持つけれど極度の人付き合い下手な数学者・三枝准教授。
最初は“29歳までに結婚できなければ田舎に帰らされる”という焦りから始まった恋の駆け引きが、気づけばお互いの人生を大きく変えていく。
偶然のようで必然だった出会いと、数学的なロジックでは説明できない「好き」という感情の不思議さが、軽妙な会話と濃密な描写で描かれる大人のラブストーリー。
読み始めは軽妙なエロコメ風で、「破れ鍋に綴じ蓋」な二人のやり取りにクスッと笑わされるけれど、進むにつれて二人の抱える孤独や、愛の形に対する価値観の違いが浮き彫りになっていく。
特にヒーロー・三枝の“賢者タイム中に