坂上香のレビュー一覧

  • シリーズ「あいだで考える」 根っからの悪人っているの? 被害と加害のあいだ
    根っからの悪人っているの?: 被害と加害のあいだ。坂上 香先生の著書。根っからの悪人っているの?きっと誰もが一度は持ったことがある疑問。私は根っからの悪人はいないと信じている。根っからの悪人がいたとしたら根っからの悪人として生まれてしまったら夢も希望もない。自分以外の誰かを根っからの悪人と上から目線...続きを読む
  • シリーズ「あいだで考える」 根っからの悪人っているの? 被害と加害のあいだ
    めちゃくちゃ良かった!
    色んな人がこのシリーズに興味を持って
    自分から手に取ることで、想像力が広がり
    それぞれの思っていることを言語化&話しやすく
    なるんじゃないかと思った。
  • シリーズ「あいだで考える」 根っからの悪人っているの? 被害と加害のあいだ
    あまりの情報量というか、自分が触れてこなかった未知の状況・感情が多すぎてショックが大きかった。いかに自分が何も知らないか、何も考えていなかったかを痛感し、対話に参加した方々の言葉が思慮深くてもう感情がぐるぐるしてしまった。今ここにいるすべての人にバックグラウンドがあり、ヒストリーがあり、理由がある。...続きを読む
  • シリーズ「あいだで考える」 根っからの悪人っているの? 被害と加害のあいだ
    #根っからの悪人っているの
    #坂上香
    #創元社
    気に入った #あいだで考える シリーズです。#プリズンサークル という映画を作成した映画作家がファシリテーターとなり、一般の若者と映画に出ていた少年犯罪の加害者(被害者でもある)と被害者が対話する。居場所と対話。誰にでも必要なものなのだ。
  • プリズン・サークル
    マイノリティ同士が出会い心を開かせ合う経験がそこでは積み重ねられている。

    このような積み重ねが、刑務所のようなところではなかなか行われないだろうがもっとも大切に行われるべきだと思う。刑務所じゃないところでも、心が通う取り組みの場がもっと必要だと思う。

    島根あさひの中のごく一部の人たちが経験し、参...続きを読む
  • シリーズ「あいだで考える」 根っからの悪人っているの? 被害と加害のあいだ
    自分の感情の筋肉を鍛えていくこと、それは自分もまだまだできていないと感じた。
    「自分が今この瞬間に何を感じているか?」という意識が無くなってしまうほど、日々の仕事に追われていたり。それを考えないように、周りに合わせるように半ば強制された学校という教育の場での過去があったり。筋肉を使わない癖が知らない...続きを読む
  • シリーズ「あいだで考える」 根っからの悪人っているの? 被害と加害のあいだ
    映画「プリズン・サークル」を見てから、著者の本をいくつか読んでいますが、このタイトルにある、根っからの悪人っているの?という問いかけが常にあるような気がします。その答えは対話から導かれること、個別性があり、各人がその答えを考えるよう問われているように感じました。言葉は優しいですが、内容は決して優しく...続きを読む
  • シリーズ「あいだで考える」 根っからの悪人っているの? 被害と加害のあいだ
    映画プリズンサークルを見ました。
    映画に出てくる元受刑者と青少年との対話等が中心です。佐賀バスジャック被害者の方との対話もあります。
    心に響く、考えさせられる内容でした。
    大切な本になりました。
  • シリーズ「あいだで考える」 根っからの悪人っているの? 被害と加害のあいだ
    この本、とっても面白かったです!
    10代など若い子向けの本を、親世代の私が読んでも、非常に感銘を受けたので、若い子が読んだら、きっと世界が変わるんじゃないかなと思います。

    私も日頃から、悲しいニュースなどを見て、加害者の肩を持つわけじゃないけど、可哀想だな…こんな事件を起こす前に誰か気づいてあげら...続きを読む
  • シリーズ「あいだで考える」 根っからの悪人っているの? 被害と加害のあいだ
    自分が今まで関わったことのない人の話を聞けることがかなり新鮮だった。そして対話している4人が悩みながらも自分の言葉で言語化していくのを見て、「わからない」の一言で済まさずに思ったことだけでも言葉にしていくことの大切さを感じた。修復的司法という考え方を初めて聞いたが、確かに大切な考え方だと思う。もう少...続きを読む
  • プリズン・サークル
    色々あり、この本や映画や刑務所の存在を知り読む。
    書き方も入ってきやすく一日で読破。
    映画は今後みる予定があり楽しみ。

    ドキュメンタリー、受刑者たちの生々しい過去や凄絶な体験が綴られる。

    誤った学習により自己防衛の知識技術を身に付けてきた受刑者たち
    自分を守るのは自分しかいない、自分を守らなけれ...続きを読む
  • プリズン・サークル
    衝撃的だ。犯罪者といえば忌むべき恐ろしい存在で厳しい懲罰と管理が必要だ、というのが固定観念だったことに驚かされる。本書を読むと、刑務所に収容されている受刑者こそ、世代間連鎖の被害者であり、社会的弱者であり、刑務官、弁護士、社会常識のほうが冷酷で無慈悲な悪だと感じ、映画の主人公たちに感情移入し、エール...続きを読む
  • プリズン・サークル
    映画を観てから読んだが、映画にはなかった性加害の話もあり、難しい問題だと改めて思った。

    映画にも出てくる主人公らは、加害の前に多くの被害を受けていて、加害者になってしまったのは社会の責任も大きいと感じた。更生施設が、更生のための機能を果たしてくれないと…と改めて感じた。
  • プリズン・サークル
    語ることで自分の感情を認識することを感識。それを理解出来ないことを感盲。自分の子供の頃から今までTCの様に他人と語り合って自分の感情を知るということをどれだけしただろうか?
    親からの虐待、友人からのいじめ等が被害者の感情を押し潰し、あろうことかその辛い経験を自己防衛から自分の経験から抹消するも、その...続きを読む
  • プリズン・サークル
    7/22
    今日読み始めたばかり。プロローグ終わって一章駆け出しのところ。まずはじめの問い「傍観者とは?」
    私は「この人に対しては私は傍観者」「でもこの人はnot傍観者」のように人によって使い分けていると思った。例えば電車の中で見るマナーの悪い人、傘の持ち方が悪い人、そんな人にいちいち立ち止まって声か...続きを読む
  • プリズン・サークル
    表題作の映画が公開されたらしいことは何となく知っていた。今年になって本書が刊行されて、ああ『ライファーズ』の坂上さんか、と気づき読んでみることに。(『ライファーズ』を読んだのは4、5年前かなあ、と思いながら本棚を検索したら…もう10年近くも前だった!びっくり。最近、時間の感覚が実際より短いことが多く...続きを読む
  • プリズン・サークル
    「サンクチュアリ」
    「自己開示」
    「対話」
    「自己責任」
    「厳罰化」
    「加害者と被害者」
    「理念と現実」

    自己開示なんて、僕にはとても難しい話。だけど、どこかでそれを求めている自分もいる。ネットの世界では、自分の考えていることを「本音のように」話すことはそれほど難しくなくできるのだろうけど、現実に...続きを読む
  • プリズン・サークル
    怒涛の5冊買いの3冊目は、プリズン・サークルです。
    私たちもまた、泣いているあの子を見捨てた加害者のひとりではなかったか?人はひとりでは罪に向き合えないのです。
    埋もれていた自身の傷に言葉を与えようとする瞬間、償いとは何かを突きつける仲間の一言。圧巻のノンフィクションです。
  • プリズン・サークル
    2008年に「新しい刑務所」として開所された「島根あさひ社会復帰促進センター」で行われているTC(回復共同体)という更生プログラム。それは、受刑者同士が互いの話に耳を傾け本音で話し合いながら罪と向き合う。
    日本で初めて刑務所内での長期撮影を行った模様が映画化された『プリズン・サークル』(坂上香監督)...続きを読む
  • シリーズ「あいだで考える」 根っからの悪人っているの? 被害と加害のあいだ
    著者がファシリテーターとなり、4人の学生とそれぞれ別の事件に関わった加害者(刑余者)、被害者を交え、対話していく。
    学生達の言葉が皆聡明で素晴らしいなと思った。計5回の対話の中で湧き上がる意見や感情はリアルで、学生達の最後の質問への返答からその交流の場がとても有意義なものだったと伺える。立場や考えの...続きを読む