坂上香の作品一覧
「坂上香」の「ジャーニー・オブ・ホープ 被害者遺族と死刑囚家族の回復への旅」「根っからの悪人っているの?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
自分を感じる力、それを言葉にする力、そしてそれを否定されずに安心して聞いてもらえる場の大切さ。
ここに出てくる人達は力を持っていなかったのではなく、その力を使うと辛いので無意識のうちに封印した。
自分の気持ちをつかみ、適した言葉で表現し、それを否定されずに受け止めて理解してもらう。シンパシーではなく、エンパシーの力。単純な様で難しいことだが、後天的に獲得できることは本書が証明している。
日本の教育では、チクチク言葉などの否定的な負の感情を表出することは否定的に扱われる。なので、そういった負の感情を抱くこと自体に自責の念を抱くようになることも少なくない。怒りの底には、寂しさなどの傷が隠れている。こういった感情を自覚せずに放置すると後にさまざまな悪影響が起こりうる。自身の気持ちを掴み、相手に伝えて受け止めてもらう。そして相手にも感情があることを理解し、それを聞き入れる。日本の教育に取り入れる必要があるものだと思う。一方で、現在、多くの場で行われている形だけの反省の言葉、反省文は、何の意味もなく、むしろ害悪ですらあるのではないかと思った。
Posted by ブクログ
文句なしに今年のベスト1です。
島根あさひ社会復帰センターでTC (Therapeutic Community), 回復共同体)というグループトークで人間性を回復していく様は感動ものです。
幼少期から食べ物も与えられず意味なく殴られ続けた人達の多いこと!
犯罪を犯しても「別に」としか言えない状態になったのは育つ環境のせいだとはっきり分かります。
幼児期や小学校時代に子どもたちを虐待から救っていたら犯罪者にはならなかったのに!
罪を犯しても平気な人たちもグループトークを繰り返すことで徐々に感情を取り戻し人間になっていくことが可能なんですね!
刑務所や保護施設の人だけでなく、子どもを扱う全ての施設の人に読んでもらいたいです。
Posted by ブクログ
まだ半分だが、涙無くしては読めません…
ひとは、変われる。
もともとは優しい子でも、こんな扱われ方をしたら、
堪らないだろう、道を外してしまうのもやむを得ない…
子どもであろうが、また、おとなであろうが、
ひと同士、きちんと向き合い、辛いことがあれば、
何か具体的なことや、救いは出来ないとしても(必要なお金をあげたり、とか、病気を治したり、といったことは出来ないとしても)、ちゃんと聴いて、共感する、寄り添う、ということが、いかに大事か!とあらためて思わされる。
「有難う」、語ってくれたことに、心底、そう思います。
2026/08/11(火・祝日) 読み終わりました。
毛利さんのように、ご自身が情熱を持って取り組まれること、その熱が、自然と伝播するような環境ならば、この仕組みは犯罪を犯してしまったかたの更生に役立つのかもしれない、と思った。
これを広めて、汎用的にすることは、難しいのだろうと思うし、なぜ、それが難しいのだろう?などと、また別の疑問が浮かんできた。
少なくとも言えることは、「(ことばの暴力も含めて)暴力は連鎖する。不遇な環境も、子どもの心身の育成には良くない。だから、子どもたちの育成には、環境を整えてやらねばならないし、暴力を振るってはならない」ということ。
それが、ひいてはより良い社会を形成するための基礎となるのだから。