ジャーニー・オブ・ホープ 被害者遺族と死刑囚家族の回復への旅

ジャーニー・オブ・ホープ 被害者遺族と死刑囚家族の回復への旅

ビジネス・実用
1,573円 (税込)

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4.7

殺人事件の被害者遺族と死刑囚の家族がそれぞれの体験を語り合う旅,「ジャーニー・オブ・ホープ」.娘を殺されたアン,息子が死刑囚となったバーバラ,妻を殺され殺人の容疑をかけられたジョージなど,この旅に参加した人びとの心の葛藤を丹念なインタビューで綴る.単行本刊行後の参加者たちのその後のエピソードも収録.

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波現代文庫
  • タイトル
    :
    ジャーニー・オブ・ホープ 被害者遺族と死刑囚家族の回復への旅
  • タイトルID
    :
    1781234
  • ページ数
    :
    398ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年01月23日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    9MB

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ジャーニー・オブ・ホープ 被害者遺族と死刑囚家族の回復への旅 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    「犯罪を犯す人は、人生のある時点では皆被害者だった」。
    産みの母親がアルコール依存で先天性の精神疾患を抱えて生まれたが、温かい家庭の養子となった。愛情を受けて育てられても、胎児性アルコール症候群は治癒するものでなく、パニックになったときに殺人を犯した男性が特に印象に残った。
    養親は中産階級であるため、有能な弁護士を雇うことができ、仮釈放なしの終身刑に減刑された。
    死刑囚は貧しい家庭の出身、アフリカ系が多数という
    不公正に声をあげる責任があるとの思いが死刑廃止運動への参加を続ける理由である。

    0
    2026年08月19日

    Posted by ブクログ

    死刑囚
    それはどこか通常の犯罪とは一線を画すような
    もう自分の想像を超えてるような
    いわゆる自分とは無関係な世界だと思っていた

    一方で、刑務所の中の人
    万引きや暴行で逮捕された人にはきっとそれなりの背景があるのだろうと想像できて一概に悪人扱いできない思いがあった

    読んでみて思ったことは
    二者の間に確実な線引きなどないということ
    その時の裁判の流れでそうなるかならないかの違いでしかないこと
    そして死刑囚がこんなにもたくさんいることに驚いた

    私たちは死で全て終わらせようとする
    でも、終わらせるのは自分自身であって死そのものではない
    死そのものに意味はあるのだろうか
    遺族は憎しみの対象があっさり息絶えたことを目の前にして今度はその死に方に不満を覚えてもっと苦しんで欲しかったと願う
    死刑はなんの解決になったのだろうか
    殺人を犯してしまったことに対しての報いは死なのだろうか
    自分が何をしてしまったのか深く理解することが何よりも残酷で受け入れ難い苦しみになるのは想像に容易い
    死刑を免れ外に出ることができても、自殺してしまう人がいるのは、理解できることはないだろうか
    でも結局、自分の罪を悔やみ、責めて、死ぬことが終わりだろうか
    問題は残ったままではないか?
    死刑囚のほぼみんなに幼少期の深刻な虐待の経験
    社会から見放された人間の陥る様々な依存症問題
    精神的問題からなる犯罪
    そういったものは個人の死で終わりを迎えるのだろか
    絶対に終わらない。

    この本に出てくる人たちは
    問題を個人にとどめず、構造を見ないことにはよくならない。脱却できないと行動した死刑囚家族と被害者遺族だと思う。想いを馳せずにはいられない。

    そして、あまりにも深く突き刺さるような重たい人生を垣間見て深く沈んでしまうだけでなく
    死刑制度そのものが
    誰でもない無関心であった自分により支えられているものだと知って、その矛先は自分へも返ってくる
    そして死刑という端的にいうと殺人に
    無関心の我々代表として関わる仕事をしている人々
    執行人や立会人や刑務官とかそういう
    背景としてそばにいる人にさえ
    大きな精神障害をきたす行為であるということ
    目から鱗だった

    全部が自分ごとに思えて苦しい
    目を逸らさずに考えなくてはと思った

    0
    2026年05月12日

    Posted by ブクログ

    先日約3年ぶりの死刑執行があり、色々と考えるところがあって積読していた本書を読んだ。
    被害者遺族と死刑囚家族が共に死刑反対を訴えてアメリカ各地を巡る「ジャーニー」の取り組みは日本ではなかなか考えられない。すごい。
    それを見つけて密着取材している筆者もすごい。
    被害者遺族と死刑囚家族それぞれの立場から死刑についてじっくり考えることができた。

    死刑を支える言説というものはいくつかある。
    犯罪の抑止になる
    被害者感情に報いる
    など。
    このうち、「犯罪の抑止になる」ことは全く根拠がないことは明白。死刑になる人たちは死刑になることをわかってやっているのであって望んでいる人すらいる。
    「死刑になるから犯罪を踏みとどまった」人の話なんて聞いたことはなく、死刑に抑止力はない。

    難しいのは被害者感情。
    私が知っている遺族で、加害者を許せていたり交流していたりする人はいない。
    この本に登場する遺族と何が違うのだろうと考えてみると、加害者側の謝罪や反省の有無なのかな、と思った(加害者がわからない未解決事件の遺族もいたが)。
    自分の苦しみや悲しみの原因になった相手に、きちんとそれを受け止める姿勢がある。それが被害者の回復に必要で、加害者がたまたまそれができる相手だったら、被害者は許せることができ、死刑についても反対の立場をとれるようになる。
    そういうことなのではないか。

    私が知っている遺族は、「加害者から反省や謝罪がない」と怒っている人たちばかり。本書のように反省して遺族にアプローチしている加害者はみたことがない(もちろん少ないながらいるのだろうけど)。
    加害者の中にもこうした違いがあるのはどうしてなのだろう?と強く疑問に思う。
    他にも被害者遺族が死刑に反対できる理由について、元々の価値観や「死刑されても楽にならないと気づいた」とか色々あると思うけど、とはいえ加害者側の反省は不可欠だと思う。
    加害者がきちんと罪と向き合い反省できる→被害者の感情が和らぎ、回復につながる、という過程があって初めて「被害者遺族のために死刑は必要」という言説を乗り越えることができるのかなと思った。

    アメリカで死刑執行がお祭り騒ぎになり、被害者とは何の関係もない賛成派が「殺せ!殺せ!」と叫んでいるという描写は、本当におぞましくてゾッとした。
    なぜそんなことができるのか私には全くもって理解できない。



    0
    2025年07月05日

ジャーニー・オブ・ホープ 被害者遺族と死刑囚家族の回復への旅 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波現代文庫
  • タイトル
    :
    ジャーニー・オブ・ホープ 被害者遺族と死刑囚家族の回復への旅
  • タイトルID
    :
    1781234
  • ページ数
    :
    398ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年01月23日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    9MB

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