プリズン・サークル

プリズン・サークル

2,200円 (税込)

11pt

受刑者が互いの体験に耳を傾け,本音で語りあう.そんな更生プログラムをもつ男子刑務所がある.埋もれていた自身の傷に,言葉を与えようとする瞬間.償いとは何かを突きつける仲間の一言.取材期間一〇年超,日本で初めて「塀の中」の長期撮影を実現し,繊細なプロセスを見届けた著者がおくる,圧巻のノンフィクション.

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プリズン・サークル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月21日

    色々あり、この本や映画や刑務所の存在を知り読む。
    書き方も入ってきやすく一日で読破。
    映画は今後みる予定があり楽しみ。

    ドキュメンタリー、受刑者たちの生々しい過去や凄絶な体験が綴られる。

    誤った学習により自己防衛の知識技術を身に付けてきた受刑者たち
    自分を守るのは自分しかいない、自分を守らなけれ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月30日

    映画を観てから読んだが、映画にはなかった性加害の話もあり、難しい問題だと改めて思った。

    映画にも出てくる主人公らは、加害の前に多くの被害を受けていて、加害者になってしまったのは社会の責任も大きいと感じた。更生施設が、更生のための機能を果たしてくれないと…と改めて感じた。

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    Posted by ブクログ 2023年03月30日

    衝撃的だ。犯罪者といえば忌むべき恐ろしい存在で厳しい懲罰と管理が必要だ、というのが固定観念だったことに驚かされる。本書を読むと、刑務所に収容されている受刑者こそ、世代間連鎖の被害者であり、社会的弱者であり、刑務官、弁護士、社会常識のほうが冷酷で無慈悲な悪だと感じ、映画の主人公たちに感情移入し、エール...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月21日

    語ることで自分の感情を認識することを感識。それを理解出来ないことを感盲。自分の子供の頃から今までTCの様に他人と語り合って自分の感情を知るということをどれだけしただろうか?
    親からの虐待、友人からのいじめ等が被害者の感情を押し潰し、あろうことかその辛い経験を自己防衛から自分の経験から抹消するも、その...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月29日

    7/22
    今日読み始めたばかり。プロローグ終わって一章駆け出しのところ。まずはじめの問い「傍観者とは?」
    私は「この人に対しては私は傍観者」「でもこの人はnot傍観者」のように人によって使い分けていると思った。例えば電車の中で見るマナーの悪い人、傘の持ち方が悪い人、そんな人にいちいち立ち止まって声か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月11日

    表題作の映画が公開されたらしいことは何となく知っていた。今年になって本書が刊行されて、ああ『ライファーズ』の坂上さんか、と気づき読んでみることに。(『ライファーズ』を読んだのは4、5年前かなあ、と思いながら本棚を検索したら…もう10年近くも前だった!びっくり。最近、時間の感覚が実際より短いことが多く...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月11日

    「サンクチュアリ」
    「自己開示」
    「対話」
    「自己責任」
    「厳罰化」
    「加害者と被害者」
    「理念と現実」

    自己開示なんて、僕にはとても難しい話。だけど、どこかでそれを求めている自分もいる。ネットの世界では、自分の考えていることを「本音のように」話すことはそれほど難しくなくできるのだろうけど、現実に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月09日

    怒涛の5冊買いの3冊目は、プリズン・サークルです。
    私たちもまた、泣いているあの子を見捨てた加害者のひとりではなかったか?人はひとりでは罪に向き合えないのです。
    埋もれていた自身の傷に言葉を与えようとする瞬間、償いとは何かを突きつける仲間の一言。圧巻のノンフィクションです。

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    Posted by ブクログ 2022年04月01日

    2008年に「新しい刑務所」として開所された「島根あさひ社会復帰促進センター」で行われているTC(回復共同体)という更生プログラム。それは、受刑者同士が互いの話に耳を傾け本音で話し合いながら罪と向き合う。
    日本で初めて刑務所内での長期撮影を行った模様が映画化された『プリズン・サークル』(坂上香監督)...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月07日

    とても面白い。

    もちろん全員ではないが、自分の犯した罪に対して罪悪感がない受刑者って一定数いるんだろうなと思った。
    本書でも「なんで悪いのかわからない」とか「なんで自分ばっかりこんな目に遭わないといけないの」とか言ってる人何人もいて驚いた。

    だって彼らは公判でも反省していますと言ったり反省文書い...続きを読む

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