作品一覧

  • ジャーニー・オブ・ホープ 被害者遺族と死刑囚家族の回復への旅
    4.0
    1巻1,573円 (税込)
    殺人事件の被害者遺族と死刑囚の家族がそれぞれの体験を語り合う旅,「ジャーニー・オブ・ホープ」.娘を殺されたアン,息子が死刑囚となったバーバラ,妻を殺され殺人の容疑をかけられたジョージなど,この旅に参加した人びとの心の葛藤を丹念なインタビューで綴る.単行本刊行後の参加者たちのその後のエピソードも収録.

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  • シリーズ「あいだで考える」 根っからの悪人っているの? 被害と加害のあいだ
    4.2
    1巻1,760円 (税込)
    著者の映画作品『プリズン・サークル』は、日本で1か所だけ、刑務所の中で行われているTC(回復共同体)という対話による更生プログラムを、20代の受刑者4人を中心に2年間記録したドキュメンタリー。本書はこの映画を手がかりに、著者と10代の若者たちがサークル(円座になって自らを語りあう)を行った記録。映画に登場する元受刑者の2人や、犯罪被害の当事者をゲストに迎え「被害と加害のあいだ」をテーマに語りあう。
  • プリズン・サークル
    4.3
    1巻2,200円 (税込)
    受刑者が互いの体験に耳を傾け,本音で語りあう.そんな更生プログラムをもつ男子刑務所がある.埋もれていた自身の傷に,言葉を与えようとする瞬間.償いとは何かを突きつける仲間の一言.取材期間一〇年超,日本で初めて「塀の中」の長期撮影を実現し,繊細なプロセスを見届けた著者がおくる,圧巻のノンフィクション.

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ユーザーレビュー

  • プリズン・サークル

    Posted by ブクログ

    先に映画を見たかったんですが、上映場所が果てしなく遠くて断念!配信もされていないので本で読みました。映画に入り切らなかった細かい所まで描写されているとのこと。
    よく海外映画の刑務所だと凄いうるさいイメージがあって、本書で知ったことは日本の刑務所はものすごく静かだということ。それは行儀がいい人ばかりということではなく、沈黙を強いられているようで、tcでの話し合いは今までの日本では考えられなかったことだと言うのが1番驚きました。
    先日ニュースでもやってましたが、拘禁刑が導入されたように徐々に取り組み方が変わって再犯が少なくなればと思いました。

    0
    2025年11月05日
  • プリズン・サークル

    Posted by ブクログ

    受刑者がどんな児童期を過ごしてきたかという事実が重い。受刑者が本音で自分を語れるようになるまでの更生プログラム。途中で読み進めるのが辛くなったが、読むべき本だった。

    0
    2025年08月25日
  • シリーズ「あいだで考える」 根っからの悪人っているの? 被害と加害のあいだ

    Posted by ブクログ

    対話の可能性を感じる。生育歴の中で隠さざるを得なかった自分自身について、安心して語ることができる場があるか。自分自身と正直に向き合い、自分という存在を捉え直した上で、信頼できる人の前でさらけ出すことができるか。本書だけでなく『プリズン・サークル』(岩波書店)も合わせて読みたい。

    0
    2025年08月17日
  • シリーズ「あいだで考える」 根っからの悪人っているの? 被害と加害のあいだ

    Posted by ブクログ

    加害者と被害者を一人ずつ呼び、中高大学生の有志が全5回の対話をする。
    かなり厳しい現実を話されているのに、柔軟に自分と照らし合わせて理解しようとする学生たちの発する言葉が素晴らしい。
    島根あさひ社会復帰促進センターは、もっと全国に広めるべきではないのか?

    0
    2025年08月12日
  • プリズン・サークル

    Posted by ブクログ

    この物語に出てくる受刑者の“考え方”に近いものを皆持っている。人間の危うさと弱さを強く実感した。そしてその弱さや傷に気づいてあげられる人間になりたいと思った。

    罪を犯した人間の苦しさ、人間的な部分、弱さを知り、世の中では理解されにくい人たちの心に寄り添いたい…
    ただ、「犯罪者」というレッテルを持つ人に嫌悪感を抱く人の気持ちもわかる。しかし、完全に許したり理解できなくとも、耳を傾け『包摂』するべきなのだと思う。

    0
    2025年03月24日

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