ねこぢるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アングラ系に慣れた方ならペラペラ読めましょうが、そうでない方が読めば「この人絶対おかしい」と本を閉じること請け合いの旅行記です。
猫の姿をした筆者と、無精ひげの人間の姿をした旦那さんの素敵なインド旅行。全編マンガです。写真は、カバーの折り目に1枚だけ。
シンプルで可愛らしい絵柄、と思いきや、予想だにしない風景やら人間やら何かやらが次々飛び出します。かなりショッキング。淡々と、いやらしい好意も悪意もなく、見たまま感じたままが描かれており、インドのイメージがすっかり変わってしまいました。
また、本書では「旅行者から見た旅行者」についても描かれています。「だらしない人たち」というのは… -
Posted by ブクログ
「ほんとに人間てどーしよーもない生き物だにゃー」
「にゃー」
「あーわしもホトホトアイソがつきたよ」
感想を書くのを忘れたままだったので再読です。
にゃーことにゃっ太…に、限りなく近いねこ神さまと、貧乏臭い神様がおりなすシュールでブラックユーモアたっぷりな本作。…と言ってみましたが、正直なところを言うなら「ねこぢるうどん」とか「ねこぢるだんご」みたいなシリーズを薄めたような作品です。ノリノリのねこぢるさんではない、ということですな(本人もイヤイヤ描いていたそうですし)。そのため、ねこぢるさんの他作を知っている身からすると物足りないかもしれません。
しかし、ねこぢるらしさは随所に見られます。し