あらすじ
没後20年を記念して、夭逝した天才漫画家ねこぢるの全作品を電子化!
一目見たら決して忘れられないキュートなネコ姉弟「にゃーこ」と「にゃっ太」が帰ってきた。「しっこ、ちっこ、ぴゅー、しゅー♪ アホ、バカ、死ね!!」。可愛いのにザンコク、下品なのに深遠、淡々としながらも超エキセントリック。1990年にデビューし、98年に31歳で死去するまでに描いた全作品を、上下巻1600ページに収めた超永久保存版。ラルク・アン・シェルのhydeをはじめ松尾スズキや中川翔子など多くのクリエイターが熱狂的に支持した、珠玉の作品群が電子書籍として甦る。
下巻では、夫の漫画家・山野一とインド、ネパールを旅した体験を綴った『ぢるぢる旅行記』、神さま修行中のネコ姉弟が大騒動を巻き起こす『ねこ神さま』、しろ太とくろ太が母を求めて旅をする『ねこぢるまんじゅう』、遺作『ガラス窓』、特殊漫画家・根本敬と山野一との特別対談など約800ページを収録。
(下巻の内容)
ねこ神さま/ぢるぢる旅行記/ねこぢるまんじゅう/ぢるぢる昔ばなし/ねこぢるごはん/ぢるぢる見聞録/ねこぢる汁/ねこぢる食堂/ぢるぢるおまけばなし/ぢるぢるねこばなし他
感情タグBEST3
隣接する狂気
ねこぢるのルポを読むと実話を下敷きにしているのに、どこか創作性を感じる。
それは作者自身のキャラクターがフィクションの中で強く生きていたからなのか。
ともすれば差別主義者のようにも見えるねこぢるは一体どんな目線で世界を見つめていたのだろうか。
Posted by ブクログ
一見、ネコの絵がかわいくて、動物系かと思ったが、読んでみると
「エグい・・・。でもオモシロイ」
みんなが思ってても口にしないコトとか、残酷なコトとか、いわゆるタブーっぽいコトとかしれっと書かれてるんだけど、ネコのかわいさで相殺されてるか。
かわいさ・幼児的な残酷さ・超現実なんかが混在してる。
子供が書いてるみたいな内容ではあるが、みょうにシュールな内容だったり、絵も吐きそうな描写(カエル破裂させたり、内臓とかも…)があったりするんで、お子チャマは見ない方がいいかもね
ねこがやっぱり可愛い
ぢるぢる旅行記は、リアルで面白い。ねこぢるがねこなの可愛い。
むかし紙の本で ぢるぢる旅行記 と ねこぢるうどん を買ったのだけど、あまりに良かったので知り合いにオススメして貸したら返ってこなくなった。
ねこぢるさんは死んじゃったし、もうにゃーこやにゃっ太や可愛いねこたちを見れないのかにゃ~とさみしく思っていたところ、、、 ねこぢる大全 ですと?! そんな素晴らしいことになっていたのですか!!と気づき即買い!最高です。なにしろ、ねこの絵がとても可愛い。
知らなかった作品も見れたし、ねこぢるのことを語ってくれた、山野氏と根本氏の対談も良かったし、買って良かった。