オザワミカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミアとフミコの自伝が交互に語られていく
金子文子は実在した人物で自伝や歌集も出していた。その自伝のたぶん最初の方だけを使っているのかなと思われる
唇を噛みながら胸が裂ける文字を追っていた。苦しい境遇それでも希望を信じ生きていこうとする。溶けて沁みていく言葉は人の道を外れた者には届かない。ミアはリリックに、フミコは自伝に想いを載せる。伝わってくる懸命な姿、どうにかどうにか安らげるようにと願いながら、苦しくも希望を忘れたくない物語だった
ラストにウィルの気が抜けるような思いが緊張を和らげてくれてよかった
好きなフレーズ引用
それはここではない世界で 自分が本来いるべき場所っていうか 行ったことも -
Posted by ブクログ
ネタバレ私たちの世界は、ここから始まる
貧困、身分、親ガチャなど。
社会問題についてあらためて考えるきっかけになる1冊。
これらの状況を脱却するには、周囲の支えも必要だ。
今、このようなことで困っている人を見ても、自分は無力だ。
何もできることは思いつかない。
最初は、行政に助けを求めるのが最善の策と思っていた。
しかし、本作を読んでいるとミアと弟が離れることは必ずしもいいことではないと知る。
そのため、対応が難しい事案だなと思った。
カネコフミコの自叙伝。
自身の境遇を重ねながら、ミアは読み進める。
ここに記された言葉が、ミアを支えたように、信じられる何かがある社会であってほしいと切に願 -
Posted by ブクログ
最近重い話ばかり読んでいる気がする
中盤までミアの現状もカネコフミコの自伝も全然救いがなくて結構鬱だったな
正直自分は本当に有難いことにそこまで貧困に対しての想像力が豊かではないから恐らく登場人物達の苦悩を1/10も理解できていないと思うけど、子供が子供を育てるとはどういうことなのか、生活保護とは誰のためにあるのか、母親とはどういう存在であるべきなのか、大人は子供にとってどんな存在であるべきなのかを考えさせられた。
内容としてはジャクリーンウィルソンのタトゥーママに近い気がする
フミコの時代から100年も経ったのに相変わらず救われない子供たちがいる世の中であるという事実には悲しいものがあるが -
Posted by ブクログ
ネタバレ地獄の中で「生きる理由」を掴み取る物語
この物語は、主人公・ミアが金子文子の自伝を読み進めながら、過酷な現実を生き抜く姿を描いた再生の物語である。
ミアと金子文子には、共通点が多い。
共に父親が不在で、母は男性や薬物に依存している。子供時代を子供らしく過ごすことすら許されない、あまりに過酷な環境だ。
食事や住環境といった生存のベースすら危うい中、ミアは幼い弟の世話を一身に背負う「ヤングケアラー」として生きている。今の時代ならソーシャルワーカーに頼る道もあったはずだが、彼女はそれを拒む。助けを求めることは、最愛の弟と引き離されるリスクを意味するからだ。ミアにとって自分自身のことは二の次であり、