オザワミカのレビュー一覧

  • 両手にトカレフ

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    ヨシタケシンスケさんの推薦帯で即購入。

    全世界の子どもに、子どもだった大人たちに、理不尽で受け入れ難い現実というスクリーンにむかって両手でトカレフを撃つ勇気を与えてくれる一冊だった。

    ミアのリリックを昇華させてくれるのがイーヴィでもレイラでもなく、ウィルなのが好きだったので、巻末対談で触れられてて嬉しかった。

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    2024年12月16日
  • 両手にトカレフ

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    イギリスの貧困層の家庭を描いた作品。作者が見てきたリアルをフィクションという形で書いた内容。
    ドラッグに溺れるシングルマザー、弟の面倒を見るヤングケアラーの姉、学校でいじめられている弟。
    読んでいて辛くなる現実が描かれている。
    作中に出てきた物語のもう一つの軸となった金子文子も今作で知ることができたので、読んでみようと思った。

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    2025年05月28日
  • 両手にトカレフ

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    ネタバレ

    「小説でしか描けない子供たちのリアル」…舞台は現代の英国。交互に流れる100年前の日本人”フミコ”の少女時代。その救いのなさに主人公ミアが自らを重ねる。自分には愛情も友情もあり、福祉制度もある。それでも、追い込まれあきらめざるを得ない運命は同じなのだと。登場人物の人間関係は複雑でもなく、展開は入り組んでもいない。淡々と語られるが、起きているのはとんでもない出来事。終盤に訪れるクライマックスに強く心を揺さぶられる。ほっとする結末にしたのは、そうであって欲しい願望に過ぎぬかもしれぬ。物語は終わるが現実は続く。

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    2025年03月16日
  • 両手にトカレフ

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    ネタバレ

    私たちの世界は、ここから始まる

    貧困、身分、親ガチャなど。
    社会問題についてあらためて考えるきっかけになる1冊。

    これらの状況を脱却するには、周囲の支えも必要だ。

    今、このようなことで困っている人を見ても、自分は無力だ。
    何もできることは思いつかない。

    最初は、行政に助けを求めるのが最善の策と思っていた。 
    しかし、本作を読んでいるとミアと弟が離れることは必ずしもいいことではないと知る。
    そのため、対応が難しい事案だなと思った。

    カネコフミコの自叙伝。
    自身の境遇を重ねながら、ミアは読み進める。
    ここに記された言葉が、ミアを支えたように、信じられる何かがある社会であってほしいと切に願

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    2026年03月26日
  • 両手にトカレフ

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    ネタバレ

    "読んでいるほうも無傷ではいられないような、そんな言葉たち。"

    ブレイディさんの生み出す言葉は小説なのにまるでエッセイを読んでいるよう。

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    2026年03月17日
  • 両手にトカレフ

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    貧困について
    自分がどんな家庭に生まれるかなんて選べない、本当に運だよなあ
    私の今の環境をありがたく思う、というのもなんか違うような気がするし何を言っても偽善みたいになりそうだけどこういう現実で生きている人たちがいるってことちゃんと忘れないようにしたい

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    2026年02月25日
  • 両手にトカレフ

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    最近重い話ばかり読んでいる気がする
    中盤までミアの現状もカネコフミコの自伝も全然救いがなくて結構鬱だったな
    正直自分は本当に有難いことにそこまで貧困に対しての想像力が豊かではないから恐らく登場人物達の苦悩を1/10も理解できていないと思うけど、子供が子供を育てるとはどういうことなのか、生活保護とは誰のためにあるのか、母親とはどういう存在であるべきなのか、大人は子供にとってどんな存在であるべきなのかを考えさせられた。
    内容としてはジャクリーンウィルソンのタトゥーママに近い気がする

    フミコの時代から100年も経ったのに相変わらず救われない子供たちがいる世の中であるという事実には悲しいものがあるが

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    2026年02月11日
  • 両手にトカレフ

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    ネタバレ

    ミアは絶望的な状況にもかかわらず、弟とけなげに生きている。そんな彼女の救いは、時代も国も違うフミコの自伝だった。二人の少女の話が平行して進み最後には希望を見いだす。きっと彼女たちのように苦しんでいる子はたくさんいるのだろう。「まだ知らないたくさんのことを知るまで、まだ出会っていない人々に出会うまで生きなければならない。」違う世界があることを伝える力強いメッセージが届きますように、、、また大人たちが何ができるのかも考えさせられた。

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    2026年02月08日
  • 両手にトカレフ

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    ネタバレ

    もしかしてこれから明るい未来があるかもしれないという希望がもてそうなところがよかった。
    チャーリーがとても心配

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    2026年02月01日
  • 両手にトカレフ

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    ネタバレ

    地獄の中で「生きる理由」を掴み取る物語

    この物語は、主人公・ミアが金子文子の自伝を読み進めながら、過酷な現実を生き抜く姿を描いた再生の物語である。
    ミアと金子文子には、共通点が多い。
    共に父親が不在で、母は男性や薬物に依存している。子供時代を子供らしく過ごすことすら許されない、あまりに過酷な環境だ。
    食事や住環境といった生存のベースすら危うい中、ミアは幼い弟の世話を一身に背負う「ヤングケアラー」として生きている。今の時代ならソーシャルワーカーに頼る道もあったはずだが、彼女はそれを拒む。助けを求めることは、最愛の弟と引き離されるリスクを意味するからだ。ミアにとって自分自身のことは二の次であり、

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    2026年01月26日
  • 両手にトカレフ

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    最初読み出した時は、ミアと金子文子の境遇に胸が痛くなり読むのが辛かったですが、読み進めるうちに、ミアがラップと出会って、ラップを通して、ウィルと繋がっていったり、周りの大人が手を差し伸べてくれだしていってホッとできました。
    本当に、周りの大人が助けていかなきゃいけない子どもは、あちこちにいるのだろうと悲しい記事をみるたびに思う。
    自分にできることはなんなんだろう…と考えさせられた。

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    2025年12月21日
  • 両手にトカレフ

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    海外の貧困がテーマの小説です。主人公のミアは、どうしょうもない母親に代わり、弟の面倒を見て守っている、まだ14歳の少女です。

    たった14歳なんです。自分のその頃を思い出すと、とても同じとは思えません。大人びてしまっていて、自分の世界への諦念が染みついています。

    子どもが子どもでいられるように、手を差し伸べられる大人でありたいです。

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    2025年11月18日
  • 両手にトカレフ

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    読むのが辛い…でもミアがこれからどうなるのか知りたいから読み進める。
    ミアがカネコフミコの自伝を早く読みたいと思うのと同じく、カネコフミコとミアのことが知りたくて最後まで読んだ。自分の周りにはミアのような環境にいる子は(たぶん)いないけど、こういう世界もあるんだということは忘れずにいたい。読んで良かった。

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    2025年11月04日
  • 両手にトカレフ

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    少女に突きつけられた重く厳しい環境は読んでいて胸が苦しくなった。何度も足掻き苦しみ前進したらまた足元を崩される感覚。とてもこの年齢の子供が背負っていいものではないと2人の少女を通して辛い現実を見せられた。単なるシスターフッド的な展開にならず性別や階級などの属性をこえた連帯、繋がりに一筋の希望が見えてとても良い作品でした。

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    2025年09月12日
  • 両手にトカレフ

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    ネタバレ

    一気に読んだ。
    ミアの話は、内面×外的環境どっちも変わらないと、その人に良い変化は訪れないよなと思った。
    カネコフミコの話は、内面の変化にフォーカスされていたから、
    カネコフミコがミアの内面に変化をもたらし、
    レイチェルやゾーイ、ウィルが外的環境に影響をもたらしたということなのかな、と思った。

    ここで終わっちゃうんだ感があった。でもそのお陰で、何回も話を振り返って考える機会をもらった。

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    2025年09月10日
  • 両手にトカレフ

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    心が痛むテーマだったけれど、希望が見えてよかった!大人が子どもを悲しませない、傷つけない世界になることを、切に願います。
    と書きつつ、今日、ポケットにティッシュ入れたまま洗濯に出した我が子に、イライラ当たってしまったけれど。がんばれ、自分!!!

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    2025年09月02日
  • 両手にトカレフ

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    物語なのかリアル(本で言及してるので読んでほしい)なのか。
    限りなくリアルだと言うこと
    私が恵まれていると言うこと

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    2025年08月18日
  • 両手にトカレフ

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    高校生の時に送りたい一冊。
    フミコを心の友として過ごしていたのに、いつのまにかフミコのように参考にするかのように過ごしていたので少しハラハラした時があった。

    社会福祉士を受験します。ここの一節は大切だと思ったので残しておく。
    「ミアの指をぎゅっと握っているチャーリーの右手をレイチェルは見ていた。こういう職業の人はこちらの事情をよくわかっている。問題は、この人たちはわかっている以上のことを勝手に想像して決めつけるときがあるということだ。p.154」

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    2025年08月16日
  • 両手にトカレフ

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    この空は続いている、そして繋がる。
    今を生きる少女と時代は違えど必死に生きた少女の共鳴。強く生きる為には人の支えとここぞの運が必要だなと思いました。
    希望の見える一冊でした。

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    2025年08月06日
  • 両手にトカレフ

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    金子文子という女性の存在を、この本を読んで初めて知った。また、「ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー」よりもさらに踏み込んだ形で、イギリスの貧困家庭の子どもの姿が描かれており、その境遇や思いに触れることができた。フミコやミアが十分な養育を受けられない、あるいは信頼できるはずの大人から大切なものを奪われる場面は読んでいて本当に辛かった。
    子どもが子どものままに生きられる社会をつくることが、私たち大人の責務だと強く感じた。

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    2025年08月05日