三浦晴海のレビュー一覧

  • 屍介護

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    先の展開が読みづらいスピーディーな展開はなかなか面白かった。オチとしてはありがちだけど主人公の過去のトラウマからの脱却は一本の映画みたい。

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    2025年08月17日
  • 歪つ火

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    展開が動き出して、面白くなるまでに時間がかかる。第二章からだんだん加速してきて、そこからは一気に読めました。こんなキャンプ場は嫌だ…。
    友美が逞しすぎる。生存本能すごいなw

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    2025年07月07日
  • 屍介護

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    初読み作家さんでもあり、初読みジャンルでした。
    不気味さ、気持ち悪さ、が大いに感じられた作品でした。
    最後まで面白かったꉂꉂ

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    2025年05月16日
  • 歪つ火

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    ネタバレ

    【2024年210冊目】
    ふと思い立って会社を休んで、ソロキャンプにやってきた友美は、日常を忘れてのんびりとしたひと時を過ごすつもりでいた。だが同じソロキャンパーとして来ていた恭子に付き合ううちに、いつの間にか他のキャンパーたちとキャンプファイヤーを囲むことに。偶然居合わせた彼らとの時間。だが翌朝目を覚ました友美は、なぜかキャンプ場から出られず、友美以外の彼らは昨日の記憶を失っていた。

    先日友人とデイキャンプに行きまして、ただ焚き火して帰ってきたのですがめちゃくちゃ楽しくて。本作は「薄いから次に読む本はこれにしようかな」と思って積読から何気なく手に取ったものでした。そしたらまさかのキャンプの話。本に呼ばれたんでしょうか、やめろ既に怖いだろ。

    途中までは和気あいあいとしていますが、異常に気づいた途端、どんどんと様相がおかしくなっていって、ホラーとミステリーの両方が合わさって畳み掛けてくる感じでした。一体なぜこんなことに?!という気持ちと、非日常が崩れていく怖さ。

    思えばちゃんと最初らへんから伏線も張られてたような気がします。大っぴらな回収はなかったけど、そうかあの時の!みたいな。

    1個だけ解せなかったのが、友美の怪我はどうなったの?ということでした。結構な怪我だったけど、気持ちで乗り切って、なかったことにしたのかしら。

    とりあえず、しばらくはデイキャンプで、泊まらないようにしようと思いました。

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    2024年11月24日
  • 歪つ火

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    日常から解放されたくて、1人キャンプに来た主人公は、今日出会ったばかりの人達と楽しく過ごす。
    しかし翌日キャンプ場から出られなくなり、昨日出会った人達は初対面のように前日と全く同じ言動を繰り返す。
    屋外なのに逃げられない恐怖が目新しいホラーミステリー。

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    2024年11月08日
  • 歪つ火

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    ストーリーがサクサク進むので読みやすかった。中盤の展開は結構ぞっとする。所々設定のつめが甘かったり、主人公のキャラがブレブレなのは残念。
    でも、ラストの余韻は好き。

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    2024年10月10日
  • 歪つ火

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    突然会社を休んで飛び込みでソロキャンプ、態度のおかしい受付の男、必要以上に馴れ馴れしい初対面の人、そしてなぜかみんなでキャンプファイヤーをすることに。主人公の友美を好きになれない上に、途中からキャラが変わったような口調になったことや設定の甘さが気になってしょうがなかった。子供の時はキャンプも行ったけど、大人になった今はテントなんて無理。ロッジやコテージで快適に眠りたい。

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    2024年02月28日
  • 屍介護

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    ネタバレ

    看護師から介護職へ転職した栗谷茜は、山奥の屋敷で重病で寝たきりの婦人を住み込みで介護することになった。
    しかし、その婦人は頭に黒い袋を被せられ、肌は不気味に変色し、話すことはおろか身動き一つしない。
    茜は疑念を持つ。……この人、既に死んでいるのでは?


    あまり見たことのない、介護×ホラー小説。小説投稿サイト「カクヨム」で連載されていた小説の文庫版で、作者の三浦晴海さんのデビュー作となります。

    介護業界に転職した茜が住み込みで看ることになったのは、動くことも言葉を発することもない、肌が変色し黒い袋を被せられた婦人。異臭のする室内にはハエが飛び交い、どう考えても死んでしまっているとしか思えない。けれど、先輩ヘルパーたちは調子がいい時は歩いたりすることもあると言い、異常でしかない介護の方法にも特に疑問は持っていない様子。
    介護対象も不気味なら先輩ヘルパー達もどこか不気味で、訳が分からない中慣れない介護をする傍ら、一人で真実を知ろう・状況を改善しようと奮闘する姿に、真相を知りたいという読者の気持ちもリンクし、どんどんページが進みます。

    ラスト、この先どう転ぶか分からない不穏さも良かった。
    恐ろしきは母の愛。母性と母性の衝突は狂気にも近く、互いの立場に立つとどちらが絶対に間違っているとは言えない気もします。

    ラスト近くは少し説明を詰め込みすぎな印象も受けましたが、とても不気味で良いです。デビュー作だそうですが、他の話も読んでみたい。

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    2024年02月09日
  • 歪つ火

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    ネタバレ

    キャンプホラーという新たな開拓ジャンル。
    タイムループ要素も盛り込み、一癖あるキャンパーたちの言動が少しずつ常軌を逸していく狂おしさがこんなせつない形で昇華すると思わなかったなぁ。
    「この世界は鈍感な人しか生きられないんです」や「自分で死のうと思ったことは一度もない。いつも自分の居場所を探しているけど、それはこの世界のどこかだから」の人の孤独に寄り添う叫びが印象的。
    生きづらさを抱えた哀しみの中にギリギリまで誰を信じていいかわからないスリルがあり、作者独自の持ち味と人生の渋みが効いたホラーだった。

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    2024年02月04日
  • 屍介護

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    元・看護師の栗谷茜が山奥のお屋敷で介護するのは、肌が青緑に変色し頭に黒い袋を被せられた寝たきりの婦人。
    異臭がする暗い部屋はハエが飛び、食事はドロドロの生肉…もう死体としか思えないような状況で明るく朗らかな同僚・引田と無愛想で冷たい同僚・熊川と交代の介護が始まる。
    “何かある”と思わせてぐいぐい先へ先へと引っ張る展開、終盤で気づく所々に張られていた伏線、ゾンビかと予想していた真相も見事裏切られて勢いある不気味なホラーだった。どちらか一方が悪ではなく、それぞれの母性がぶつかり合うラストも好感。
    続きが気になる。

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    2022年07月30日
  • 屍介護

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    ネタバレ

    月40万円という求人を見つけ看護師から介護ヘルパーへと転身した茜。仕事内容は山奥の屋敷に住み込み、寝たきりの女性を介護するというものだった。再出発に張り切る茜だったが、介護の際に決められた不可解な決まり事に不気味な空気を感じとる。

    ***

    発売前くらいからツイッターのタイムラインで話題になっていた小説。屍を介護するというなんともインパクトのあるタイトルである。後ろのあらすじを読んでも、不穏一色。頭に黒い袋をかぶり、枯れ木の様な肌を持つ女性の介護……。どこをとってもやさしい雰囲気漂う介護じゃない。山奥の洋館なんて、何かあったら逃げられないじゃないか。この洋館絶対なんかある、私知ってる。

    人間関係のこじれとそれに伴う体調不良が原因で、看護職を辞し、介護ヘルパーへと転職した茜。たまたま見つけた求人で月40万円という破格の給料を提示している施設を発見した。
    さっそく面接を受けに行くと、前職が看護師だったこともあってか、とんとん拍子で話が進んでいく。話がまとまり、本採用に至った茜は、看護師として働いていた際の知識を生かしつつ、新人として全力で頑張ろうと意気込む。

    社長の母親である高砂の運転する車に揺られ洋館へ赴いた茜は、先に住み込みで介護にあたっていた、先輩二人と一緒に仕事を始めるが、クセの強い先輩二人と介護対象者である妃倭子の尋常でない姿、そして通常では考えられない介護内容に辟易してしまう。

    それでも何とか馴染もうと懸命に働く茜であったが、館で過ごせば過ごすほど、様々な疑念が暗雲の様に立ち込める。

    じわじわと迫りくる脅威を感じ取った茜は、館の秘密を暴き、非現実的な現状を打破しようと決意した。

    読んでいて、非常に不安になる作品。読むほどに居心地が悪くなり、これから起こりうる事象を想像しては顔をしかめた。
    だが、その一方で読む手が止まらなかった。ひた隠しにされる真相、分からないという事はなんと恐ろしい事だろう。私はこの結末を見届けたいと思う一方で、真相を知るのが恐ろしく読む手を何度か止めてしまった。しおりを挟んでは本を閉じ、先が気になって本を開いて、本を閉じというのを繰り返しながら読んだ。
    最後の方などは数ページ読んでは心を落ち着かせ、また開いて、心を乱して読み続けてしまった。

    読み進めていくごとに、様々な不気味で不可解な事実に疑念が胸にわきあがる。その疑問が作中の茜とリンクしてより一層その感情が搔き立てられた。

    介護をするにあたって決められた、理解しがたい決まり事。どう考えてもおかしい介護内容を、何の疑いもなくこなしていく先輩たち、要介護者には家族がいるはずなのに、話すら出ることはない。

    この館に関わる全てが闇の中に置き去りにされていて、端っこの部分だけが読者と茜の前に提示される。
    それが疑念を呼び、解明しようとすればするほど、納得のいかない、理解できない事柄が置き続け、茜と読者を翻弄し続ける。

    その真相を知りたくて読み進めるのだが、どう転んでもいい結果はありはしない。きっと知らない方がいい。
    触らぬ神に祟りなしとはよく言ったものである。
    しかしこの禁忌めいた真相を私は知りたい!という思いに突き動かされながら読んだ。

    なんかこう、もっとこの話はどこそこがこうなって、というのを言いたいのだが、あまり具体的なことを言うと面白くなくなりそう。読んだ人と感想を共有したい気持ちはあるのだけれど、未読の人の楽しさを奪うのは気が引ける。


    だが、最後に一つどうしても言いたいことがあるのだが、茜が妃倭子の部屋を訪れた際に描写されていた、天井からぶら下がる黒い紙の描写がとっても好き。
    私個人の感想だが、一瞬呪術めいた印象を抱かせて、もっと実は現実的なことだったという描写に非常にリアリティを感じた。
    これは現実に起こっていることだぞ、と改めて言われている気持ちになった。
    読み終わった後も、すごくあのシーンは気に入っている。
    読み終わった後、いろいろ思うことはあったのだが、私にはなぜかあの場面が一番印象に残っている。

    未読の人に読んでもらって、どうだった、こうだったと言い合ってみたい一冊だった。
    面白さにあっという間に読み切ってしまう話なので、未読の方はぜひ。

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    2022年07月03日