深井龍之介のレビュー一覧
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歴史マニアにして、歴史を楽しく学ぶ coten radio のパーソナリティーである深井さんと野村さんが進める対談集。物理学、宗教、教育学など、さまざまな分野のエキスパートと語り合うもの。さまざまな分野の学問や知識を駆使し、新たな価値に気付いたり、創造したりするための手段として、「視点」というスキルは最大限活用したいもの。例えば、「理解する」ということは物理学では予測できたら、数学では分類できたら、工学では実装できたら「理解した」という。一方、経済や宗教や教育ではどうなの、など考えると楽しい。右目と左目の両方で見ることで奥行きというボーナスを得ることができる」。視点って、面白い。これを磨くには
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ランニングや家事をしている時に聴いている「コテンラジオ」。そのパーソナリティを務める深井龍之介さん初めての著書。
「歴史思考」とは、歴史を通して、自分を取り巻く状況を一歩引いて、客観的に見ること。
そうすることで、あなたを苦しめている「当たり前」が当たり前ではないことに気づき、目の前の苦しみから解放されるとのこと。
「コテンラジオ」でも取り上げられた歴史上の人物の生涯を通して、現代人が抱えている悩みを解放してくれます。
現代人が抱えている悩みは、社会の常識や価値観からくるものが多いです。
しかし、その常識や価値観は、時代、場所が違えば180度違うこともあります。
例えば、昭和に入っても -
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歴史を知ること、歴史を学ぶ学ぶ意味について著者の考えが述べられている。有名な偉人のエピソードを例示しながらの説明は説得力もあり、読みやすい文章にも好感が持てる。
元々歴史が好きなところ方にとっては少々浅めの内容に感じるところもあるだろうが、これは歴史が得意ではない読者も想定して、あえてシンプルな形にまとめているようだ。この本を通じて、歴史に苦手意識があった人が興味を持ってくれれば、1人の歴史好きとして自分自身も嬉しい限り。
(コテンラジオのヘビーリスナーでもあるので)
カジュアルにサクッと読めて、シンプルに歴史とは?についてとてもわかりやすく言語化されているので、むしろあまり興味がなかった人 -
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ネタバレ【考え方の視点が詰まった本】
いろんな分野の学者さんとのトーク。ポッドキャストで数年前に聴いていたのだけれど、あらためて本で読んでも興味深かったです。
各回、
リベラルアーツ、教養がより広く学ばれることの重要性。
それは、今日、「誰もが世界に対して好奇心をもって生きていい」時代となっていること。
一方で、「個人が生き方を主体的に選ばなければならない」、つまり「自分と社会の関係性」が個々人に問われている時代であること。
たくさんの選択肢を前に、何をしたらいいか、なぜそうするのか、そんな問いを考え続けるための複眼的な視点を持つことが、豊かに生きることにつながる、というモチベ -
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ネタバレ元はpodcastの番組で、書籍化したのがこちらの本とのこと。
リベラルアーツとは何か、なぜ今の時代に必要かを説くところから始まり、
新たな視点や思考法を手に入れるため、物理学から始まり、宗教などあまり馴染みのない学問も含め、様々な学問での考え方を専門家との対談の中で紹介していく形式になっている。
どの学問もわかりやすく語られていて面白かったが、個人的には特に文化親類学と教育学の章が興味深かった。
この本だけで教養が身につくわけではないが、こういう考え方、捉え方もあるのだと、視野を広げるきっかけになると思う。読み物として面白かった。 -
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簡単な文章ですぐ読み終わった。ラフですこしとぼけた感じの本の表紙やイラストがかわいかった。
古典を読むことで、より世間や自分他者を俯瞰的に、広い目で見ることができる一助となってくれる。たとえ自分にとって悪いことが起きたとしても、それが後々良い方向に変化する可能性だってあるし、なかなか自分の努力の成果がでなくても、マイケルサンダースのように、人生の最後のほうで花開くときがある。
ヘレンケラーの話にあったように、いくら偉人だ有名だとある個人がもてはやされていても、その人の後ろには膨大な数の人々のサポートがある。ヘレンケラーが起こした奇跡は、彼女だけによって起きたことではなく、彼女にかかわった全ての -
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コテンラジオを聴ききって以来、Podcast迷子になったので、
安心と信頼の深井さん…と思って聴き始めたa scope。
物理学、文化人類学、仏教学、歴史学、宗教学、教育学、脳科学、
それぞれの分野の専門家と、番組MCの2人が対談しながらリスナーと一緒にリベラルアーツを学ぶ…という番組で、期待を裏切らない面白さに、すぐさまおかわりした。(なんならa scope資本主義の未来編も続けざまにおかわりした)
そんなめちゃくちゃ面白かったPodcastの対談内容を一冊にまとめて書籍化したもので、そんなに面白くて影響受けまくっていたのに、なんで今まで買ってなかったんだろうと我ながら驚いている。
と、