深井龍之介のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
哲学と歴史、それぞれの専門家による対談形式で、人文知の面白さを学べる一冊だった。
歴史を単なる過去の出来事としてではなく、現代と結び付けて考えることで世界の解像度が上がり、それが人生や社会をより良くすることにつながるという考え方が印象に残った。一方で、人文知は即効性のある知識ではなく、ダイエットやジョギングと同じように継続して学び続けることが大切だと感じた。
また、21世紀に成長している企業の共通点が「おせっかい」という視点も興味深く、俯瞰的・複眼的に物事を見る重要性を改めて考えさせられた。
この本を通じて最も心に残ったのは、「何に時間を使うのか覚悟を決める」ということ。一度ですべてを理 -
Posted by ブクログ
ネタバレ控えめに言って最高だった
考え方の、時間軸や空間軸が確実に広がった
(強く印象に残った内容)
AI時代でどう生きるか
優秀の定義はかわる
複数の視点を持ち、正確な現状認識が重要となる
そのために、
人文知を学び、時間軸を長く、空間軸を広くとる
現代のアメリカ一強から権力が分散する時代での生き方
人間は基本的に変わらない
過去の経験活かさない手はない
歴史はどう動いてきたか
これからの世界
No.1がNo.2の戦略を真似たら負ける
日本の未来
「空気を読む」スキルは世界で活かせる
ダブルスタンダードで耐え続けているのは日本だけ
「跡継ぎ企業」と公共性
日本にしかとれない戦略
-
Posted by ブクログ
ネタバレ◎読む目的
歴史上起きた出来事を通して、今恵まれていることを実感し悩みを軽減するため
◎学び
・歴史思考
▼意味
歴史を通して、自分を取り巻く状況を一歩引いて、客観的にみること
▼効果
あなたを苦しめている「当たり前」が当たり前でないことに気づき、目の前の悩みから解放される
私たちの悩みの多くは、「みんなが当たり前だと思っていること」や「社会の常識・価値観」から外れていると感じることで生まれる。しかし、そもそも価値観は絶対的なものではなく、時代や場所によって大きく変わる。実際に、昭和と令和を比べるだけでも当たり前は大きく異なっている。
だからこそ大切なのがメタ認知である。自分の状 -
Posted by ブクログ
内容としては、podcastで配信されているcoten radioとほぼ同じである。ただ、音声と文字では受け取る情報や印象も違ってくる。ヘレンケラーの章は改めて文字で読むことで「そうだったのか!」と感動した。本当に。
メタ認知についてはラジオでもよく語られているが、歴史を通して今の社会、今の自分を見つけることができるというのは古典を知れば知るほど深く実感できる。
悩みそのものを解決するというより、悩みも含めた考え方をアップデートできる感覚がある。
この本はその入り口になると思う。深井さんの語り口もずいぶん優しくて、歴史を学ぶ入門にぴったりの書籍だと思った。 -
Posted by ブクログ
超相対性理論→コテンラジオから流れてきた。コテンラジオの書籍化ともいえそう。音から入る人、文字から入る人、色々間口はある方がいい。
ラジオで聴いていた回の復習みたいなものにもなる。
なんにせよ、歴史や古典を今に活かす、本当は学校の歴史の授業はこの考えでテスト含めて組み立てられていてほしい。考古学より、哲学や政治経済、倫理などの人が教育カリキュラムを立ててほしい。
長いスパンで見たらある出来事がいいとか悪いとかわからないし、どーでもいい。ただ、生きているだけであなたは歴史の一つであり、充分影響を与えている。
というのが筆者の常々の意見。歳を重ねてきて、ようやく少しずつこの考えが腑に落ちて -
Posted by ブクログ
たまたま深井氏のYoutubeを見て人間社会の見方や造詣の深さに感動して、本書を購入。冒頭から、リベラルアーツの意味が「物事を複数の視点で見られるようになる」こと、「人間は物事を相対的にしか捉えられない」こと、「現代は、コミュニケーション手段の発達によって価値観の転換スピードが早く、その重要性が高まっている」ことの説明に引き込まれた。
各界を代表する方々との対話は発見の連続。特に仏教における空即是色、色即是空の考え方や、大乗仏教と上座部仏教の考え方の違いやその歴史的背景、西洋哲学との比較は、大変勉強になった。リベラルアーツは私が勉強しているのではない。私の理性が勉強しているのだ。 -
Posted by ブクログ
変化の激しい現代において、特定の価値観に傾倒せずに、あらゆる価値観から距離を置くという態度は重要だと感じた。あらゆる考えに対して「ふーん、そういう考えもあるかぁ」程度に納める感じ。
価値観は生きている時代や社会に左右されるという点も重要だと感じた。明治以降はスーツがかっこいい、現代はラフな服装で仕事をするのがかっこいいに戻っていたり、社会の流れで価値観はコロコロ変わる。時代や社会に迎合するもよし、迎合しないもよし、何を軸にして生きるかを選べる時代。選ばなければならない時代。
そうした圧力すらメタ認知しつつ、心の声に耳を傾け体を預ける日々を過ごしていこうかね。
-
Posted by ブクログ
7つの分野の専門家の話を聞いていく、対談形式の書籍。
たくさんの視点を持つにはどのようにしたらよいのかというヒントが隠されているのでは?と思い手に取った。
本作は
・物理学
・文化人類学
・仏教学
・歴史学
・宗教学
・教育学
・脳科学
の7つの分野の話が掲載されている。
そこでおすすめなのが、読んで気になるところに付箋を貼っていく読み方をしてほしい。
読書メモとしてまとめる時に、たくさん付箋のついた分野、あまりつかなかった分野が出てくると思う。
それが現在の興味関心の度合いと思われる。
そこからその分野を広げていくのも面白いと思う。
個人的に面白かったのは、物理学や仏教学、歴