深井龍之介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
もともと、YouTubeで深井さんの話を聞き、話が面白いなと思っていたので本を購入。
・歴史を学ぶことは、広い時間軸や空間軸で事実を見ること。自分だけでなく、自分がいる社会構造を俯瞰的に見るには、過去の事実と照らし合わせなければ比較できない。
・歴史で事象が起きた理由のほかに、それに人々がどんな反応を示したのかも重要。それが革命や宗教に繋がっている。それを如何に自分や自分の会社に落とし込み未来を考えられるか。
・AIなど技術が発展し過ぎている今、人間に必要なのはAIにできないアジェンダの設定と、仮説を立てること。
・読書は、ただ読むのではなく、著者の思考経路を辿る作業=何か起きた時に「あの著者なら、歴史の出来事だったら」という仮説たてに落とし込める。
だから、問いを立てて読み自分なりの答え探しに使う。
・規範は時代ごとに都合の良いように作り変えられる。
・横断的な学びによる多角視点の育成。
一つのジャンルに絞らず。
・未来は未知。今学んだことが、どの場面でどう活きるかわからないから、学ぶのは重要。
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Posted by ブクログ
ネタバレ良書、
深い考察多数、よく分からん所多数
正解を出す力の差ではなく、問いの質の差
AIは問いを代替えしない
無知の知でアップデートし続ける
自分の世界観を当たり前だと思いすぎ
仕事をやりがいで決める人は増えている
現代のボトルネックは、面白い問いを立てる能力と出した解を実行する能力
人は変わらない
歴史を知らないと失敗を繰り返す
問いを立てるのが一番大事
一生勉強すると決めるといずれ到達する
自分のなかのパズルをはめ込むような読書をしないと時間を無駄にする
日本でベンチャーが育たない、ベンチャーはロマン、でも日本人なら選べるアメリカいきゃええやん
★外圧じゃなく自分で決めればええ -
Posted by ブクログ
私は理系分野、特に応用的な授業を担当している。世の中が変わり、社会や人の意識の変化により、今までの理論や戦略では立ち打ちできなくなってきた。そのような時になぜか引かれる学問領域が歴史学であった。これまでの先人たちが何を失敗し、どのように考えてきたのかと言うことが非常に参考になった。ちょうどその頃、書店にこの本が並べられ目を引いた。私が自分の専門領域だけでは立ち打ちが行かないと感じたことが、この本の中に解として書かれていた。
『はじめに』の中に書かれていた。AI時代になって必要となる知識は、アジェンダの設定と仮説の構築であり、そのためには歴史、哲学、文学がいかに重要であるか、改めて感じることができた。自分の理系分野で、新たなるアジェンダを設定し、仮説を構築するためにも、ぜひとも幅広く人文知に積極的に触れてみたいと思う。 -
Posted by ブクログ
『人文知は武器になる』(山口周・深井龍之介)は、歴史・哲学・文学といった人文学を「教養として知っておくもの」ではなく、現実の仕事や人生で使える“思考の武器”として捉え直す一冊です。
本書の面白いポイントは、「なぜ今、人文知が必要なのか?」を現代社会の変化と結びつけて考えているところ。正解が決まっている問題であれば、データや論理、そしてAIを活用することで効率よく答えを出せます。しかし、「そもそも何を目指すのか」「何を良いとするのか」といった正解のない問いになると、最後は人間自身が価値判断をしなければなりません。そこで重要になるのが、過去の人類が積み重ねてきた人文知です。
特に興味深いのは、歴史を「昔の出来事」ではなく、人間と社会の巨大なケーススタディとして捉える視点。組織がなぜ衰退するのか、権力を持った人間はどう変化するのか、社会の価値観はなぜ転換するのか。歴史や哲学を知ることで、目の前の出来事をより長い時間軸から考えられるようになります。
また、人文知を大量の知識を覚えることとは捉えていない点も印象的です。重要なのは、過去の思想や出来事を材料にして、「今の常識は本当に正しいのか?」と問い直すこと。知識量よりも、物事を見る視点を増やすことに価値が置かれています。
AIによって「答える力」の価値が変化していく時代だからこそ、「何を問うか」「何を選ぶか」が重要になる。人文学とビジネスが意外なほど近いことに気づかせてくれる、知的好奇心を刺激する一冊です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ◎読む目的
歴史上起きた出来事を通して、今恵まれていることを実感し悩みを軽減するため
◎学び
・歴史思考
▼意味
歴史を通して、自分を取り巻く状況を一歩引いて、客観的にみること
▼効果
あなたを苦しめている「当たり前」が当たり前でないことに気づき、目の前の悩みから解放される
私たちの悩みの多くは、「みんなが当たり前だと思っていること」や「社会の常識・価値観」から外れていると感じることで生まれる。しかし、そもそも価値観は絶対的なものではなく、時代や場所によって大きく変わる。実際に、昭和と令和を比べるだけでも当たり前は大きく異なっている。
だからこそ大切なのがメタ認知である。自分の状況を客観的に見つめることで、目の前の悩みに飲み込まれにくくなる。歴史や古典を学ぶことは、そのための有効な手段だ。過去の人々の考え方や価値観に触れることで、今の価値観が絶対ではないことに気づき、視野を広げることができる。
また、人の価値を短期間で判断することにも意味はない。人生は長く、急いで結論を出す必要はない。生きていること自体が奇跡であり、今うまくいっていないからといって自分を卑下する必要もない。いわゆる成功者も、本人の努力だけでなく時代の流れや運といった要素が重なった結果として成功している場合が多い。
現代ではSNSを通じて多くの成功論や価値観が発信されているが、それらも一つの見方に過ぎない。むしろ長い年月を経ても読み継がれてきた古典には、時代を超えて人間に共通する悩みや知恵が詰まっている。古典を読むことで悩みの解決策が見つかるだけでなく、悩みそのものが小さくなったり消えたりすることもある。
さらに、人間は多面的な存在であり、仕事や収入など一つの尺度だけで価値を測ることはできない。「お金を稼ぐ人が偉い」という価値観も、歴史を振り返れば決して普遍的なものではない。価値観は時代とともに変化するものであり、そのような不確かなものに縛られて苦しむのはもったいないと感じた。
現代は価値観が多様化し、変化のスピードも速い。だからこそ特定の価値観に依存するのではなく、自分自身の本音に耳を傾けて行動することが大切だと思う。そして何かに縛られて苦しくなったときは、「本当にその価値観だけが正しいのか」とメタ認知し、他の価値観の存在も認めてみる。そうするだけで心はずいぶん軽くなる。
この本を読んで、悩んでいるときほど視野が狭くなっていること、そして古典や歴史を通してメタ認知することで、今の価値観に振り回されずに生きられることを学んだ。自分らしく生きるためには、目の前の常識を疑い、長い歴史の中で物事を捉える視点を持つことが大切だと感じた。
◎アクション
・視野が狭くなり常識や世間の価値観に苦しんでいるときは、「歴史思考」でメタ認知する
・参考文献の古典本を今月1冊読む -
Posted by ブクログ
内容としては、podcastで配信されているcoten radioとほぼ同じである。ただ、音声と文字では受け取る情報や印象も違ってくる。ヘレンケラーの章は改めて文字で読むことで「そうだったのか!」と感動した。本当に。
メタ認知についてはラジオでもよく語られているが、歴史を通して今の社会、今の自分を見つけることができるというのは古典を知れば知るほど深く実感できる。
悩みそのものを解決するというより、悩みも含めた考え方をアップデートできる感覚がある。
この本はその入り口になると思う。深井さんの語り口もずいぶん優しくて、歴史を学ぶ入門にぴったりの書籍だと思った。 -
Posted by ブクログ
超相対性理論→コテンラジオから流れてきた。コテンラジオの書籍化ともいえそう。音から入る人、文字から入る人、色々間口はある方がいい。
ラジオで聴いていた回の復習みたいなものにもなる。
なんにせよ、歴史や古典を今に活かす、本当は学校の歴史の授業はこの考えでテスト含めて組み立てられていてほしい。考古学より、哲学や政治経済、倫理などの人が教育カリキュラムを立ててほしい。
長いスパンで見たらある出来事がいいとか悪いとかわからないし、どーでもいい。ただ、生きているだけであなたは歴史の一つであり、充分影響を与えている。
というのが筆者の常々の意見。歳を重ねてきて、ようやく少しずつこの考えが腑に落ちてきている。人間万事塞翁が馬。 -
Posted by ブクログ
たまたま深井氏のYoutubeを見て人間社会の見方や造詣の深さに感動して、本書を購入。冒頭から、リベラルアーツの意味が「物事を複数の視点で見られるようになる」こと、「人間は物事を相対的にしか捉えられない」こと、「現代は、コミュニケーション手段の発達によって価値観の転換スピードが早く、その重要性が高まっている」ことの説明に引き込まれた。
各界を代表する方々との対話は発見の連続。特に仏教における空即是色、色即是空の考え方や、大乗仏教と上座部仏教の考え方の違いやその歴史的背景、西洋哲学との比較は、大変勉強になった。リベラルアーツは私が勉強しているのではない。私の理性が勉強しているのだ。