あらすじ
学生やビジネスパーソンの間で話題になっている
PODCAST番組「歴史を面白く学ぶコテンラジオ」。第1
回「JAPAN PODCAST AWARDS」で大賞・Spotify賞1
位、アップルポッドキャストでも1位という超人気音声番
組。
20~40代のビジネスパーソンを中心に、スタートアッ
プの経営者などにも圧倒的な人気を誇るのが、コテン
ラジオを主宰する株式会社コテン代表取締役・深井龍
之介さん。彼の初の書き下ろしです。
コテンラジオの人気の理由は、「歴史上の偉人や有名
な出来事について、知られざるエピソードを交えなが
ら、構造的に歴史のダイナミズムを学ぶことができる」と
いう部分。同時に長い時間軸で物事の考え方を捉え
直すことで、現代、直面する私たちの悩みがどうでもよ
くなるというのもコテンラジオが人気を集めている大き
な要因です。
実際、リスナーからの反響が大きいのが「聞くと悩みが
吹っ飛んだ」「思い込みから解放された」という声が多
数寄せられています。
本書で伝えるのもまさにこの点。歴史上の偉人や主要
な出来事を取り上げながら、長い歴史の中で、物事の
考え方や価値観を捉え直すことで、目の前の価値観
に振り回されない思考法を身に着けること。「現代の常
識」とされている枠組みを取り外して、自分の頭で考え
て、自分に合った価値観を選んでいく。歴史を活用し
た新しい物事の考え方、捉え方を提案する「歴史エン
ターテインメント・自己啓発本」です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ビスマルクの言葉で、「賢者は歴史から学び愚者は経験から学ぶ」とあります。 経験は必要ですが、それに頼らない場面も多くあり、両方をバランスよく使える人が成長してゆくのでしょう。
また更に歴史の本を読みたくなりました。
Posted by ブクログ
メタ認知で悩みを吹き飛ばせ!
自分自身に距離を置いて眺めたら気づく、私を悩ませている前提が唯一絶対のものではないと!
良いメッセージを受け取った
Posted by ブクログ
SNSで他人の成功が可視化されやすくなった現代において、自分の不甲斐なさに悩んでる人も多いのでは思います。
ですが、『悩みの多くはその時代の良いとされる価値観に合わないことから発生する』、『価値観は時代とともに変わる』、『偉人たちも評価されるのが老年期だったり死語だったりする』という歴史的事実に目を向ければ、みんなもっと気楽に生きられると思いました。
自分も職場で同じような仕事をしているのに、上司が変わるたびに自身の評価が上がったり下がったりしているのを目の当たりにしているので、本の内容に腹落ちしました。
Posted by ブクログ
「コテンラジオ」で深井さんのことを知り、大ファンになりました。
この本を通して言いたかったことは、きっと第7章の「悩みの答えは古典にある」に凝縮されているんじゃないかと思いました。普段はラジオという音声メディアに携わる深井さんが、なぜ本を書いたのかということも記してあります。
深井さんが、ご自身だけのために教養をつけるのではなく、現代を生きる私たちの悩みに寄り添い、過去の偉人が残した功績や生き方に私たちがアクセスしやすくなることで、悩みを解決したり、生きやすくしたりすることに繋げようとする取り組みに、個人的にとても感謝しています。この本も、その取り組みの一環であるという認識です。
本の中身は、文面が口語的でとても読みやすく、紹介される偉人も有名人ばかりで、抵抗なく読み進めていけました。またこの本の執筆にあたっても参考文献が掲載してあり、複数の本の内容を読者向けにまとめているところは、コテンラジオに通じるところがあり、とても深井さんらしいなと思いました。
Posted by ブクログ
歴史の知識がなかったり、歴史に興味がなくても、読みやすいし、面白い本です。
終始語られているのは大半の悩みは古代の人々が考え尽くしているので古典を読めば悩みに向き合うことができるということ。歴史思考でみると、平凡とか非凡とか「どうでもいい」し、身の回りにある「当たり前」も歴史思考でみるとぜんぜん当たり前じゃなかったり。価値観も場所や時代によって変わるし、歴史を知ることによるメタ認知のことを「歴史思考」とよんでいる。子どもにもおすすめしたい。
Posted by ブクログ
最近コテンラジオを聞くようになり、本も出ているとの事で読んでみた。
人間の価値は近視眼的に決まるものではなく、複雑な因果関係のなかで、今後どんな影響を及ぼすかは全く分からない、という話が印象深かった。「大河の一滴」のような。
かつての強みが現在の弱みに転換するという話にも一般性がある。
多様な価値観を認識し、自分の価値観を相対化せよというのは頷くところが多いが、一方で目標未達や周りの価値観に合わせられないというような悩みには効かないとも感じた。
Posted by ブクログ
素晴らしかった…「存在した時点で人生は99%成功」「日々、決断を迫られる現代人に必要なのが教養や古典」「その価値観が唯一絶対だと思い込まず、ほかの価値観も認めておくこと」等々、メッセージがいちいち力強く、全てが励ましに聞こえた。
Posted by ブクログ
とても良い本だった。
歴史を知ることで今ある悩みを俯瞰して考え、心を楽にする方法が書かれている。
人間は「存在する」だけで99%は成功していることの根拠や、価値観は時代によって変わるので、特に価値観が変わりやすい現代において、特定の価値観に依存しない方が楽に生きられる、といった内容をわかりやすく解説。
著者のラジオを聴いたことがないので、是非聴いてみたいと思った。
Posted by ブクログ
大好きなコテンラジオでお馴染みの深井さんの著者
古典を学び、メタ認知力を養うことでより幸せになるはず、という考えに賛同
本書のなかでもヘレン・ケラーの話は秀逸!
未読の方はぜひ!
またコテンラジオのヘレン・ケラーの回もぜひ聴いてほしい
ヘレン・ケラーやサリバン先生だけではない、全ての人が人生が繋がっていく感じ
私はとても感銘を受けました
Posted by ブクログ
読みやすい本です。登場する歴史上の有名人物たちですが、彼らの人生と有名エピソードも、ギュッとコンパクトにエキスだけで身も蓋もなく手っ取り早く振り返られちゃっています。
先のことなんてどうなるかわからない、確かに。存在した時点で人生99%成功!とか言われちゃったら、肩のチカラが抜けます。ありがたい。
Posted by ブクログ
大河ドラマにハマって歴史ブームになり、紫式部ミュージアムの公開収録ですっかりコテンラジオのファンに。主催の深井さんの初めての図書。歴史を学ぶのはメタ認知を身につけるのに役立つのだということを、
過去の人気エピソードを交えてわかりやすく解説してくれます。コテンラジオのエッセンスがサクッと読める本としておすすめです。
Posted by ブクログ
ランニングや家事をしている時に聴いている「コテンラジオ」。そのパーソナリティを務める深井龍之介さん初めての著書。
「歴史思考」とは、歴史を通して、自分を取り巻く状況を一歩引いて、客観的に見ること。
そうすることで、あなたを苦しめている「当たり前」が当たり前ではないことに気づき、目の前の苦しみから解放されるとのこと。
「コテンラジオ」でも取り上げられた歴史上の人物の生涯を通して、現代人が抱えている悩みを解放してくれます。
現代人が抱えている悩みは、社会の常識や価値観からくるものが多いです。
しかし、その常識や価値観は、時代、場所が違えば180度違うこともあります。
例えば、昭和に入っても農村では「口減らし」として生まれたばかりの子どもを殺すことがあったり、世界的にみても男性間の性行為は一般的だったりしたそうです。
今では考えられないことが、社会の常識や価値観だったのです。
苦しんでいる時は、どうしても視野が狭くなってしまいます。そんな時こそ、一息つき、客観的な視点で問題と向き合いたいと思いました。
Posted by ブクログ
悩みは自分の当たり前から逸脱したときに生じるもの、だから色んな歴史上の人物の生涯や価値観を知ることで井の中の蛙から脱出し悩みから解き放たれようという本。最近は朝ドラ(虎に翼)を通して昔を知り未来を考えるということを学んだので読む時期がちょうど良かった〜メタ認知能力の向上だけでなくそれも考えるきっかけになった
Posted by ブクログ
歴史を知ること、歴史を学ぶ学ぶ意味について著者の考えが述べられている。有名な偉人のエピソードを例示しながらの説明は説得力もあり、読みやすい文章にも好感が持てる。
元々歴史が好きなところ方にとっては少々浅めの内容に感じるところもあるだろうが、これは歴史が得意ではない読者も想定して、あえてシンプルな形にまとめているようだ。この本を通じて、歴史に苦手意識があった人が興味を持ってくれれば、1人の歴史好きとして自分自身も嬉しい限り。
(コテンラジオのヘビーリスナーでもあるので)
カジュアルにサクッと読めて、シンプルに歴史とは?についてとてもわかりやすく言語化されているので、むしろあまり興味がなかった人にこそ読んでほしい一冊。
Posted by ブクログ
COTENラジオ主催の深井龍之介氏の初の著書
歴史を学ぶことの重要性を説いている
メタ認知するためには、比較が必要であり
それには過去を見直すこと
すなわち歴史を学ぶことが重要である
人類は同じことを何度も繰り返していることが面白い
Posted by ブクログ
簡単な文章ですぐ読み終わった。ラフですこしとぼけた感じの本の表紙やイラストがかわいかった。
古典を読むことで、より世間や自分他者を俯瞰的に、広い目で見ることができる一助となってくれる。たとえ自分にとって悪いことが起きたとしても、それが後々良い方向に変化する可能性だってあるし、なかなか自分の努力の成果がでなくても、マイケルサンダースのように、人生の最後のほうで花開くときがある。
ヘレンケラーの話にあったように、いくら偉人だ有名だとある個人がもてはやされていても、その人の後ろには膨大な数の人々のサポートがある。ヘレンケラーが起こした奇跡は、彼女だけによって起きたことではなく、彼女にかかわった全ての人の力によって起きたことだ。
この本を読んで教えてくれたのは、人や物事を短い時間軸や一つの側面から判断するのではなく、長い歴史、環境の流れや変化を意識したり、物事や人の多面性を考慮に入れるとよいということ。そうすれば、何か一つのことに執着せず、より自由で身軽な心とものごとの見方を得ることができる。
マイケルサンダースの楽観性、どんなにうまくいかないことが続いても、あきらめずに、すぐに自分と状況を立て直すということ、自分も見習いたい。
Posted by ブクログ
2022/07/25 読み終わった
コテンラジオより。深井龍之介の著作なら読みたい。
人生には何が起こるかわからないし、自分が何かをどうにかしようとしても、歴史の大きなうねりの中ではどうしようもないこともいっぱいあるよ。予想できないことだらけだよ。(だから悲観しなくていいよ)みたいな話。
コテンラジオを聴いている人だったらほとんど既知だし、そうだよねって内容。これからも聴き続けます!
Posted by ブクログ
YouTube で歴史の話してるいのをみて、本を購入。面白いエピソードが多く、内容もわかりやすので直ぐに読み終えることができた。
価値観に囚われるから悩むという話で、その価値観は長い歴史を俯瞰してみたら、当たり前じゃないよって話。古典を読むといいとあるが、やはり読むハードルが高い。古典を解説した本を出してくれるとうれしい。
YouTubeで見たOSの変換点の話は本になかったこが残念。ああいう体系的にまとめた本はないの?
Posted by ブクログ
深井さんのコテンラジオを愛聴しているので、気になって読んでみた。Pod castに比して内容が浅く感じられたが、歴史を学ぶ意味を著者なりに分かりやすく説いている。入門書なので古典の魅力にハマったら自分で古典を読んだり、ポッドキャストを聴いて学び続けるといい。
Posted by ブクログ
紙幅や多くの人に読んでもらう必要性から致し方ないと思うが、ラジオと比べて内容が薄いように感じた。ただ現代の生きづらさから自由になるというテーマで教養を深めるとっかかりとしては良書と思う。
Posted by ブクログ
Spotifyでコテンラジオのポッドキャストを拝聴する中で本書の存在を知った。
ポッドキャスト内で紹介されるエピソードや、語られる見解・示唆の簡易ダイジェスト版のような内容。
リスナーであれば改めて本書を読む必要はないと感じた。
Posted by ブクログ
コテンラジオリスナーからすると、復習になる一冊でした。今までのラジオを書き起こしてシリーズにしてもいいのかなと思いつつ、売れるかどうかはわからない…笑
Posted by ブクログ
タイトルにある「歴史思考」とは、
「歴史を通して自分を取り巻く状況を一歩引いて客観的に見ること」であり、それによって思い込みのから自分を解放する(=メタ認知)につながるとしています。
実際、歴史上の偉人のエピソードを取り上げながら、当たり前を疑うこと、特定の価値観に囚われすぎないこと、メタ認知によって「自分事」の範囲が広がることに触れています。
2024年の私はコントロールできないことをコントロールしようとして苦しんでいました。その執着が苦しみを生んでいたのだと本書を通して気づくことができました。また、古典を比較物とすることで自分自身を見つめやすくしたり、悩みの先行研究の成果をもとに、自分の問題意識をブラッシュアップしたりと仕事においても前に進めるモチベーションにつながる一冊でした。
Posted by ブクログ
読みやすくて、するっと読めた。
簡潔に書くことって難しいけど、伝えたい想いを大事に書いてくれていた本な気がする。
歴史に沿った説明とかあるのかなと思ったけど、あんまりなくて、偉人伝のいいとこ取りな感じでした。
Posted by ブクログ
具体的な歴史上の人物の人生を参考にした自己啓発本。さらっと読めて面白かった。
著者が学生時代の歴史の先生だったら、もっと歴史が好きになっていたかもしれない。著者のポッドキャスト「コテンラジオ」も聞いてみたくなった。
Posted by ブクログ
当たり前は社会が作った常識
悩みは当たり前から外れた時に生じる
現代社会で当たり前だと思われている事は、長い歴史で見ると当たり前でないことが多い
色んな価値観を認めることで生きやすくなる
Posted by ブクログ
深井さんのこと何で知ったのか忘れたけど、やり手の事業家でありながら古典から学ぶみたいな活動しているところとかさわやかなルックスとかで期待して読んだんだけど、正直なところ期待はずれだった。
偉人だって遅咲きの人や完璧でない人がたくさんいるんだから、そんなに焦るなみたいなことをいっている本なんだと思うけど、いつまでも待ってもいられない。咲かずに完璧になれずに凡人で終わることだって十分あると思うから、あまり説得力ないと思う。
あと、やっぱりこういう本を読んでしまう人って何者かになるのに憧れつつなし得ていない人だと思うんだけど、何者かになることに意識的であり過ぎるのがいけないんだと思う。この本で紹介されている偉人の方々は、何者かになろうとしたんじゃなくて、興味の向くままとか、人生の流れるままとか、何かをなし得るために生きていたら偉人とされるようになったってとこだと思う。
ライターさんのせいかもしれないけど、文調も浅薄で気に入らない。ポッドキャストかもとになってるみたいだから聴けばよさがわかるのだろうか。