深井龍之介のレビュー一覧
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何に価値があるがを一人一人考える必要がある時代
HOWでなく、whatとwhy
物事をどこから見るかが教養、リベラルアーツ
BC6〜4
哲学者大量発生
農業の生産性があがって、考える時間ができた
4c
キリスト教→教会権力
フランス革命→人権
二度の大戦→国家のために
ミクロを組み合わせればマクロが理解できるかというとそうではない
理解するの定義の違い
数学→オペレーションの分類ができたら
物理学→予測ができたら
工学→現実におとせたら
社会学→共感できたら?
日本はキリスト教国じゃないのに近代化できた世界でも珍しい国
立法権が神にあって、政治的に法律を決められないから近代化で -
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知的満足度の高い贅沢な本。
私は、宗教学の対話相手である〝橋爪大三郎“、歴史学の〝本郷和人”、脳科学の〝乾敏郎“を楽しみにして読み始めた。尚、乾敏郎は『脳の大統一理論』の著者。橋爪氏や本郷氏は言わずもがなだと思うが、このラインナップだと絶対ハズレはないだろうと。期待通りである。いや期待以上である。これらの対話相手以上に、仏教学の〝松波龍源”。この方の話は非常に面白く、まさにこうしたオムニバス的な編集の醍醐味であり、出会いであった。他に物理学の‟北川拓也“の話も勉強になった。
だが、松波龍源について触れておきたい。発言を要約しながら考えてみる。
「宗教改革やルネサンスにより、神中心の哲学が見 -
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コテンラジオファンには馴染み深い深井さんの共著ということで楽しく読ませてもらった。ターゲットが異なるのだろうが、正直、単独著書の『歴史思考』よりも断然面白い。コテンラジオ本編でも随所に感じられるように、深井さんの宗教(特に仏教)に対しての熱量が顕著で、該当章の内容が特に興味深かった。
話は少し逸れるが、対談というものは他人の頭を使いながら自分の頭を整理できる有益なツールだとあらためて感じる。近年ではソフトバンクの孫さんがAI同士に議論させたり、NotebookLMでの対話音声化が注目されていたりと、インプットや思考整理の方法に変化が生じてきたように感じる。今後は、(人間同士の)こうした対談形 -
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本書は対談集、めちゃくちゃ面白かった。
2名の著者が、7つの分野の最先端をはしる学者と対談するという内容。
① 物理学
物事の根本まで立ち返る「第一原理主義」の学問。数式などを重んじる物理学が「直感が重要」と言っているのが印象に残った。直感とは日々たくさんの数式を解き続けて残ったもの、だそうだ。量子コンピュータなど最新の話題も。
② 文化人類学
特に印象に残った話。2年間現地の民族と共同生活をしながら、ある意味「それに染まって」研究をする学問らしい。お話をされている先生が研究した民族では「じゃあ君は私の弟な」と血のつながりのない親族関係を構築する民族であったらしい。
転職の多い現代、こ -
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「コテンラジオ」で深井さんのことを知り、大ファンになりました。
この本を通して言いたかったことは、きっと第7章の「悩みの答えは古典にある」に凝縮されているんじゃないかと思いました。普段はラジオという音声メディアに携わる深井さんが、なぜ本を書いたのかということも記してあります。
深井さんが、ご自身だけのために教養をつけるのではなく、現代を生きる私たちの悩みに寄り添い、過去の偉人が残した功績や生き方に私たちがアクセスしやすくなることで、悩みを解決したり、生きやすくしたりすることに繋げようとする取り組みに、個人的にとても感謝しています。この本も、その取り組みの一環であるという認識です。
本の中 -
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ネタバレAとB、両方を知って体験してAを本当に知ることができる。
文化人類学という学問があることを知る。かなり興味が惹かれた。
三蔵法師は敬称で、現在も居る事に驚いた。人間性とは?と考える。
宗教学ではずっと謎だった「神と和解せよ」について、解釈を書かれていて新しい視点を得た。空気を読んでも後に無駄になるなら、読まないほうがエネルギー・時間のエコになる、は目から鱗。その場しのぎは無駄(状況にもよるだろうが)、長期的に保たせたいものほど忖度なく「理性」で動くほうが無駄にならない。
歴史を学ぶことは後々に自分の人生でも起こるかもしれないことを客観的に学ぶこと。「このとき」、誰がどういう気持ちで動いたのか -
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コテンラジオの深井さんだから気になって読んだ本。ポッドキャストでも聴けるのは知らなかった。
物理学、仏教学、歴史学、宗教学が特に興味深かった。
知らないことを知りたくて本を読んで更に知らなかったことを知っての繰り返しでこの本を読むとどんどん知らなかったことが増えるなと思った。もっと知りたいってワクワクさせてくれて楽しかった。
文化人類学の話で出てきた小川さやかさんの本は読もうと思った。
物事に対して色んな見方が出来ればより自分にとって良い道を選択できるし理解も深まる。自分にはまだまだ未熟なところがあるので理性と知識と俯瞰する力を身につけたい。
物理的な痛みも分析すれば痛みが遠のく話は面