加藤慧のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
韓国と日本の女性観は、儒教的な考えが元になっている点で通ずるところがあり、この小説も共感するところが多かったです。男性視点でフェミニズムが語られているところが興味深く、読んでてイラッとする女性は少なくないのではと思いました。
この本にもありましたが、特に性犯罪に対する認識が、男女で隔たりが大きいことは日常にも感じます。男性が語るのは、冤罪や女性がそもそも誘惑したのではないか、等の男性擁護です。そうかもしれないですねと流しながら心の中では、割合としてそんなの数パーセントでしょ、アホらしいくらいには思ってます。私は私で女性に肩入れしているんでしょうね。だからこの手の話は難しいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作がおもろすぎたので超期待してた。結果としてはちょっとがっかり。別に面白くないわけじゃないし、て言うか面白かったし、終わり方も割と好みだったんだけど、前作が痺れすぎた。〇〇すぎた、って表現はバカみたいで好まないんだけどほんとに痺れすぎたって言いたくなる感じだった。フェミ彼女ほどではないけど確かに女性の権限はこうであるべきだ!!!!!!!!!と共感が強くて読んでてほんとに楽しかった。一方これはストーリーとしては面白いけど共感はゼロだった。私は自由が好きで恋愛なんてしたくない縛られたくないって思っていたけど、結局恋愛すると独占恋愛主義なんだなと感じた。まぁその点は最初苦悩する主人公と重なる部分もあるけど。とはいえその道には進まないので共感とはいえなかった。縛られたくないし結婚願望もさほど強くない。今の彼とうまく行くために他で恋愛もしたいなと思うことがゼロではないし考えたことは何回もある。けど彼に他の彼女ができたなんて言われたらもうそれは発狂もの。数日前に読み終わった「炭酸水と犬」を思い出す。全くあり得ない。付き合う意味とは?となる。その点やっぱりオープンリフレーションシップには共感できないんだろうなと思う。
でも、話はほんとに面白かった!自作も楽しみ!韓国小説って面白いしなんだかご飯の描写がとても魅力的なのも韓国小説にハマりつつあるのかもしれない! -
Posted by ブクログ
3回読んだのですが、腑に落ちる点と小説として疑問に思う点の落差がありました。
よかったのは、とにかく勢いがあり、サクサク読めて「声を上げて行動に移す」姿の力強さ。読んでて胸がすく時がありました。主人公の彼女がデモの大切さ、行動することの大切さを、言葉と感情丸ごと主人公の男性にぶつけて表現するもどかしい
リアルさは、うまく伝えられないフェミニズムの受けての問題を大きく表していると思いました。
小説として疑問に思う点は、対話が少ないことでした。これが残念。センシティブな問題だからこそ答えが見つからないことにも根を張って1発逆転ではなく、脈々と続く歴史の一部の問題として対話を続けるメッセージを感じにくかったです。
私の個人的な対比として「サハマンション」(チョ・ナムジュ作)は女性のフェミニズムから発生した高齢者問題や低所得者問題にまで広がると言う深い対話があり、問題は簡単ではないと言う、重い課題を残す作品でした。サハマンションを先に読んだので、本作品のキャッチボールのなさが物足りなく感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ一気読み。
タイトルのセンセーショナルさ、『狂った』というワードチョイスに違和感があった
『彼女』の言いたいこと、主張はとてもよくわかる
ただ、それを目の前の大好きな彼氏に、パートナーに、ぶつけまくることは違うのではないか
一般的な善良な男性と、ミソジニスト、性犯罪者の
間には大きな崖があって
女性を攻撃したり蔑ろにしたりする奴等に
同情の余地はないけれど
(自分の置かれている状況が、昔と違ってクソと接する機会がなくなったから
怒りのメーターが低いのかもしれない)
職場(ベストセラー作家)での理不尽なセクハラ、パワハラ、女性上司の無理解、これらはアラサー以上の多くが経験してきたこと
今の20代くらいではかなり状況が変わり、
職場でのハラスメントは一発アウト
ただそれも良識ある人事がいたり体勢が整っている企業の話で、アラフィフ以上が表舞台から一掃されない限りまだ存在するハナシでもある
退職後、黙っているのではなく、被害者達で連帯し、告発したというラストは良かった
二人が別れを選択したのは賢明だと思う -
Posted by ブクログ
最善()を望みながらも、次善の恋愛()を繰り返してきたミレ
恋愛に対して一家言あるミレが、オープン・リレーションシップという今まで空想上の概念としてしか捉えていなかった恋愛の体制を考える
悩むよね、理解できないよね、けど理解しようとするよね、それが好奇心からくるものであっても。
恋愛至上主義というかものすごく女性的だと思った
相手に共通点を探す、嫉妬心と戦う自信がない
ミレにはオープン・リレーションシップは合わないと感じた。自分の最善のために嫉妬心を抑えているという意味ではそれも次善では??
適応しようと努力している姿が痛々しいと感じた
著者あとがきでありましたが、これはフェミニストにとって”希望的恋愛”書きたかったのだと。
むずかしい!簡単には理解できないけど、理解したいと思う。それもミレと同じように好奇心からです。
韓国のことわざ面白かった
「家の中の象」
「目から蜂蜜が落ちる」
あと韓国のご飯もこういった翻訳した小説を読む醍醐味だなって思います