加藤慧のレビュー一覧

  • 私の最高の彼氏とその彼女

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    ネタバレ

    最初は、独占的な恋愛をしないことが、違和感しかなかったけど、読んでいくうちに、だんだんと慣れていく部分もあった。
    あとがきのエゴマの葉論争は、この本の影響もあるのか、なぜ自分の恋人が友達を手伝ったら怒るのか、と思ってしまった。
    でも、やっぱり、今まで独占的な恋愛・結婚が当たり前の世界で生きてきているので、すぐには受け入れられないようなことも色々起きると思う。
    ただ、恋愛・結婚において新しい視点をくれた小説で、とても面白かった!

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    2025年11月28日
  • 僕の狂ったフェミ彼女

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    全ての男性に読んでほしいフェミニズム本。単純な女性讃歌ではなく、こういうふうに生きてきた・育てられた男性の視点、気持ちはわかるけどここまでいくと生きづらいよなという女性の視点、どちらにも共感できる。とても読みやすいからティーンエイジャーにも良いのでは。

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    2025年06月26日
  • 僕の狂ったフェミ彼女

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    韓国語のことわざや慣用句などに注釈がついていてとても分かりやすかった。
    この本で取り上げられているテーマは、2024年現在でも問題になっていると思う。少しずつ良くなっているのかもしれないけど。
    何年か先に、この本が読まれ「こんなことがあったんだ、今とは全然ちがうね」と言えるといいなあと思いました。

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    2024年09月29日
  • 僕の狂ったフェミ彼女

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    痛快。韓国も日本もジェンダーギャップが大きいので、そうさせている価値観がある。その不完全さを指摘していて、一度知ると抑圧されていた頃には戻れなくて良い

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    2024年08月11日
  • 私の最高の彼氏とその彼女

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    とても好きな作家さん。『僕の狂ったフェミ彼女』では彼女のフェミニスト感情に共感しかなく、男性に一緒に訴えかける気持ちで読んでいたが、今回はオープン・リレーションシップというテーマで主人公のミレが彼氏とその彼女ソリから教えてもらう立場で、私も一緒に教えてもらった感覚。恋愛と自分の人生を切り離して考えられるソリがかっこいいなと思った。

    確かに浮気されていても自分と良い関係を築けるのならそれでいいのではという考えがどこかにあった自分にはあれはこういうことだったのかと目から鱗だった。

    他の男性に玉ねぎをあげただけで亡くなってしまう女性もいる韓国でこの本が出版されたことは祝福されるべきことだと思う

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    2024年07月27日
  • 私の最高の彼氏とその彼女

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    実験的な小説。オープンリレーションシップの偏見(世間一般に言われる悪いイメージ)と実際のルール(むしろ従来の恋愛より優れている部分は何なのか)の解説になっており。価値観が揺さぶられる。目から鱗だった。

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    2024年07月26日
  • 僕の狂ったフェミ彼女

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    『나의 미친 페미니스트 여자친구』 全訳
    釜山国際映画祭「Book To Film」に選ばれた最高の話題作
    小説家50人が推薦する「今年の小説」選定
    韓国文化芸術委員会「文学分かち合い図書」選定

    「こうやって結婚して子育てすることが、普通の幸せなんだってこと、彼女が毎日気にしている中絶や盗作、性暴力事件などとは縁遠い、平凡な日常だってことを、わかってほしいと思った。」

    んなわけないだろ。読んでいて、スンジュンになんども腹が立った。
    82年生まれ、キム・ジヨン以来の強烈なフェミニズム感情。
    彼女の苦しみ、叫びが、平和ボケしたスンジュンには全然響いてなくてそのもどかしさに共感した。
    他人の結

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    2024年05月05日
  • 僕の狂ったフェミ彼女

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    ずっと読みたかったこの本をやっと読むことができた。

    ものすごく読みやすい訳で、するする読めてしまった。そのさなかに、はっと立ち止まる言葉があり、そのたび一呼吸おいて、自分に立ち返り読んだ。
    大学を出て仕事を始めてから、自分の恋愛脳がほぼ、機能しなくなった。何故だろう?高校大学で色々ありすぎたから?流動的に、アロマンティックに?と感じていたり。今回この本を読んで、そのきっかけ…というより、変化の材料のようなものがわかってしまった。
    著者あとがきの、「自分の人生を安全に守り、自分らしく生きたいという欲求と、誰かと共に行きたいという欲求が正面衝突するしかない。」これが答えだった。著者が、「彼女」が

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    2024年04月27日
  • 私の最高の彼氏とその彼女

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    オープンリレーションシップとはなにか。
    自分たちの納得できる姿を見つけ出すには、いかに対話を諦めないことが重要か。

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    2024年03月30日
  • 僕の狂ったフェミ彼女

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    フェミニズム関係の本を読んで、周りの女性たちに男尊女卑構造による辛さを聞いてからだと、主人公のスジュンに対して「何やってんだよ!」と憤る

    もっとも、フェミニズムについて学ぶ前だと私もスジュンみたいな考えをしていただろう

    「俺にフェミニズムを教えろ」ではなく、「フェミニズムを学び取ろう」とする姿勢が大事だなと思った

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    2024年03月20日
  • 僕の狂ったフェミ彼女

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    フォローさせて頂いているなおなおさんからお勧め頂いて拝読。
    韓国映画や韓国ドラマをかなり観ていた時期があったお陰で何かと舌を鳴らしたりする感じや文化や場所などは軽く知っていたのですんなり読む事が出来ました。
    年上の好意を持っている男性に対してオッパと呼ぶのを久々に見て懐かしい!と軽く感動を覚えましたが、軽妙で読みやすい恋愛小説なのに内容が実は日本にも通じるフェミニスト問題。
    韓国の小説は大分前に読んだ『ダーウィンヤング』しか知らないのですが、同じ社会問題をテーマにした作品なのに読みやすさが段違い。

    就活が難航していた主人公のスンジュンが漸くアメリカでのインターンシップというチャンスを手にし、

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    2024年02月15日
  • 僕の狂ったフェミ彼女

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    対話を諦めないことは、愛を諦めないこと。

    普通の男性側からの視点でフェミニズムをどう感じるかが書かれているのが新鮮で勉強になった。
    訳者あとがきにも書かれているように、この本の中に我々が話し合うべきトピックがたくさん散りばめられていた。全ては変わらなくても何かが少しずつ変わっていくことを願う。そのためには対話を諦めない。それは愛を諦めないことなんだと思う。

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    2024年02月07日
  • 僕の狂ったフェミ彼女

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    軽い感じで書かれていので、読みやすかった。(キム•ジヨンは結構重かったので)でも、韓国の今の様子を描いていて、苦しい。分かり合えない男と女。日本は女性があまり声を上げていないだけで、本当は韓国と状況は同じ。物語のあとで、スンジュンが少しでも変わってくれることを期待したいが、、、無理かぁ

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    2024年02月02日
  • 僕の狂ったフェミ彼女

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    ネタバレ

    とある作家さんのサイン会で、元パートナーから「日本では男尊女卑はなくならないよ」と言われ、ブチギレたら振られたという相談をしたら、おすすめしてもらった一冊。

    元パートナーが発していた言葉と、本書のキム・スンジュンが発する言葉、とても似ていて、当時の「お互いの見えている世界の違い」を思い出した。読んでてちょっぴりしんどかった。

    私は、本書の彼女のように、堕胎罪反対のデモで殴られても声を上げ続ける強さはない。彼女のように自分より立場が上の人の性加害を告発できるほどの勇気もない。だけど、自分にできる範囲のことをコツコツと積み重ねて、誰かと連帯して、少しずつでも社会を変えていける人になりたいナ。

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    2023年12月13日
  • 僕の狂ったフェミ彼女

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    「フェミ」という言葉がネットではただの批判のために使われている中で、フェミニストの方がどういうところで違和感を感じているのか、またその社会がまかり通っているというところでハッとさせられる本でした。
    相手に対して性別に囚われた発言をしてしまっていないか、実は不快な思いをさせてしまっていたのではないか、見つめ直すためにもいい本なのではないかと思います。
    引き込まれる本でした

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    2023年11月06日
  • 私の最高の彼氏とその彼女

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    『僕の狂ったフェミ彼女』の作家さんです

    期待しながら読みました
    面白かったです!


    『私の最高の彼氏とその彼女』

    タイトルの意味わかります〜(・・?

    「私の最高の彼氏」だと納得です

    「その彼女」が後に付いてくるですw

    三角形か…?と思いきやそうではないんです


    私(ミレ)と最高の彼氏(シウォン)とその彼女(ソリ)は"オープン・リレーションシップ"の関係にある恋人なのです

    "オープン・リレーションシップ"とは、一対一で交際し、お互いを完全に独占する恋愛ではなく、 お互いを独占せず、他の人と関係を持つことも許容する"非独占恋愛&qu

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    2023年11月05日
  • 僕の狂ったフェミ彼女

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    今まで読んだ韓国文学の中で一番の社会派、かつフェミニズム思想の強い物語だった
    自分の思考と若干の類似性はあるものの
    客観的にみると論理の不完全性も垣間見え
    自分の勉強不足も感じた

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    2025年11月30日
  • 僕の狂ったフェミ彼女

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    今では割と浸透してきているフェミニズムや#MeToo運動だけど当時は相当衝撃だったと思う。

    自分の彼女がフェミニズムじゃないことを願うんじゃなくて相手の立場になって物事を考える癖をつけて自分の発言で相手がどんな気持ちになるか想像する力を意識していきたい。

    女性理解のためだけではなくても自分が無知であることを知る為に改めて読むのも良いなと思った。

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    2025年09月17日
  • 僕の狂ったフェミ彼女

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    韓国と日本の女性観は、儒教的な考えが元になっている点で通ずるところがあり、この小説も共感するところが多かったです。男性視点でフェミニズムが語られているところが興味深く、読んでてイラッとする女性は少なくないのではと思いました。
    この本にもありましたが、特に性犯罪に対する認識が、男女で隔たりが大きいことは日常にも感じます。男性が語るのは、冤罪や女性がそもそも誘惑したのではないか、等の男性擁護です。そうかもしれないですねと流しながら心の中では、割合としてそんなの数パーセントでしょ、アホらしいくらいには思ってます。私は私で女性に肩入れしているんでしょうね。だからこの手の話は難しいです。

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    2025年07月09日
  • 私の最高の彼氏とその彼女

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    “非独占恋愛(オープンリレーションシップ)”を提案してくる男と付き合う話。独占されたくない、したくない、私向きでは、と一瞬考える。でもこれ彼氏と同じくらい彼氏のもう1人の彼女も好きで3人で付き合うくらいの気持ちじゃないとな……。そこまで思える相手なら、普通に男が要らなくなる。

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    2025年05月10日