杉作のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレチンちゃんが不憫で泣けてくる。
元々外で過ごすことが多かった猫を閉じ込める。
足を触られるのを嫌がる猫の足を拭こうとする。
兄弟と育った家をいきなり出る。
知らない人(しかも超神経質、猫飼いに向かない)と一緒に暮らさなきゃいけない。
どれをとってもストレスだっただろうに。
ウメさんのふとんに粗相をしたのも分かる。
クロは元ボスだから、登場した黒猫は本当に子孫だったんだと思う。マダラちゃんの子供にもクロの子供がいたのが嬉しかった。
あと、結婚式で
「うちの息子をよろしくお願いします。」
って言われたら普通は
「こちらこそよろしくお願いします。」
という所。
「はい、頑張ります。」
じゃねぇ -
Posted by ブクログ
ボクサー崩れの男と猫の漫画。
兄が拾ってきたのに、世話をまかされた弟。そのうち兄は、猫を置いて田舎にいってしまい、弟はプロボクサーの道をたたれる。そんなドン底の中で、慰めになったのは猫の存在だった。
ネットで評判だったのでつい買ってしまったが…。
まぁ、今じゃこういう飼い方しないよね、って思ったというか、ちょっと怒りを感じた。とはいえ、ここで弟が猫の飼い方の本を買って勉強して、ってなったら多分漫画として成立しなかったんだろうな。
という矛盾というか、ジレンマがなんかいやなの。
それでも、猫の存在に助けられっていう全体的なトーンには、やられました。
涙腺が…。
ワンコ -
Posted by ブクログ
いくら自分のボクサーの夢が断たれたからって、飼い猫をボスにするという夢を抱く心は謎。
ボス猫はしょっちゅう入れ替わるし(ボクシングのチャンピオンと同じか・・・)、けがや病気も多いことは分かっているのに。
私ならさっさと去勢して穏やかに長生きしてもらいたいけど。
男と女の違いかもね。母親で息子をボクサーにしたい人なんてほとんどいないと思う。
まあ、昔はこういう飼い方が普通だった。次々子供を産む雌猫は避妊手術するけど、雄はしないという人は多かった。
猫としては本能の赴くまま精一杯生きたのだろうし、作者も精一杯愛したのだとは思う。
室内飼いで避妊・去勢手術されて長生きするのとどちらがいいかは猫にしか -
Posted by ブクログ
“「世の中にとって値打ちのないものなら、なんでもぬすめるっていう、すごい大怪盗だという話だね。」
ご隠居にいわれて、西沢のおじさんはうれしくなってしまい、
「いやあ、それほどでも。」
と、髪をかきあげました。
「なにも、おまえさんが照れることはないんだよ。で、ものは相談だが、その道化師に、ゆうれいをぬすんでくれるよう、話しちゃもらえないかい?」
「えーっ!」
「お礼のほうは、町内会がだすといってくれてる。」
「でも、ゆうれいは苦手で……。」
西沢のおじさんがことわろうとすると、
「べつに、おまえさんに、ゆうれいをぬすめっていってるんじゃない。」
と、ご隠居がいいます。
「だけど、道化師<ピエロ