Posted by ブクログ
2013年08月19日
すずめがツンツン地面をついばんでいたり、
蜘蛛が巣をはっていたり、
猫がまた、我が家の塀の上で眠っている姿なぞを見かけると、
あ、
(食ってる。)
(家、作ってる。)
(寝てる。)
と、私は思わず心惹かれて、その様子に見入ってしまうのだ。
彼らは、
私達とは言葉を交わさない。
意志も通じ合わな...続きを読むい。
お互い、そしらぬフリである。
でも、同じ時代に同じフィールドで、
同じ様に
食ってるし、
寝てるし、
生きてんだな~、と思うと、
何かこう、同志に対する愛着の様な感情が溢れてきて、
(お互い頑張ろうな)と、声をかけ、←(心のなかで)
その場を去るのだ。
私はペットには興味が無い。
他者の命に責任を持つ、ってちょっと大変そうだな、って思うから。
でも、
寒空の下で凍えていた子猫を2匹連れ帰ってきた時から変わった著者達の生活は私が思い描いていたものとは、全く違っていた。
たとえ、同じ人種(?)じゃなくても、
あきらかにひとりよりはふたりのほうが、毎日は煌くものなんだなぁ~
自分を頼ってくれる他の誰かの存在が、
自分を救ってくれるものなんだなぁ~
なんて、ごく当たり前のことに気付かされ、しみじみ…。