望月安迪のレビュー一覧
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感想:
本書は、問題解決や仮設思考について書かれた様々な名著を、体系的にまとめ上げるだけでなく、オリジナリティも感じられる良作、だと感じました。
特に面白かったのは、「イシューから始める」のではなく、「目的から始めよ」と唱えたアンチテーゼ。
大ヒットの名著に対して、真っ向から反対する意見を言い切ってしまうところに、筆者の強い意志を感じられ、そんな情熱的な筆者に私は興味を持ちました。
批判を行いつつも、イシューについて書かれた内容から、名著への敬意を感じられました。
本書をおすすめしたいのは、特に「学生」です。
理由は、「学校の勉強に意味はあるのか?」について、私にとって新しい考え方でアンサーを出しており、これは学生の心に刺さるかもしれない、と思ったからです。(少なくとも、私の心には刺さりました(^^;))
本書を読んだ目的と背景:
仕事で目標設定と取り組みの質を高めるため。
立てた目標が形骸化、目標の難易度が高すぎで実施しない、など仕事で目標達成ができずにいるのが背景。
読んだ割合:
70%。見出しだけ読んで、説明できる知識があるものは割愛。 -
Posted by ブクログ
まず最初に目的を設定するというのは、大いに共感した。
何事も打ち手から、考えるいわゆる”how思考”で物事を考える人が多いが、最初に目的を設定しておかないと、全く真逆の方向に進んでいるということは多々ある。
戦略と戦術の話とよく似ていて、戦略の良し悪し、戦術の良し悪しでセグメント分けした4パターンの場合、一番最悪なのが、戦略が悪くて、戦術がいいパターン、なせなら、戦略が悪くて(方向性が違う)、戦術がいいと間違った方向に大きく早く進んでしまうため(戦術はいいから)
まずは、何が課題なのか、そして、それを設定した上でどう進んでいくのか(もはや割合は8:2くらいでいいのでは)を考える必要がある。
goal,object,purpose,この3つが目的という意味を持つがそれぞれの単語の成り立ちから考えて、目的を設定することも重要(方向性、熱意や意義など) -
Posted by ブクログ
▼読んでいた時の興味
①今年の目標設定をする上で人生の目的や目標や手段の設定に悩んでいたから。
②魅力的な目的はどのように設定すればいいのか悩んでいたから。
③そもそも目的はなくても良いんじゃないだろうかと悩んでいたから。
▼印象に残った意識していきたいこと
①どんな小さなことにも目的はある。どんな行動でもなにかしらの未来の変化を意図しているはずだ。だから、無目的でいいんじゃないかという発想はそもそも存在しない。
②目的を自覚的に扱えば最小の労力で最大の成果を上げることが現実のものになる。
③目的には主観が必要。たとえば、観光地の情報をどれだけ並べ立てても、こういうところに行きたいという主観的な気持ちがなければ目的地が定まらないのと同じことだ。
④分析思考で目的を生み出すことはできない。数々の要素をひっくるめて一つの目的へと収束させていく総合の思考が必要。
⑤自身が腹落ちする目的を見出すまで、何のためなのか?を問うことが目的設定の王道。
⑥もしその仕事がなくなったらどうなるか?を問うと目的がわかる。
⑦目的や目標を判断軸とすれば意思決定はブレなくなる。
⑧設定される目的が無制限に拡散しないよう、自分のポジションや見据える時間軸の2軸で外枠を作る。
⑨目的→目標→手段の成果創出ストーリーが優れているかの5つの判断軸。戦略的である。統合されている。ユニークである。実行に繋がる。人心をかきたてる。 -
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「21世紀は主題ではなく、方法の時代である」
-松岡正剛
4PフレームやMECEなど、今まで使われてきたロジカルシンキングは、型にハマることでアウトプットが同質化してしまうという問題があった。
そこで、ロジカルシンキングの型を「QADIサイクル」という新型に更新しよう、そんな野心的な提案をしているのが本書。
発見→論証という大きな流れの中で、Q問い→A仮説→D示唆→I結論という小さな流れのサイクルを考えていくのが、シンロジカルシンキングである。
論理だけではなく、人の感情や思いといった「情理」を思考の型に組み込んでいこうとする姿勢はとてもいい。あと引用が教養に富んでいて好き。冒頭の松岡正剛とか、ビジネス書ではなかなか見ない。
この本でしか得られないようなロジカルシンキングの方法は正直ないんだけど、最近のロジカルシンキングの流れを全て総合したような本で、これ一冊でいいなというお得感がある。おすすめ。
断片化しているロジカルシンキングのフレームワークを、1つに総合しようとする試みとも言えるか。綜合といえば、最後がヘーゲルのミネルヴァの梟の引用で終わるのも示唆的だな。というかヘーゲルの哲学を前提で作ってるのかこの本。書いてて今気づいた。
あと同じ著者の『目的ドリブン』は、この思考の型をOSにしたアプリのようなものらしい。個人的にはそっちの方が即実践に役立つのでおすすめ
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【目的】コンサルタントのスタートダッシュを決める
【内容】
インプット、ストック、プロセス、アウトプットの時間をはっきり分ける
小さな仮説を常に沢山持つ
固有解に意味がある
用強美(役に立ちロジックが通り理解しやすいか)
インプット本10記事10インタビュー5を一気に
資料作成目的設定、構成作成、ドラフト、最終化
15分単位で32スロットで8時間働く
ランチ食べる 7時間寝る 読書する 整体行く
形成期、混乱期、安定期、協働期
マイルストーン・目的・論点の3点セット
議論では乗っかり、補強、組み合わせ、触発
約束を守る やり切る 相談する
上司からのコメントは文字に残す
自分が超えるべきハードルを上位者と設定する
事前に会議での確認てんや仮説を3つまとめる
ファクトマスター、ミニマネジャー、スキルマスター
議事録、メール、スケジュール調整、タスク設計、MTGのアジェンダ作り、資料構成の組み立て、資料作成、プレゼンテーションとディスカッションの流れを1人で回せるようになる -
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いついかなる時も、まずは全体像から捉える。
そりゃそうでしょ、例えば、手が痛いのに足の診察しても全然症状はよくならないでしょ。まず身体全体でどの部分に痛みがあるのか知る。で、そこから細分化していく。
問題は何なのか?
↓
今やるべきでないことを切る。
↓
残ったのは何か。
実にシンプル。
そもそもコンサルタントの価値は作業そのものではなく【作業の先】にある。クライアントの意志決定を支援し新たな変化を触発し現状よりも良い状態へ導くこと…つまりアウトカム(成果)を生み出すこと。
一番重要だと思ったのは【自律×仮説の姿勢で相談する】これってこういうことですかまで落としこむ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書で印象的だったのは、物事を捉えるうえで「広がり」と「深さ」の両方が必要だという点だ。普段は目の前の課題に深く入り込みがちだが、広い視野で構造的に考えることで初めて本質が見えると実感した。ロジックツリーなどのフレームワークは、単なる整理の技法ではなく、自分の思考の癖を矯正し状況把握を助ける有効な手段だと感じた。
また、「生産性向上の公式」は、自分の職場の課題を考えるうえで非常に納得感があった。人材不足により付加価値の低い業務が増えてしまう状況では、個人の努力で改善しにくい部分が多い。その中で、自分たちが生産性を高めるには、スピードや精度、限られた時間の使い方で勝負するしかないという現実を認識すると同時に、改善の余地が明確になった点は前向きな気づきだった。
さらに、結晶性知能と流動性知能の議論から、組織で求められる知能のバランスについて考えさせられた。正しい判断には両方が必要であり、合意形成に頼りすぎるのではなく、最終的にはリーダーが責任を持って決断すべきだという主張にも共感した。全体として、本書は今後の働き方や組織での役割を見直す貴重な機会となった。 -
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ネタバレP 29
「〝何のために〟その仕事をやっているのか」 そのことを、分かっていなかったから
P 41
仕事で失敗したければ、 目的を忘れ去ってやればいい
P 43
のために〟が分からないままにガムシャラに働いても、成果は決して出ない。 そもそも、僕らの仕事は「作業」そのものに意味があるわけではない。その作業を通じて生まれる「価値」の部分にこそ意味はある。
P 57
目的を忘れた仕事にいかほどの労力をかけたところで、成果が伴うことは決してない。シビアな言い方だが、それは「仕事をやっている気になっているだけ」であり、そのような仕事から価値は生まれない。
P 63
〝目的をつねに意識の主軸に置けば、仕事は成功
P 69
成果創出のつながりは〈目的 ─ 目標 ─ 手段〉という三層ピラミッド構造によって成り立っている。 すなわち、こういうことだ。 目的(Why):何のために 目標(What):何を目指して 手段(How):どのように達成するか
青色のハイライト | 位置: 332
過去の延長線上に未来を見るのではなく、望む未来を最初に描くこと。その未来像から現在に立ち戻り、その実現に必要な手段を見つけ出すこと。これは言いかえれば、 過去起点の「バックミラー思考」を抜け出し、未来起点の「バックキャスト思考」にシフトする
⚠️ 337
いま、なぜ目的について考えるのか? それは、未来起点で物事を考えることが必須の時代にあって、目的は「未来像そのもの」だからだ。目指す先が定まっていればこそ、「そこまでどうやって行こうか」「実現には何が必要か」という逆算の創意がはたらき出す。 逆に、果たすべき目的が何か分かっていなかったとしたら、どうか。 目的が分からないと、目指す先が見えないまま前に進むことを強いられる。そのような状況にあるとき、人は「これまでどう進んできたか」と過去を参照する「バックミラー思考」に頼らざるを得なくなる。だが、その考え方はVUCA時代ではもはや無効となった。
⚠️ 345
これからの時代、望む未来は待っていればやってくるものではない。しかし、実現の意思があるなら、未来は創り出すことが
P 378
目的とは、「 新たな価値を実現するために目指す未来の到達点」のこと。これが、目的の意味の中心
P 406
仕事が〝終わったか/終わっていないか〟ではなく、あくまで、目的に〝寄与したか/寄与していないか〟に意識を向けよ
P 446
目的が不在であることによる3つの悪影響──「問題が分からない」「何を優先すべきか判断できない」「アクションが的外れになる」
P 605
何のためにやっているのかよく分からないまま、とにかく目先の作業に没頭する。当初はこの作業にも意義があったはずだが、時間が経つにつれてそれもいつしか忘れられ、作業そのものが目的になってしまう。このような〝手段の目的化〟 に陥ってはならない。それは仕事をやっている気になっているだけであり、そこから価値が生まれることは期待できない。
P 768
組織において目的を設定するとき、自身の周辺に置かれる上位目的や下位目的を把握し、それらとの一貫性(つながり) を意識することが必要
P 771
だからこそリーダーとして目的を設定しようとするとき、そこでは自分の持ち場を越えて組織を広く見渡す俯瞰的な視座が求められる。上位の目的が何を目指しているのか、下位にいる人たちに何をしてほしいのか。そのような俯瞰的な視座によって、トップとボトムを一貫して接続させる目的の設定が可能に
P 861
目的を定める力の源泉にはどのようなものがあるだろうか? それには次の二つがある。
P 862
~をすべきという「使命」 ~をしたいという「意志」
P 880
目的を定める際、「いまの自分にそれはとてもできない」などと言って、現状の能力で将来を縛ってしまうことがある。しかし、最初から「できる/できない」の話をしていると、目的もそれに制約されて、現状に閉じた狭小なものになってしまう。それでは新たな価値創出は望めない。
P 884
目的を設定する際には、「できる/できない」の話はひとまず脇に置き、まずは、「~すべき」「~したい」というゼロベースの思いから出発すること。そうして目的をセットしてから、次に「どのようにそれを実現するか」と考えるのだ。新しい価値を生み出すためには、この順番を決して誤ってはいけない。
P 895
「ポジション」「時間軸」「使命」「意志」──ここまで目的を定めるための条件を揃えたところで、最後に目的そのものをアウトプットとして生み出すためにはどうすればよいか? それは、 自身が腹落ちする目的を見出すまで「何のためなのか?」を問うこと。これこそが目的設定の王道
P 944
「目的」を設定するための実践ステップ
P 947
[STEP1] 仕事の「上位目的」とその「背景」を押さえる
P 3,473
目的=未来を描き、その実現をマネジメントすること。 その代えがたい使命のために、リーダーは存在するのだ。