望月安迪のレビュー一覧
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ロジカルシンキングや思考法の名著と呼ばれるものを一通り読んでから本書を手に取ったが、まさにその集大成とも言うべき本だった。
目的ー目標ー手段という至極簡潔なピラミッド構造を常に念頭に置くということ、同時に予測・認知・判断・行動・学習の5つのプロセスを循環させること。常に全体像を捉えて仕事をするとか、無駄な仕事をしないとか、MECEに物事を捉えて分析するとか、これまでの名著から学んだことが綺麗に地図上に表現されており腹落ち感がある。
実際にこれを実行できるのか?となるとまた別問題なのかもしれないが、これがあるべき姿であることに間違いはないだろうと思わされた。またいつか仕事に躓いたとき、環境が変わったとき、決断に迫られたときなど読み返したい一冊。 -
Posted by ブクログ
プロセスの標準化はアウトプットを同質化してしまう。コモディティ思考の罠。コンサルの提供してきた思考フレームワークを超える思考。ただ、最初の結果かプロセスかの議論が多少のデフォルメはあるとしても二元論者同士の浅い水掛け論すぎて、これがコモディティ思考の罠の弊害だとすると、コンサル思考が生み出した損失は結構大きいのではと思った。脱コモディティ化のための演繹的思考。
現代にマッチした「思考」フレームワークのコアとして、Q(Question: 問い) / A (Abduction: 仮説) / D (Deduction: 示唆) / I (Induction: 結論)を提唱。 -
Posted by ブクログ
この本を取ってくれてるのは入社3年目くらいまでくらいだろうと書いてるが、私は入社15年目のマネージャー一歩手前。筆者と同世代。
そのランクでも必要な事がたくさん書いている。
何となくやっていた自分の仕事の進め方や、改善していきたいとモヤモヤしてたこと(報告はできるが議論が苦手。作業者から抜け出す)がしっかり言語化されており、思考の整理にものすごく役立った。
自分の能力を超えた質問がきたとき、えーと、と詰まって会議の空気が一瞬で重くなった経験は何度もあった。
まずはパラフレーズして上位者やシニア層にスムーズにパスして議論に引き込む技は身につけたい(笑)
確かに遠慮はあったが、チームとして成果を出すために必要だから、後から何を言われようが割り切る。
もちろんそれではだめ、どう返してくれたか学習するが。
安心して仕事を任せられる人の特徴も体系立てて書かれている。自分もそうありたいし、部下を褒めるときのワードとしても使いたい。 -
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最近コンサルの方と仕事をする機会があり、どのような思考をしているのかが気になり手に取った本。
シンロジカルシンキングで謳われているQADIサイクルについて、順序立てて丁寧に説明されている。
Question 問い
Abduction 仮説
Deduction 示唆
Induction 結論
サイクル
この5つの力がどれだけ成熟しているかによって、自身の思考の成熟度がわかるが、自分はまだまだレベルが低い箇所が多いと実感した。
日々の物事や出来事への問いの立て方や仮説の持ち方を意識して考えていくことで、思考のレベルをより一層高めていきたい。
考えるという営みはデリケートで自分でその感覚を養っていくしかないという本文の言葉通り、日頃から問いを立てることが大事なのだと理解した。 -
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【目的】
発想力を鍛える
【まとめ(1P)】
ロジカルシンキングに個人的な直観からくる仮説を組み込み、オリジナリティを創出
【ポイント(What)】
・ロジカルシンキングに偏るとコモディティ思考の罠
・「問い」の発散⇔収束が新たなアイディアを生む(切口:内/外と前/後)
・QAIDサイクル(問いを立てる→仮説をたてる→演繹手的に情報の可能性を引き出す→正しさを検証)
【アウトプット(How)】
・「主観」「信念」で独自の仮説を生み出し、ロジカルシンキングで発展、検証
・他人の仮説のあら捜しをするのではなく、有用性に着目する
【その他】
・論証は相手を論破するためではなく、組織がともに動く動機付けにこそ意義がある
・「情報をやみくもに集めてから整理する」のではなく仮説を立てて情報を収める
・知的ポジティブ:発想がわき、他人のアイディアにも「それいいね」と好意的に受け止められる -
Posted by ブクログ
目的を頂点として仕事を駆動することが成果早出の原則であり、目的ー目標ー手段の一本化を常に意識すれば必ず成功すると論じている。この原則は経営層にも一般職にも通じる思考法であると感じた。
VUCA(Volatile/Uncertain/Complex/Ambiguous)時代を生きる私たちは、過去を参照して将来を考える考え方であるバックミラー思考を抜け出し、望む未来を最初に描く、未来起点のバックキャスト思考にシフトする必要がある。目的とは、新たな価値を実現するために目指す未来の到達点を意味し、VUCA時代を生き抜くための指標となるものである。
今まで、会社のルールに従って何となく考えていた目標設定に対する意識が大きく変わった。 -
Posted by ブクログ
目的からブレイクダウンして目標、行動を考えていく。いわゆるあるべき姿を「目的」と置き、バックキャスト思考で考えていくのは、とても馴染みがある思考法。
行動を5つの基本動作に分類し、「思考と行動の型」とするが、この詳説が本書の真骨頂。
PDCAサイクルではないが、以下の5つのサイクルを回していこう、というもの。
(現在)認知→判断→行動→(将来)学習→予測
→認知…
以下、私が気になったメモ書きです。
アナロジーを意識するというのは、「メモの魔力」にも通じるもの。生活に取り入れたい。
認知
ギャップ認識からブレークダウン
判断 すべきとこをすること、すべきでないことをしないことを判断する。
判断は質×スピード。
質の向上は、軸を持つ。ぶれない判断を。
スピード向上は修練の積み重ね。
行動
アクションを導くこと。
スピード×正しさ(正しいアクション)。
予測
リスクを予測。目的とリスクは裏表。
リスクのインパクトは脅威度(やっかいさ)×脆弱性(受け手の弱さ)
リスクは推論や想像力、他者の意見で炙り出す
リスクマトリクスで優先順位を評価する。
リスクの重み×発生確率
学習
習熟の学習(経験曲線効果)と横展開の学習(抽象化)。
アナロジー 「既知」の内容を「未知」に当てはめて、新たな理解を得よう。両者に「類似性」が必要。コンサル思考の真髄。
「アナロジーを使おう」と意識しないと使えない