P 29
「〝何のために〟その仕事をやっているのか」 そのことを、分かっていなかったから
P 41
仕事で失敗したければ、 目的を忘れ去ってやればいい
P 43
のために〟が分からないままにガムシャラに働いても、成果は決して出ない。 そもそも、僕らの仕事は「作業」そのものに意味があるわけではない
...続きを読む。その作業を通じて生まれる「価値」の部分にこそ意味はある。
P 57
目的を忘れた仕事にいかほどの労力をかけたところで、成果が伴うことは決してない。シビアな言い方だが、それは「仕事をやっている気になっているだけ」であり、そのような仕事から価値は生まれない。
P 63
〝目的をつねに意識の主軸に置けば、仕事は成功
P 69
成果創出のつながりは〈目的 ─ 目標 ─ 手段〉という三層ピラミッド構造によって成り立っている。 すなわち、こういうことだ。 目的(Why):何のために 目標(What):何を目指して 手段(How):どのように達成するか
青色のハイライト | 位置: 332
過去の延長線上に未来を見るのではなく、望む未来を最初に描くこと。その未来像から現在に立ち戻り、その実現に必要な手段を見つけ出すこと。これは言いかえれば、 過去起点の「バックミラー思考」を抜け出し、未来起点の「バックキャスト思考」にシフトする
⚠️ 337
いま、なぜ目的について考えるのか? それは、未来起点で物事を考えることが必須の時代にあって、目的は「未来像そのもの」だからだ。目指す先が定まっていればこそ、「そこまでどうやって行こうか」「実現には何が必要か」という逆算の創意がはたらき出す。 逆に、果たすべき目的が何か分かっていなかったとしたら、どうか。 目的が分からないと、目指す先が見えないまま前に進むことを強いられる。そのような状況にあるとき、人は「これまでどう進んできたか」と過去を参照する「バックミラー思考」に頼らざるを得なくなる。だが、その考え方はVUCA時代ではもはや無効となった。
⚠️ 345
これからの時代、望む未来は待っていればやってくるものではない。しかし、実現の意思があるなら、未来は創り出すことが
P 378
目的とは、「 新たな価値を実現するために目指す未来の到達点」のこと。これが、目的の意味の中心
P 406
仕事が〝終わったか/終わっていないか〟ではなく、あくまで、目的に〝寄与したか/寄与していないか〟に意識を向けよ
P 446
目的が不在であることによる3つの悪影響──「問題が分からない」「何を優先すべきか判断できない」「アクションが的外れになる」
P 605
何のためにやっているのかよく分からないまま、とにかく目先の作業に没頭する。当初はこの作業にも意義があったはずだが、時間が経つにつれてそれもいつしか忘れられ、作業そのものが目的になってしまう。このような〝手段の目的化〟 に陥ってはならない。それは仕事をやっている気になっているだけであり、そこから価値が生まれることは期待できない。
P 768
組織において目的を設定するとき、自身の周辺に置かれる上位目的や下位目的を把握し、それらとの一貫性(つながり) を意識することが必要
P 771
だからこそリーダーとして目的を設定しようとするとき、そこでは自分の持ち場を越えて組織を広く見渡す俯瞰的な視座が求められる。上位の目的が何を目指しているのか、下位にいる人たちに何をしてほしいのか。そのような俯瞰的な視座によって、トップとボトムを一貫して接続させる目的の設定が可能に
P 861
目的を定める力の源泉にはどのようなものがあるだろうか? それには次の二つがある。
P 862
~をすべきという「使命」 ~をしたいという「意志」
P 880
目的を定める際、「いまの自分にそれはとてもできない」などと言って、現状の能力で将来を縛ってしまうことがある。しかし、最初から「できる/できない」の話をしていると、目的もそれに制約されて、現状に閉じた狭小なものになってしまう。それでは新たな価値創出は望めない。
P 884
目的を設定する際には、「できる/できない」の話はひとまず脇に置き、まずは、「~すべき」「~したい」というゼロベースの思いから出発すること。そうして目的をセットしてから、次に「どのようにそれを実現するか」と考えるのだ。新しい価値を生み出すためには、この順番を決して誤ってはいけない。
P 895
「ポジション」「時間軸」「使命」「意志」──ここまで目的を定めるための条件を揃えたところで、最後に目的そのものをアウトプットとして生み出すためにはどうすればよいか? それは、 自身が腹落ちする目的を見出すまで「何のためなのか?」を問うこと。これこそが目的設定の王道
P 944
「目的」を設定するための実践ステップ
P 947
[STEP1] 仕事の「上位目的」とその「背景」を押さえる
P 3,473
目的=未来を描き、その実現をマネジメントすること。 その代えがたい使命のために、リーダーは存在するのだ。