レジーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コンサル業界はプロジェクトの秘密保持の関係で具体的な仕事内容はベールに包まれている。にも関わらず、なぜ学生からあれだけの人気を博しているのか?と疑問であり購入した。
終身雇用の限界やポータブルスキルの獲得、成長を求める世の中の風潮に対して「ちょうどいい」職業がコンサルである。
しかし、世の中に絶対的な正解が無いように、万人にとって正解の職業があるとは限らない。
「ロジカルでMECEな思考法を振り回せるようになるよりも、そういった思考法を絶対視する怖さについて内省できるようになる方が、よほど成長している」
「国が定義したもの、世の中で何となく良いとされているものだけではなく、自分にとってできるようになると嬉しいものができるようになること。そういった達成の方が成長という言葉に対してしっくりくる状態なのではないか。」
やはり、自分の価値観とは関係ない世の中の風潮として生み出された尺度に従うのではなく、自分なりの仕事の面白みを見つけたり、自分なりのキャリア観をもとに意思決定・行動することが何より重要であることがわかった。 -
Posted by ブクログ
手に取った理由は、三宅香帆さんの書籍に載っていて印象に残っていたから。というのもあるが、ファスト教養が何を示しているか分からないけど自分も10分で答えを求めているのではないか、という自覚があったから。
いざ読み始めると、読む手がなかなか止まらなくなるほど興味深かった。
そして、感想を言語化するのは正直難しい。本書が悪いわけではなく、感じたことを言葉にする頭がない。理解が足りてないから何度か読む必要がある。
ので、今はひとまず順序とか関係なく思ったことを箇条書き。
・本書でファスト教養と言われる動画も一時期よく見てたけど違和感があった。見てる時は面白いけど、意味があるのかな?と。例えるなら、最初から攻略サイトを見ながらやるゲームみたいな感じ。頭に入れる作業みたいな。
・本のチョイスは難しい。あからさまに変な本(例:「教養としての日本酒」)なら避けられるけど、読んでみたらただの個人の感想みたいな本もやっぱりある。これに関してはとりあえず読んでみないと分からないかも。もし下調べをしてしまったら、結局コスパ重視での選書になってしまうかも。
・実際、ファストかどうかというのはやはり判断が難しい。著者が最後に挙げていた本も見方によってはファストになるのでは?
・教養のため、と考えて選んでいる時点で純粋な知識として得られないかも。「教養のため」はどうしても何か利益を得ようと頭が働いてしまう。かと言って、何かに活かすために読んだ本がその後ずっと役に立っていることがあるのも事実。
・ここでいう教養はやはり人生の何かの役に立つ、ということになりそう。でも小説は役に立てようと思って読んでいないけど、読んだ結果、人生の中で重要な意味を持つことになった本なんて今までたくさんある。
・結局、「自分が今読みたい本を選ぶ」しかないのかも。役に立つかどうかという概念がなくなればいいけど、それは思考能力がある人なら不可能だと思う。
・そもそも役立てようと思ってない小説を選ぶ時ですら何かしらの基準で優劣をつけて選んでいる。文庫の裏や帯を見たり、装丁の見た目や○○賞とか…。教養とは違う話かもしれないが、やはり自分に何か影響を与えるであろうコンテンツを選んでしまう。
・選ぶ基準を考えたらキリがないし、逆に選べなくなる。目隠しして手に取った本を読むわけにもいかないし。
・あからさまなファスト教養を避ける技術はついてきているとは思う。それはファスト教養を浴びてきたから、これはアレと似たようなやつだ、と直感で分かる。そしてそれは見なくてもいいと感じているから、結局、「自分が今読みたい本を選ぶ」ということになるのかな。
・でも「ファスト教養を見ない自分すごい」にならないよう気をつけないとな。
さて、箇条書きにしてもやはり本質は掴めていないことが分かった。
折を見て読み直そう。 -
Posted by ブクログ
「成長」とは何なのか、自分は本当に「成長」を求めているのか、「成長」した先には何があるのか。
そんなことを、一度立ち止まって考える機会をこの本がくれた。
〈特に印象に残った点〉
・「成長したい」と思っているその感情は、自分の内側から湧き出てきたものか?周りから、そう促されているだけなのではないか?
・「成長」というのは、仕事(ビジネスパーソン)としてだけではなく、それ以外の領域(趣味や家庭)での「成長」もすべて含めて考えるべき。
私自身、都道府県庁の公務員として働いており、特に公務員は、「転職しにくい」「民間で通用しない」と言われ、ビジネスパーソンとしてのスキルアップをかなり強めに促される空気の中にいる。
そんな空気の中で、まさに私も「成長のために転職しようかな」と思っていた。
でも、その「成長」とはどういうものなのか、本当に自分にとって必要なのか、本作を読んで自問する機会を得た。
そうして考えてみると、仕事面で成長したいとはそんなに思っていないことに気付いた。
そんなことよりも、一人の人間として、いろんな人の価値観に触れ、「いろんな人がいるよね。人間って面白いな」と思えるような自分になりたい。
そのためには、時には嫌な気持ちになることもあるかもしれないが、たくさんの人と関わって、自分の中の価値観を増やしていくことが必要だと改めて思った。
そんな観点で今の職場を見てみると、確かにやりがいや成長実感は薄いかもしれないが、給料や人間関係は安定しており、心理的な安定性は高い。
そんな環境に身を置きながら、自分が出来る、やりたい「成長」に向かって、自分のペースで進んでいきたい。
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Posted by ブクログ
ネタバレファスト教養の考えは、①全てはお金とコスパ。②失敗しても自己責任というのが結論だろう。しかしこの本を読んだ感想としては、こんなことを言うのがいかに恥ずかしいか。そんな赤面をしてしまう。
中田敦彦とかひろゆきとか一時期見てたなっていうものを、俯瞰で社会として捉えている。
社会人でしんどい時に、ぼーっとYouTubeで意識高い系が連なっていた心理を言語化してしまう。
結局お金中心で、その指標のために何を頑張るかというのがファスト教養。
ノイズを可能な限り排除して、最適化を求めるのを待ってたんだなっていうのと果てしない。不安。無力感。そういったものをうまく絡め取られていたような。
彼らが見る動画をバカにするのもそれもそれで違う気がする。いずれにしても作者のレジーは何でこんなに淡々とえぐることができるの?っていう風なそんなんだったらこう。
ファスト映画についての言及があり、映画の結論をクイックにして回りと話を合わせたいという心理は、まさにビジネスに役立てるために、とりあえず話を話せるためのネタが欲しいという欲望を共通している。
英語 、IT 、会計の基礎知識に加えて、+アルファで教養が必要なのでは?という、需要を満たしに来ているのは腑に落ちた。確かに本棚では教養が多くなりすぎている。
三宅香帆と、このレジーの本はぶっ刺さる。こんな経験はないだろうか?と示した上で、ファクト+自身の経験も絡ませつつ、淡々とに紐解いていくから。三宅氏と違うのはレジー氏の方が、やや、トゲがあるか?
自己責任の時代だから結果が欲しいという気持ちもわかる
教養中毒になっていた私の脳みそをガツンと揺さぶる。読めば読むほど全部が当てはまって身体が熱くなる。
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Posted by ブクログ
大学生就活時代、将来の夢や野心がなかった私はそれでも周りに合わせるよう自己分析を行い、絞り出したキーワードが「成長」であった。では成長とは具体的になに?答えの出ない中右往左往し、面接やエントリーシートに通り一辺倒のそれらしい答えをを披露していた苦い記憶が蘇る。
若い世代にとって将来の見通しが立たない世の中をサバイブするために「成長」を求めていると。その成長の内実はポータブルスキル(いわゆるロジカルシンキングとかコミュ力)と、高収入であると本書は読み解く。勤労者として最適にカスタマイズされた人材となることが本当に成長ですか、という警鐘。
「ジョブ・クラフティング」という発想には親近感を抱く。現在携わっている業務に、自分らしくアレンジを加えようという思考法は仕事への自分事感が増すであろうし、裁量を付加することにもなるので楽しいはず。私も嫌々取り組むのではなく、改善点や自分が楽できる方法を探すのって日常業務のちょっとした刺激になるし、意識しているところではある。
しかし、これも心理的安全性が担保されていることが前提。忙しいのはいいけど、人間関係などでストレス抱えているとそんなポジティブな発想をする余裕ないよね。
時代の潮流に完全には抗えないのもデジタル化社会と同じだと感じる。スマホ依存が害悪であると分かっているけど、断ち切って生活なんてとてもできない。そのような環境圧力があるのだと知ったうえで、違う道も模索してみる、そのような姿勢が大切なんだ。
参照する題材がポップカルチャーもあり読みやすさを提供しながら、現代人が目を背けられないコアなテーマを論考している骨太さもある。これからの社会を見通す指針として、必読ですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ現在30歳で今の社会に成長を強要される側面を実感している自分にとって、とても味わい深い一冊であった。
ページ数は250ページとそこまで多くないのに、味わい深すぎていつもより読むのに時間がかかってしまった。
本書は、成長することは悪いことではないと位置づけていながらも、「成長=ポータブルスキルや年収と位置付けることや、労働者的な成長に重きが置かれすぎている現代」に対して警鐘を鳴らしている。
個人的に一番印象に残ったのは
「自分にとってできるようになると嬉しいものができるようになること。そういった達成の方が成長という言葉に対してしっくりくる状態ではないか。(中略)自分にしかできない仕事には自分だけの価値基準、もっといえば自分なりの美学が宿る。それを磨いていくことが独自性につながるし、むしろその独自性を作ることこそが成長という言葉の示す意味に近いのではないか。」
この部分。
これは、成長=ポータブルスキルや年収としての成長至上主義に対するアンチテーゼであり、何となく自分が感じていたことを言語化してくれた快感があった。
他にも、感想欄では語れないほどの魅力がたくさん詰まった本だったので悩める優秀なビジネスパーソンの方々にはぜひおすすめしたい。 -
Posted by ブクログ
本書では、「成長」や「ポータブルスキル」をキーワードに、そもそも成長とは何か、なぜ私たちは成長に囚われるのかを問うています。時代背景やコンサル勤務者へのインタビュー、「ゆるい」職場や「ブラック」職場の実態などを通して、「成長」との向き合い方を問い直すきっかけを与えてくれる本です。
東大生に関わらず、昨今のビジネスパーソンは「成長したい」という思いがあり、それを最短て叶えてくれる業界が「コンサル」だと本書では指摘します。
しかし、人々が言う「成長」という定義をよくよく突き詰めていくと、結局「お金が欲しい」「安定したい」という欲望や不安の裏返しにすぎません。【終身雇用の時代は終身成長の時代へ】というフレーズは、成長に追い立てられるディストピア味のある世界が想像できて印象的でした。
成長するなというのではなく、問題は「どの働き方スタイルも担保されていない」という世の中、私たちが望むと望まざるとに関わらず「成長」という強迫観念に晒されていること。こうした状況のなかで私たちがすべきことは、ただ成長を追い求めるのではなく、『ジョブクラフティング』によって今の仕事を自分なりに作り変えたり、『ライフキャリアレインボー』の視点から人生全体を見渡したりしながら、「人としての本当の成長」や自分にとってのやりがいを見出すことが重要なのだと理解しました。
「労働者」としての狭義の成長に捉われず、趣味やライフステージの変化を楽しみながら自分の役割を捉え直し、その過程そのものを成長として味わっていきたいです。 -
Posted by ブクログ
【「教養=ビジネスの役に立つ」が生む息苦しさの正体】
社交スキルアップのために古典を読み、名著の内容をYouTubeでチェック、財テクや論破術をインフルエンサーから学び「自分の価値」を上げろ――このような「教養論」がビジネスパーソンの間で広まっている。
第一章 ファスト教養とは?
「ひろゆき、中田敦彦、カズレーザー、DaiGo、前澤友作、堀江貴文。」
この一文で始まってて笑った。というか、はい、すいません。観てます。わかってます。ってなった。
「まずは、夏目漱石、司馬遼太郎、村上春樹、三島由紀夫。」
と次に言われて、はい、すいません、今すぐ読みます。ぴえん。
この人たちの本は好きとか嫌いじゃなくてパソコンでいうとOSみたいなものらしい。
一旦なんでもいいから自分で金儲けをしてみるというのは確かにと思った。
第二章 不安な時代のファスト教養
2019年の台風19号で東京の野宿者が避難所に受け入れられない点について
お金を払えない人が社会における存在意義を認めてもらえないのであれば、そのゾーンに転落しないために何とか自力でお金を稼がなくてはならない。そんな空気が蔓延する中で脅しとしての教養論はますます機能する。
第三章 自己責任論の台頭が教養を変えた
中田敦彦 今わからないことは全体の何%くらいあるんですか?
たくみ 感覚的にいうと、わかっていることが0.001パーセントぐらいだと思います。
第四章 「成長」を信仰するビジネスパーソン
第五章 文化を侵食するファスト教養
fleier 会員数75万人
『花束みたいな恋をした』の麦くん
第六章 ファスト教養を解毒する
両学長 -
Posted by ブクログ
マジで良かった。
特に後半になるにつれ強調される「無駄の重要性」というのは非常に頷ける内容だったなと感じた。現代の競技的なクイズと非競技的なクイズの議論にも関係しそうなのでこのあたりも含めて考えていきたい。
少し自分の話ではあるけど、今自分は業務改善の仕事にやりがいを持って、それを踏まえた仕事を検討している。業務改善の目的は決して無駄をそぎ落として業務に集中させることと思われがちだが、この本とちょうど業務改善関係の動画(明治クッカーという会社のGoogle Workspace動画)などで言われていたことから、そうではないことに気がついた。そういった発想は結局「役に立たないことは無駄」といったようなファスト教養的な発想にほかならない。業務改善は、あくまで「新たなムダをつくる」ことが目的で、それこそが本当のイノベーションを生み出す源泉になりうると考えた。業務改善は非常に重要な業務だと漠然と考えていた面も多かったが、ここから本質を作るための業務改善というその目的を検討することができた。
様々な側面でとても良い本。 -
Posted by ブクログ
前作に続き2冊目。今回の著作もとても面白い。こういう文章を書きたい。最近の若者がコンサルにどんどん転職していく。コンサルってなんだかかっこいい。なんでだ?と思っていた時にまさにタイムリーな書名で思わず手に取った。
時勢を見極めてキャッチーなタイトルで売り出すマーケティング力、決して丹念とは言えないが、コンサルという職種に潜んでいる魅力はなんなのか?を時代背景と共に解説するリサーチ力。スポーツ選手やお笑い芸人の言動を交えて世相を切る鋭さ。学者や有識者の様な堅苦しい文章ではなく、さらっと平易に読ませる文章力。あぁこういう文章を書けるようになりたい。
結局成長病にみんな罹っているんだなと。終身雇用が崩壊している現代において、安定して安心してサラリーマンとして暮らすには汎用的な戦闘力=コンサルで鍛えられる能力を身につけるのがベストな選択という事で猫も杓子もコンサルを目指すらしい。でも生成AIがここまで急速に発達するとコンサルの下っ端が行うリサーチ業務はAIに置き換えらる。戦略コンサルで世間一般に得られるデータから高付加価値をつけてクライアントに提供できる人材はコンサルでもほんの一部分だろう。コンサルという職種が陳腐化するのはもうすぐなのかもしれない。
と思って読み進めていくと、コンサルの次はPE(プライベートエクイティ)だそうだ。。。というかもちろん金を稼ぐのは大切だけど、高収入を得られる仕事に就くことが目的になり過ぎている。。。
人生の目的は金を稼ぐ事だけではない筈。自分のやりたいことやって生きるのがいいよね。まぁほとんどの人は大してやりたい事がないから消去法でサラリーマンになるんだろうけど。。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【「成長=善」を疑う】
・現代のビジネスパーソンは、成長することを疑いようのない善と捉え、時間を無駄にせず市場価値やポータブルスキルを高めようとする。しかし、「何ができるようになりたいのか」を自分で定義できないまま、成長という言葉だけに追い立てられている人も多い。
【成長欲求の裏側】
・成長したいという気持ちの一部には、収入を増やしたい、取り残されたくない、終身雇用を信じられない社会で安定したいという不安がある。この指摘は自分にも一部当てはまる。一方で、知識がつながる面白さや、できることが増える喜びといった純粋な好奇心もあるため、成長欲求のすべてをお金や不安へ還元するのは違うとも感じた。
【資格が与える分かりやすさ】
・資格は、勉強して点数を取り、合格するという明確なゴールを与えてくれる。公認会計士を目指すことも、やりたい仕事に近づくための手段である一方、肩書きや市場価値を得たいという欲求も混ざっている。資格取得そのものを目的にせず、その先で何ができるようになりたいのかを問い続けたい。
【厳しい環境ほど成長できるのか】
・「成長スピード」や「裁量権」という言葉に惹かれ、安定した環境を捨てれば成長できるとは限らない。厳しい環境が合わず、元の場所にも戻れない可能性がある。ゆるい職場を成長できない場所と決めつける前に、時間や余力、研修制度など、ゆるさによって得ている恩恵も捉える必要がある。
【自分にとっての成長】
・スキルもお金も本来は手段にすぎない。「自分にとって、できるようになると嬉しいことができるようになる」という方が、成長という言葉にしっくりくる。画一的なポータブルスキルを追うのではなく、まずは自分の小さなモチベーションに目を向けたい。
【今後の実践】
・今の仕事のなかで、自分が面白いと感じる部分や興味との接点を探し、仕事のあり方を少し変えてみる。その過程で自然にスキルが身につき、結果として他者からも評価される流れをつくりたい。「成長しなければ」ではなく、「これは少し面白い」「これができたら嬉しい」という小さな動機から始める。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分がファースト教養にどっぷり使っていることを自認しているのでかなり刺さる本だった。
・教養とは人生を豊かにする知識
→ビジネス(金儲け)に関連されすぎている
→小手先のスキル
・すぐに役に立つ人はすぐ役に立たなくなる
・本当の教養 というのはすぐには役に立たないかもしれないけど長い人生を生きていく上で自分を支える基盤になるもの
・中田敦彦のYouTube大学は、自他共に認めるファスト教養(本嫌いには実際の本より中田が加工したYouTubeの方が美味しい)
・堀江貴文、勝間和代、中田敦彦、DaiGo、NewsPicks、橋下徹、ひろゆき、などの隆盛によってファスト教養は普及してきた
・ビジネスマンは「成長」しなければならないという漠然とした不安に駆られている
・なぜ成長しなければならないのかを問わなければならない
・「既存の枠組みから自由になること」と「既存の枠組みの中で戦える知識の習得から逃げないこと」両輪を回すのが、ファスト共有に抗いながらビジネス的な要請に応えていくポストファスト教養の哲学 -
Posted by ブクログ
手軽に学べるコンテンツが多くて良い時代になったなと思うものの、本書にあるようなお金にならない知識は無駄・置いていかれる不安・自己責任から学ぶ姿勢はさみしいし、社会も悪くなっていくだろうと思った。「好き」を大切にしたいし、役に立たないと思われることも大切にしていい。偏りすぎないこと、というメッセージも感じた。
私にも成長したい気持ちはある。YouTubeで教養的なものも観るし手軽に学びたい気持ちも分かる。けどそれがただの手段になってしまうのはなんだかさみしいし、成長のみに没頭すると間違った方向に進みそう。
わたしがうっすら「読書=よいこと」の雰囲気にもよもよしてしまうのもこの辺にあるのかもしれない。
自分は「好き」で本を読んでいるのに「役に立つこと」として捉えられてしまうから。
自分もその感覚は分かるし、成長のために読むことだっていいんだけど、好きの話なのに偉いねって言われるとへんに感じてしまうのかな、と思った。