レジーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私もいつからか「仕事で成長したい!」と思うようになってたなと、思い当たる部分がいくつもあった。
「そもそも何で成長したかったんだっけ?」と振り返ってみると、社会人になってがむしゃらに頑張って、仕事が出来るようになって人から褒めてもらえた=成長した!になってたかも。
「頑張ればまだまだ成長できるかな?そしたら周りにもっと認めてもらえるかも!」という人からの評価がモチベで、そこに自分なりのやりたいことやオリジナリティはなかった。だから、自分の成長が止まったと思った時、ここでこれ以上成長が見込めないから辞めようかなと考えることもあった。
この本を読んで、成長は周りが決めることじゃないし、そもそ -
Posted by ブクログ
本来は読書や体験を通して学ばなければならない物事を、役に立つとかお金を稼ぐためとかの物差しで効率的にこなす事ばかりの風潮、つまり新自由主義に基づく自己責任論や安易にそれを肯定する風潮への疑問を呈しながら、ファスト教養と言うテーマで論じている本でした。
色々な本を参考文献として取り上げていて、その中でも何冊か気になる本もあったので読んでみたいと思います。
内容では、そもそもの教養に関する前提で、ファスト教養と言う言葉や、教養を専門性を背景に得られる普遍的な知識としている点や、利害よりも好きな事こそやるべきと言う点など、本書の内容に全面的に共感できるわけではありませんでした。
具体的には、知 -
Posted by ブクログ
「タイトルだけ見れば、大学生が求める就職先は成長実感を与える「コンサル」になるということであるが、この本で著者が言いたいのは、経済的に豊かになりたい、豊かな成長をしたい、ではなく活動原理として「成長したい」という強迫観念が今の若者を支配しているという社会分析であろう。タイパ、コスパ重視の若者は費用対効果を常に求めるが、その効果はなんのために使われるのか。この世に一つだけの花のように、多様化された社会の中で自分固有の価値を見出していくというZ世代が、実はカツマーのような「成長」教信者と化しているということであろうか。確かに、一般教養とは趣味であり、教養(昔の修養)とは成長のための燃料をくべるとい
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Posted by ブクログ
普段本を読んでも吸収力がないので、インプット、アウトプットように感想文書いていきます。
転職先で教養を養っていくように言われ、教養を理解しようと書店にて足を運びました。
ファスト教養という初めて見た用語が気になり購入しました。
私の中でどのような教養をつけていくか、どのような手段で教養を学んでいこうかという目的で読んでみました。
ファスト教養とはファストフード+教養でつくられた造語でした。
ファストフードのように早く簡単に摂取できるビジネスで役立つ情報のこと。
多忙な現代人が限られた時間の中で効率良く教養を学ぶことに特化したものである。
ビジネスで出世するため、お金を稼ぐには教養が必要で -
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ネタバレ幾つかの書籍や、有名人の発現などを取り上げて、成長についての近年の社会の言説を論じられていました。これが批評とうものか、と読み終えてふと気づく。
東大卒、というか、今はコンサルでの仕事が需給ともに高まっている中で、
供給側・就職者としては、
とくに将来にわたってお金を確保するために必要となると重視されているビジネス上のスキルとそれを反映した年収、肩書ということで、これらを兼ね備えたコンサルはとても魅力的。
スキルや年収をあげていくこと、成長続けられることが、何より安定なのだ、という考えは、
2000年代からのキャリア教育や、自立・自己責任論の浸透を通して、不安や恐怖とともに身につけら -
Posted by ブクログ
東大生の就職したい会社はほとんどコンサルらしい。理由は「成長出来るから」である。なぜ成長したいかというと、どの業界に行ってもやっていけるポータブルスキルが手っ取り早く身についてお金が稼げるからというふうに考えてるようだ。
さらに東大生がこうした思考になるのは著名人が「成長しろ」と発破をかけていることが大きいと指摘。その代表者は本田圭佑。
著名人が何か言うと啓蒙活動になってしまうんだろう。「本田圭佑が言うんだから、これから自分達は成長しないといけない」と若者が考えるのも無理はない。さらに元コンサルが「成長するならコンサルへ」と言うとなびいてしまう。結局周りに言われたから「成長したい」「コンサル -
Posted by ブクログ
新自由主義のもと「自己責任」という考え方が浸透し始めた時期に大学生・新社会人として世の中を渡り始めた私も、この著者や数々のインフルエンサーと同じく、先の見えない社会でいかにサバイブしていくか、いかに自身を差別化させるかということに躍起になって、ファスト教養に走りまくった。
子どもの頃から本を読むことが大好きだったのに、小説を読みおえるたびに罪悪感を抱くようになり、いつしか「自身のキャリアにプラスになるか」という一点で本を選ぶようになっていた。
子どもの習い事にまで、「彼女の将来に役に立つのか?」と感じるようになり、これは何かまずいぞと思い、巡り巡って本書にたどり着いた。
ここ数年で同じような