レジーのレビュー一覧
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前著『ファスト教養』にて、「教養」という、単なる知識の集積ではなく、その人の経験を通じて培われた価値観全体を指す概念までもが、コスパやタイパといったものに縛られて、半ば強迫的に身につけなければならないものとして、若者たちに認識されているという事実を鮮烈に指摘したレジー氏。その彼の新作ということで、さっそく読んでみることにした。
私が、世の中の「成長圧」を息苦しく感じるようになったのは、ちょうどコロナ禍が始まる前くらいだったように思う。社会人生活もそろそろ10年目ぐらいに差し掛かり、それなりにいろいろな経験を積み、ある程度上手く立ち回れるようになってきた。ただ、ビジネスパーソンたるもの、常に昨 -
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昨今のビジネスのためだけに教養を得ることに警鐘を鳴らす作品。youtubeや本で教養を短い時間で学べると謳うものが増えているが、その様にして得た教養が本当に教養と言えるのだろうか?特に印象にあるのは「即効性のある知識はすぐに使えなくなる」という言葉。教養とは人生を豊かにする土台であり、財布を豊かにする手段ではないと。
本来教養は無駄なものであるが、いつか自分の役に立つことであると。最近自分も何かの作品を見る前に評価を見て、評価が高い作品だけを見る様になってしまったり、作品の要約だけを見て満足してしまう様になっていたためグサッときた。
無駄なことをし、それを楽しむマインドでいきたいと思った。 -
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成長幻想批判本なのかな、と思いながら手に取った一冊だが、中年の自分に対する著者ならではの示唆を多く感じて面白かった。
「今の時代のミュージシャン」話を引き合いにして、「ゴールイメージからやるべきことを定義して、そこに高速のトライアンドエラーをかぶせることで…アウトプットを磨いていく」という説明はなるほどな、と感じた。ITのメリットは「何度でも試せること」であり、ゴールイメージを持てるデジタルネイティブはこういうところをさらっとできたりするので、ほんと自分の目の前の仕事のあり方を中年の自分が若い方たちから学んでいるのか、を反省させられた。
「自分が興味を持てることから目の前の仕事のあり方を変 -
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レジー著のビジネス書。
本書を手に取ったきっかけは、バイト先の後輩である京大生が、理系大学院卒でありながらメーカーではなくコンサルに就職したことだった。
読む前は待遇や勤務地といった条件面が理由だと思っていたが、本書を通じて、コンサルという職業が「安定するためには成長し続けなければならない」という現代社会において、極めて合理的な選択であることが理解できた。
終身雇用が保証されない今、20代でどの会社でも通用するスキルを身につけることが、結果として安定につながるという考え方は説得力がある。また本書は、「何のために成長するのか」という問いを投げかけてくれる点も印象的だった。成長そのものを目的にする -
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ネタバレ【ファスト教養】という概念はこの書籍で初めて知ったが、非常に納得感があった。会社が自分を育ててくれない時代、サバイブするには個の力を高めなければいけない。そんな時代背景から、ファスト教養に飛びつく人が増えていることは容易に想像できる。
また、コスパ重視の若者にとっても、チートのような、最適・最短ルートを提示してくれる、ひろゆきやホリエモンのような端的で強いメッセージを発するインフルエンサーが支持されるのも理解できる。
内容は非常に面白く学びになることが多いのだが、多方面にわたり批判的な書き方あることが、読み進めうちにだんだん気になってくる。著者がファスト教養に懐疑的であることについては、それ -
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最近はいろんな本を紹介する言葉によく教養という言葉が使われると思う。この本でも指摘されていた通り、最近の教養は「ビジネスシーンで他の人を抜く知識」とされ、正直人にマウント取るための道具として扱われることが多いと思う。X見てても教養があることが持て囃される投稿をここ最近よくみるようになったと感じるし。シンプルに人から「教養あるね」って言われるのは気持ちがいいのはわかるからそういう傾向になるのはわかるけども。
ただ、本来の教養は「人生を豊かにする学問や知識」と定義されている通り、自分のためであって人にマウントを取るためではないからそこに留意しながら本を読み続けたいと思った。
インフルエンサーの言 -
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ネタバレ筆者は題名にもなっている「ファスト教養」を、現代のビジネスパーソンが陥りがちな、成功、お金につながるための情報として定義している。ビジネスの役に立つもの以外は無駄、とする現代の風潮に対して、そういった風潮が醸成されるに至った時代背景や主要なプレイヤーの発言を元に分析し、その問題点や解決策について論じている。
筆者が結論として述べている、現実に則しつつも、一見無駄なように見える、すなわちビジネスとは直接的に繋がらないようなインプットも行うことで、既存の枠組みから脱却しようとする姿勢は共感できる。誰もがイノベーターになれるわけではない世の中で、イノベーションを適切に評価をし、受け手としての役割を全 -
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なぜコンサルという職業が人気なのか、という「なぜ」から始まり、その理由に成長したいから、お金を稼ぎたいから、という2つの理由が挙げられる。
成長ってなんなのか、なぜ成長したいと現代人は考えるのかをじっくりと考えることができて、読んでいてとても面白かった。
著者の子育てから得られた家庭人としての側面から見る人生や社会への考えの変化の例は参考にしたい考え方であった。
自分ももちろん成長したいと思うが、自分の中での成長とはつまり自分の考えを深めていく事なのではないかとこの本を読んで思った。
何を大切にしているのか、なぜその行動をするのか、なぜそう考えるのか、自分自身と向き合いそういった自分らし -
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最近新書ばっかり読んじゃうな。物語にどっぷり浸かりたい。ただ新書読みやすくて面白い。社会人になってから読んだらもっと解像度高そうだなと思った。周りにもコンサルを目指す人がいるのでその点では実感を持って読めた。
著者の実地で裏打ちされた「成長」という言葉の罪深さ、現代の社会人が漠として抱えている不安を風刺混じりに書いていて読んでいておもしろかった。
結論も三宅かほさんの「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」ほど読者を突き離さないもので腑に落ちた。ただ、具体例が多く、話の方向性が見えず読んでて少し思うところがあった。ちょっと冗長に感じた。 -
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ビジネスに役立つ情報=ファスト教養というのが本書の定義。自らの成長と考えて時代のトレンドをYouTubeから学ぶビジネスマン。これからはAI,お金、メタパーズだの様々な情報を巻きちらすインフルエンサー達。中田敦彦、ひろゆき、ホリエモンの語ることは果たして教養かと著者は疑問をかける。
ビジネスに役立つ情報とはお金を稼ぐ方法論である。つまりお金を稼ぐ(出世する)ために必要なことについてインフルエンサー達は語っているわけだ。もっと言えば会社なんか当てにしないで個人で稼げるスキルがないとこれからは生きていけませんよということだろう。本田圭佑の「成功にとらわれるな。成長にとらわれろ」はそういう意味で -
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ネタバレコンサルが目指される背景をレジーさん視点でまとめ上げられたもの。
●読書目的
自分自身の無意識な成長願望に対する不安の正体に気づくきっかけを得る
●結果
ある程度明確に。
キャリア選択における内省材料が不足している点と純粋な自己内省不足。
以下個人整理。
「コンサルで生き残れる即ちどこでも活躍できるスキルが獲得できると思い描かれた点」と「時代背景としての組織への依存への恐怖心(終身雇用の崩壊など)」が見事にマッチし、コンサルを目指すのが安心材料となる。
不安起点での仕事における成長への煽りが良くも悪くも若年層にマッチし過ぎている。
文中にもあるが、仕事が目的の方もいるとは思うが、私は