レジーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コンサル業界はプロジェクトの秘密保持の関係で具体的な仕事内容はベールに包まれている。にも関わらず、なぜ学生からあれだけの人気を博しているのか?と疑問であり購入した。
終身雇用の限界やポータブルスキルの獲得、成長を求める世の中の風潮に対して「ちょうどいい」職業がコンサルである。
しかし、世の中に絶対的な正解が無いように、万人にとって正解の職業があるとは限らない。
「ロジカルでMECEな思考法を振り回せるようになるよりも、そういった思考法を絶対視する怖さについて内省できるようになる方が、よほど成長している」
「国が定義したもの、世の中で何となく良いとされているものだけではなく、自分にとっ -
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手に取った理由は、三宅香帆さんの書籍に載っていて印象に残っていたから。というのもあるが、ファスト教養が何を示しているか分からないけど自分も10分で答えを求めているのではないか、という自覚があったから。
いざ読み始めると、読む手がなかなか止まらなくなるほど興味深かった。
そして、感想を言語化するのは正直難しい。本書が悪いわけではなく、感じたことを言葉にする頭がない。理解が足りてないから何度か読む必要がある。
ので、今はひとまず順序とか関係なく思ったことを箇条書き。
・本書でファスト教養と言われる動画も一時期よく見てたけど違和感があった。見てる時は面白いけど、意味があるのかな?と。例えるなら、 -
Posted by ブクログ
「成長」とは何なのか、自分は本当に「成長」を求めているのか、「成長」した先には何があるのか。
そんなことを、一度立ち止まって考える機会をこの本がくれた。
〈特に印象に残った点〉
・「成長したい」と思っているその感情は、自分の内側から湧き出てきたものか?周りから、そう促されているだけなのではないか?
・「成長」というのは、仕事(ビジネスパーソン)としてだけではなく、それ以外の領域(趣味や家庭)での「成長」もすべて含めて考えるべき。
私自身、都道府県庁の公務員として働いており、特に公務員は、「転職しにくい」「民間で通用しない」と言われ、ビジネスパーソンとしてのスキルアップをかなり強めに促され -
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ネタバレファスト教養の考えは、①全てはお金とコスパ。②失敗しても自己責任というのが結論だろう。しかしこの本を読んだ感想としては、こんなことを言うのがいかに恥ずかしいか。そんな赤面をしてしまう。
中田敦彦とかひろゆきとか一時期見てたなっていうものを、俯瞰で社会として捉えている。
社会人でしんどい時に、ぼーっとYouTubeで意識高い系が連なっていた心理を言語化してしまう。
結局お金中心で、その指標のために何を頑張るかというのがファスト教養。
ノイズを可能な限り排除して、最適化を求めるのを待ってたんだなっていうのと果てしない。不安。無力感。そういったものをうまく絡め取られていたような。
彼らが見る動画をバ -
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大学生就活時代、将来の夢や野心がなかった私はそれでも周りに合わせるよう自己分析を行い、絞り出したキーワードが「成長」であった。では成長とは具体的になに?答えの出ない中右往左往し、面接やエントリーシートに通り一辺倒のそれらしい答えをを披露していた苦い記憶が蘇る。
若い世代にとって将来の見通しが立たない世の中をサバイブするために「成長」を求めていると。その成長の内実はポータブルスキル(いわゆるロジカルシンキングとかコミュ力)と、高収入であると本書は読み解く。勤労者として最適にカスタマイズされた人材となることが本当に成長ですか、という警鐘。
「ジョブ・クラフティング」という発想には親近感を抱く。 -
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ネタバレ現在30歳で今の社会に成長を強要される側面を実感している自分にとって、とても味わい深い一冊であった。
ページ数は250ページとそこまで多くないのに、味わい深すぎていつもより読むのに時間がかかってしまった。
本書は、成長することは悪いことではないと位置づけていながらも、「成長=ポータブルスキルや年収と位置付けることや、労働者的な成長に重きが置かれすぎている現代」に対して警鐘を鳴らしている。
個人的に一番印象に残ったのは
「自分にとってできるようになると嬉しいものができるようになること。そういった達成の方が成長という言葉に対してしっくりくる状態ではないか。(中略)自分にしかできない仕事には -
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本書では、「成長」や「ポータブルスキル」をキーワードに、そもそも成長とは何か、なぜ私たちは成長に囚われるのかを問うています。時代背景やコンサル勤務者へのインタビュー、「ゆるい」職場や「ブラック」職場の実態などを通して、「成長」との向き合い方を問い直すきっかけを与えてくれる本です。
東大生に関わらず、昨今のビジネスパーソンは「成長したい」という思いがあり、それを最短て叶えてくれる業界が「コンサル」だと本書では指摘します。
しかし、人々が言う「成長」という定義をよくよく突き詰めていくと、結局「お金が欲しい」「安定したい」という欲望や不安の裏返しにすぎません。【終身雇用の時代は終身成長の時代へ】 -
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【「教養=ビジネスの役に立つ」が生む息苦しさの正体】
社交スキルアップのために古典を読み、名著の内容をYouTubeでチェック、財テクや論破術をインフルエンサーから学び「自分の価値」を上げろ――このような「教養論」がビジネスパーソンの間で広まっている。
第一章 ファスト教養とは?
「ひろゆき、中田敦彦、カズレーザー、DaiGo、前澤友作、堀江貴文。」
この一文で始まってて笑った。というか、はい、すいません。観てます。わかってます。ってなった。
「まずは、夏目漱石、司馬遼太郎、村上春樹、三島由紀夫。」
と次に言われて、はい、すいません、今すぐ読みます。ぴえん。
この人たちの本は好きとか -
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マジで良かった。
特に後半になるにつれ強調される「無駄の重要性」というのは非常に頷ける内容だったなと感じた。現代の競技的なクイズと非競技的なクイズの議論にも関係しそうなのでこのあたりも含めて考えていきたい。
少し自分の話ではあるけど、今自分は業務改善の仕事にやりがいを持って、それを踏まえた仕事を検討している。業務改善の目的は決して無駄をそぎ落として業務に集中させることと思われがちだが、この本とちょうど業務改善関係の動画(明治クッカーという会社のGoogle Workspace動画)などで言われていたことから、そうではないことに気がついた。そういった発想は結局「役に立たないことは無駄」といっ -
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前作に続き2冊目。今回の著作もとても面白い。こういう文章を書きたい。最近の若者がコンサルにどんどん転職していく。コンサルってなんだかかっこいい。なんでだ?と思っていた時にまさにタイムリーな書名で思わず手に取った。
時勢を見極めてキャッチーなタイトルで売り出すマーケティング力、決して丹念とは言えないが、コンサルという職種に潜んでいる魅力はなんなのか?を時代背景と共に解説するリサーチ力。スポーツ選手やお笑い芸人の言動を交えて世相を切る鋭さ。学者や有識者の様な堅苦しい文章ではなく、さらっと平易に読ませる文章力。あぁこういう文章を書けるようになりたい。
結局成長病にみんな罹っているんだなと。終身雇 -
Posted by ブクログ
タイトルにひかれて購入。
コンサル業界は金銭的な報酬に加えて、「成長」=「将来転職しやすくなるポータブルスキルの習得」が見込めること、「自分がやりたいこと」=「業界」を決めるタイミングを遅らせることができること、が人気の理由としている。
今まで報酬以外にコンサル業界に転職する理由、および、新卒でコンサルに入社する理由がわからなかったが、本書の考察は合点が行く内容だった。
特に、成長を求める社会的な圧力、については非常に共感した。
本書でも繰り返し述べられているように、ステレオタイプな成長=ポータブルスキルの習得に固執するのではなく、自分にとっての成長を考えていきたい。 -
Posted by ブクログ
本書では「成長」が大きなテーマとして扱われていたが、読んでいてまず感じたのは、現代社会では「成長」が手段ではなく目的化しているのではないかということだった。将来どんなスキルが必要か分からないから、とりあえずポータブルスキルやコンサル的能力を身につけようとする。しかし、それは「何をしたいか」が曖昧なまま、「成長しないと不安」という空気に適応している側面も強いように思えた。
本書ではコンサルで身につく能力として、ロジカルシンキングや仮説検証、コミュニケーション能力などが語られていた。ただ、それらは書籍や動画でもある程度学べるものであり、コンサル業界の大衆化が進めば進むほど希少性は下がるのではない -
Posted by ブクログ
三宅香帆の「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」の中にたびたび出てきた「ファスト教養」が気になり手に取る。
なぜ〜の中にも、人々が教養にとらわれたり、憧れる歴史(文化的に豊かに見せたい感)はあったのだが、本書では現代は教養が豊かさよりもビジネスハックとしてのツールになっていることへの危機感を指摘する内容だった。
私に置き換えると、ただの趣味としての読書を楽しむが教養としての接点かなー?と思ってみたりする。これをビジネスにつながるかも、とか考えたら読む楽しさは半減するような気もする。時間にも精神的にも余裕がないと、文化的な教養に充てるのは難しいわけで。ファスト教養には積極的にはなれないけれど -
Posted by ブクログ
ネタバレ非常に面白かった。自分が置かれている社会や自分自身の状態を構造化、言語化してもらえることで、今を知ることができた。
新自由主義の台頭によりみんな不安と焦りに駆られている。その中で教養が曖昧な定義故にお金目的に消費され、コスパタイパを求めたファスト教養が進行している。
私たちはそれらを自覚し、結局はバランスを取ることが大切。ファスト教養と正しい距離を取り、目的意識を持って深く学ぶ考察すること、そしてノイズと相互作用に目を向けることが大切。
といいつつ、社会の構造的に難しくないか?ノイズが辛くて本を読めなくなるなら、そもそもの生活や社会を変えないと無理じゃないかな…。もちろん選挙には行くとし