作品一覧

  • 東大生はなぜコンサルを目指すのか
    4.1
    東大生の就職人気ランキング上位をいつのまにか独占するようになった「コンサル」。この状況の背景にある時代の流れとは? 「転職でキャリアアップ」「ポータブルスキルを身につけろ」そんな勇ましい言葉の裏側に見えてきたのは、「仕事で成長」を課せられて不安を募らせるビジネスパーソンたちの姿だった。時代の空気を鋭く切り取った『ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち』の著者が、我々が本当に向き合うべき成長とは何なのかを鮮やかに描き出す。圧倒的な努力や成長への強迫観念に追い立てられている人たちのための一冊。
  • 効率重視の教養は本物か
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●文字リテラシーを守るために何ができるか 武田 徹 ●〔鼎談〕ファストな社会の歩き方 倍速視聴から誇示的消費まで 稲田豊史×レジー×佐々木チワワ ●真に面白いものは本とヒューマニティから生まれる 落合陽一 ●新自由主義の行き着く先で 加速する社会に抗うために 木澤佐登志 ●強制的なつながりが縮小する時代 最適化・リスク回避を目指す人間関係の行く末 石田光規 ●音楽の聴き方に見る時間のリベラリズム 鮎川ぱて ●流行りのビジネス書と「論破」ブームが生み出す不毛地帯 面白い知的作業のために何ができるか 堀元 見
  • ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち
    4.0
    【「教養=ビジネスの役に立つ」が生む息苦しさの正体】 社交スキルアップのために古典を読み、名著の内容をYouTubeでチェック、財テクや論破術をインフルエンサーから学び「自分の価値」を上げろ――このような「教養論」がビジネスパーソンの間で広まっている。 その状況を一般企業に勤めながらライターとして活動する著者は「ファスト教養」と名付けた。 「教養」に刺激を取り込んで発信するYouTuber、「稼ぐが勝ち」と言い切る起業家、「スキルアップ」を説くカリスマ、「自己責任」を説く政治家、他人を簡単に「バカ」と分類する論客……2000年代以降にビジネスパーソンから支持されてきた言説を分析し、社会に広まる「息苦しさ」の正体を明らかにする。 【おもな内容】 第一章 ファスト教養とは?―「人生」ではなく「財布」を豊かにする 「ファスト教養」と「教養はビジネスの役に立つ」/「教養」と「金儲け」をつなぐ「出し抜く」 第二章 不安な時代のファスト教養 「脅し」としての教養論/読書代行サービスとしての「中田敦彦のYouTube大学」/世界のエリートのように「美意識」を鍛える必要はあるか/ファスト教養は「オウム」への対抗策になるか 第三章 自己責任論の台頭が教養を変えた 「ホリエモンリアルタイム世代」が支えるファスト教養/勝間和代は自分の話しかしない/教養×スキルアップ=NewsPicks/橋下徹と教養の微妙な関係/ひろゆきが受け入れられた必然/ファスト教養に欠落しているもの 第四章 「成長」を信仰するビジネスパーソン インタビュー1 着々とキャリアアップする三〇代/インタビュー2 大企業で自問自答する二〇代 第五章 文化を侵食するファスト教養 「ファスト映画」と「ファスト教養」/ファスト教養視点で読み解く『花束みたいな恋をした』/AKB48と「ネオリベ」/利用される本田圭佑/「コスパとエンターテインメント」の先に何を見出すか 第六章 ファスト教養を解毒する ファスト教養をのぞくとき、ファスト教養もまたこちらをのぞいているのだ/リベラルアーツとしての雑談、思考に必要なノイズ/「ジョブズ」を理解する受け皿になる
  • 読書の役割、教養のゆくえ
    2.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ◆〔対談〕市場・AI・資本主義 書籍から照らす日本の経済社会▼山形浩生×井上智洋 ◆進化論がもたらす「知のパラダイム転換」 自然科学は人文・社会科学を吞み込むのか▼橘 玲 ◆ビジネスに役立ち、成功へつながる──!? ファスト教養は何をもたらすのか▼レジー ◆読書会という試み 人生100年時代の問いとコミュニティ▼山本多津也 ◆なぜ批評は嫌われるのか 「一億総評論家」の先に生じた事態とは▼速水健朗 ◆A5判ムックに刻印された90年代 雑誌が「時代を映す鏡」だった時代▼鴇田義晴 ◆勉強をしてこなかった僕が考える教養 心のゆとりを得るために小説を読む▼けんご

ユーザーレビュー

  • ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち

    Posted by ブクログ

    作者自身がファスト教養を完全に否定しているわけではなく、現代を生きてたら取り込まれそうになるよねというスタンスなのが良かった。私もそちら側だったこともあるし、すごく理解できるので。
    でも同時に、自己責任論に偏り過ぎた影響力のある著名人の発信にも危うさを感じていたので、言語化されていてすっきりした。

    0
    2026年01月24日
  • 東大生はなぜコンサルを目指すのか

    Posted by ブクログ

    大学生就活時代、将来の夢や野心がなかった私はそれでも周りに合わせるよう自己分析を行い、絞り出したキーワードが「成長」であった。では成長とは具体的になに?答えの出ない中右往左往し、面接やエントリーシートに通り一辺倒のそれらしい答えをを披露していた苦い記憶が蘇る。

    若い世代にとって将来の見通しが立たない世の中をサバイブするために「成長」を求めていると。その成長の内実はポータブルスキル(いわゆるロジカルシンキングとかコミュ力)と、高収入であると本書は読み解く。勤労者として最適にカスタマイズされた人材となることが本当に成長ですか、という警鐘。

    「ジョブ・クラフティング」という発想には親近感を抱く。

    0
    2026年01月20日
  • 東大生はなぜコンサルを目指すのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    現在30歳で今の社会に成長を強要される側面を実感している自分にとって、とても味わい深い一冊であった。

    ページ数は250ページとそこまで多くないのに、味わい深すぎていつもより読むのに時間がかかってしまった。

    本書は、成長することは悪いことではないと位置づけていながらも、「成長=ポータブルスキルや年収と位置付けることや、労働者的な成長に重きが置かれすぎている現代」に対して警鐘を鳴らしている。

    個人的に一番印象に残ったのは

    「自分にとってできるようになると嬉しいものができるようになること。そういった達成の方が成長という言葉に対してしっくりくる状態ではないか。(中略)自分にしかできない仕事には

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    2026年01月18日
  • 東大生はなぜコンサルを目指すのか

    Posted by ブクログ

    本書では、「成長」や「ポータブルスキル」をキーワードに、そもそも成長とは何か、なぜ私たちは成長に囚われるのかを問うています。時代背景やコンサル勤務者へのインタビュー、「ゆるい」職場や「ブラック」職場の実態などを通して、「成長」との向き合い方を問い直すきっかけを与えてくれる本です。

    東大生に関わらず、昨今のビジネスパーソンは「成長したい」という思いがあり、それを最短て叶えてくれる業界が「コンサル」だと本書では指摘します。

    しかし、人々が言う「成長」という定義をよくよく突き詰めていくと、結局「お金が欲しい」「安定したい」という欲望や不安の裏返しにすぎません。【終身雇用の時代は終身成長の時代へ】

    0
    2025年12月26日
  • ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち

    Posted by ブクログ

    【「教養=ビジネスの役に立つ」が生む息苦しさの正体】
    社交スキルアップのために古典を読み、名著の内容をYouTubeでチェック、財テクや論破術をインフルエンサーから学び「自分の価値」を上げろ――このような「教養論」がビジネスパーソンの間で広まっている。

    第一章 ファスト教養とは?

    「ひろゆき、中田敦彦、カズレーザー、DaiGo、前澤友作、堀江貴文。」

    この一文で始まってて笑った。というか、はい、すいません。観てます。わかってます。ってなった。

    「まずは、夏目漱石、司馬遼太郎、村上春樹、三島由紀夫。」

    と次に言われて、はい、すいません、今すぐ読みます。ぴえん。
    この人たちの本は好きとか

    0
    2025年12月20日

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