川代紗生のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ小さな飲食店に勤めている桃子が、そこで出会ったお客さんや、店長とのやり取りをきっかけに、自身と深く向き合い自分らしい生き方を模索していく物語。
Twitterで見かけて購入してみた。
短編だけど登場人物が同じで話も繋がっているところ、そして感動系なところが、コーヒーが冷めないうちにと似ていて面白かった。
それから、登場人物の悩みにとても共感して、たくさん泣いた。
現代は生きるのが難しいと思う。
多様性が謳われている世の中だけれど、それでもまだ古い考えや固定概念に縛られている人もたくさんいるし、自分の考えが全て正しいと言わんばかりに、頼んでもいないのにそれを無闇やたらと押し付けてくる人もた -
Posted by ブクログ
ネタバレまた一つ、いつまでも大事にしたい一冊に出会うことができた
自分自身恋愛もそれなりにしてきたし、多くはないけど大好きな友達たちもいる。
でもやっぱり誰かの一番でいたいと思うときは今までもたくさんあって、悩んで、やるせない気持ちを抱えた夜をたくさん経験してきた。時には涙をたくさん流して。
幸せのかたちは人それぞれ違うけれど、自分にとっては誰かに認めてもらうことが何よりの幸せで、その幸せを得るために努力してきたこともたくさんある。
けど思うようにはいかなくて、いつも自分の足りないところばかり目に入ってしまって落ち込んで自信を無くして、自分を肯定することはとても少なかったように感じる。
そんな -
Posted by ブクログ
初めての、川代紗生さん。
Xのタイムラインでインフルエンサーだけじゃなく、たくさんの読書垢の人たちもオススメされていたので購入しました。表紙がとても美しい…。
主人公・桃子だけじゃなく、様々な人たちが失恋を引きずりながらやってくる、お店『雨宿り』の中で開催される『元カレごはん埋葬委員会』。
恋愛系かなと思ったが違った。自分と(恋愛していたまたは価値観に苦しんでる)自分と対話して向き合う物語。
桃子の『足りない人間』という表現は、刺さりました。
自分のイメージしていた世界が大人になるにつれ、もしくは社会人に出て周りの友人知人の環境の変化を見て「置いてかれてる」と焦り、苛まれる。自分も他人と同 -
Posted by ブクログ
プロローグから最後の一行まで、溢れる涙を止められずに一気読みしました。「読書をしていて、こんなに泣くことがあるのか」と自分でも驚いてしまうほど。
私自身、ずっと自分のことを「足りない」人間だと思っていました。楽しいことや美味しいものに出会ったとき、真っ先に顔を思い浮かべてもらえるような、誰かの特別でありたい。そう願うのに現実はなかなか上手くいかず、「それでもいい」「今の自分が好き」と割り切るよりも、周りと比べて焦ってしまう日のほうが多い毎日です。
そんな、自分でも持て余していたままならない気持ちを、驚くほど丁寧に、そして優しく掬い上げてくれる作品でした。
前作とあわせて、私にとっては大切な -
Posted by ブクログ
誰にも言えない思いやくすぶり続けた未練を、思い出の食事とともに「埋葬」する。舞台となる喫茶『雨宿り』で繰り広げられるやり取りは、騒がしくて切なく、最後には温かい愛に溢れていました。
ページをめくるたびに共感して、泣いて、最後には心が軽くなる。まさに私にとって最高のデトックス本です。
恋愛における自分の「重さ」を自覚している私にとって、主人公の桃子ちゃんは他人とは思えず、共感もひとしおでした。爆モテ女・しおりちゃんの語る「自分で自分の機嫌をとるのがうまい」「可愛げがある」といった女の子には強く憧れます。
けれど、そんな完璧に見える女の子にだって、埋葬したい気持ちがある。
皆が吐き出す思いに、人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本当に大好きだった。
父からの、言葉になぜか私も泣けた、、
足りてる、足りてない、当たり前、幸せ、
本当に人それぞれで。
でもやっぱり、30代になって独り身だと
世間からは足りてない、難があるから独身のまま
とかってみられてしまう。
なんなら、自分自身で、そうレッテルをはって
しまう。やだな。
私も、ももちゃんと一緒で
誰かにいてほしい、それこと生活している時に
ふと私を思い出してくれる、
そんな相手がいたらなって。
そんなの当たり前に思うのに、私だって
結婚したり子供産んだりしたいのに
はああ、すごくももちゃんの気持ちが分かりすぎて。
埋葬委員会、素敵だな。
私も、雨宿りみたいなお店が -
Posted by ブクログ
『何かが足りていない』
『何かが欠けている』
そんな感情を少しでも知っている人の手に届いてほしいな。
✾月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった
✾川代紗生
✾SUNMARK
『傷つくことを知っている人』
『傷つけることを知っている人』
『大好きな人がいる人』
『大好きな人が全て。ー世界の法律みたいになる人』
『耳が痛くなる言葉に心を揺さぶられる人』
『迷いや後悔を抱えている人』
『一歩踏み出したいと勇気を出す人』
言葉が多くない、穏やかな優しい人。
いつも許してくれる優しい人。
穏やかだから、優しいから、平気なんだ。
…そんなことないよ。
胸の中には色んな -
Posted by ブクログ
こちら、ご縁があり、発売前にご献本いただきました。が……
「おいおい、あんまりじゃないか」
そう呟いて、一度本を閉じるしかありませんでした。
そうだった。文章のタッチがリズミカルだからいつも騙されてしまうのですが、彼女はいつも「そういうところに気づかずに生きていられたら楽なのに」というところを詳かに言語化してくれるのです。おそらく、自身も相当に傷つきながら。
前作『元カレごはん埋葬委員会』の続編としての本作では、少し大人の女性になった桃ちゃんのリアルな焦燥感が描かれています。それと同時に、喫茶「雨宿り」に訪れる相談者の女性たちの、本人も気づかなかった息苦しさの正体にも光を当てています。
「あ -
Posted by ブクログ
主人公の人柄が大好きになった!
どこか不器用で、好きな人には一生懸命で、人情深いところもありのアラサーの桃子。
今の若い人ってシュッとした人ばかりのイメージだけど、この人はそんな感じでもなく。
誰かの失恋を癒すために発足した元カレごはん埋葬委員会。
喫茶「雨宿り」に訪れるお客さんは、
桃子と同じくらいのアラサーの女性や、
奥さんを亡くした近所のおじさんだったり。
桃子やイケメン店長たちの委員さんの目を通して写るそれぞれの恋愛模様に心が洗われる気持ちになった!
小説って映像作品と違って、
著者の主観を表現しにくい媒体だと思うけど、
喫茶店のお客さんの失恋を埋葬するというアイデアがこの本を面