川代紗生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルとコミックテイストな装幀。
普段なら手に取らないタイプの本だけど…
失恋女子の心境を思いだしてみるのも悪くないかもと手に。
まるでコミックを読んでいるかのようにスラスラと読めて、テレビドラマになりそうなストーリー
著者の川代さんのデビュー小説とのことで、フレッシュ感も満載。
元カレご飯と言えど、癒やされるのは失恋女子ばかりでなく、家族への思いを封印してきた男性陣もあり。二度と食べられない思い出の味を再現してもらって味わうことで、心にしまっておいたモヤモヤを吐き出し成仏させる。
レシピがあっても誰かの味を再現するのは難しい作業だ。それでも、少し違った味だとしても誰かが再現してくれたという事実に癒やされるのかもしれない。
実際、遠い過去の味は忘れてしまうし、美化されるものだ。お気に入りだった食べ物でも久しぶりに食べたら「こんな味だったっけ?」ってことはよくある。
辛い気持ちを封印したままでいても、あるキッカケでいきなり溢れ出て来てしまうことはある。
そんな時、誰かが寄り添って話を聞いてくれるだけでも嬉しいけれど、封印した食べ物を一緒に食べることは、五感をフル可動して癒しの作業をすることなんだと思う。
冒頭のバターチキンカレーに影響された私。
昨日は友人に誘われて映画を観たあとインドカレー屋さんに行き、バターチキンカレーを食べた。
元カレご飯ではなかったけれど、美味しいカレーを食べながら友人にたくさん愚痴を聴いてもらってストレス解消!
食べて愚痴を吐き出すって最強だなぁ… -
購入済み
感情の沼
この著者の書いた文章を読むと、沼にハマっていくような感覚になった。
「自分はこう思う!」という感情的で荒々しい表現が少し押し付けがましく感じた。
だが、その側面とは違う角度から彼女の文章を評価するなら、ありのままの感情を剥き出しにしてて、泥くさいくらい真っ直ぐなところが良い。
良さに気づくと片足を突っ込んだら抜け出せない沼にのめり込むような感覚に襲われる
この本を読み、書きたいという欲望を承認欲求と絡めて
読者の心に何かのひっかかりを作れる彼女が素直に凄いと思うし、自分にもひっかかりが産まれた。