川代紗生のレビュー一覧
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第1話、わたしのことを指差してるかのようなお話だった。「わたしはどう?」って、我が身を振り返った‥。
『やっと、"マシ"な人が来た。ーーって、思った』婚活や恋愛がうまくいかなかったり、マッチングアプリ戦士たちだったりはこう思うんじゃないかな‥
でも、一番に好きな人とか、二番目に好きな人、とか。わたしにとってはとっても難しい‥。
トータルして、推しに対する気持ちも、クズだとわかっていながら嫌いになれない気持ちも、失恋した友人を助けたいという気持ちも、親が子どもに「幸せになってほしい」という気持ちも‥
「わかるなぁ」がたくさん詰め込まれた本でした。
わたしは第1話、第3話、 -
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未婚の女性にはほとんど刺さるだろうなぁと。
こういうのを捻くれた感情で読んでしまう自分に
嫌気がさして、まだまだだなぁと思う。
結婚だけが幸せじゃない。と、
結婚していない人達は自分に言い聞かせてるだろう。
でもその言い聞かせ続けた結果、
第三者の他愛ない言葉ひとつが
苦しいくらい覆いかぶさってくる。
みんな何かにつけて、結婚をしていないことに
理由を付けたがる。
逆も然りで、結婚をしている人も
あたかも結婚=幸せというように、
自分に言い聞かせている。
結婚しても幸せになれなかった家庭は、
この世に多く存在しているのに。
筆者は結婚が、正解or不正解と言っている訳ではない。
既婚か未婚 -
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喫茶「雨宿り」に訪れる人たちの恋愛と失恋をテーマにした連作短編集。どの章もとても読みやすかった。
自分自身を「足りている」と評価できる人は、どのぐらいいるんだろう。足りていないと感じるから、誰かに評価してもらいたいし、足りていないと感じるから、誰かといたい。足りていないから、誰かに頼りたくて、満たしてほしくて、必要とされたい。何かを求め続けるほど、正解から遠くなって、やっぱりずっと、足りないまま。
「雨宿り」に集う主人公ももちゃん、店長、黒田さん。みんなそれぞれ、足りない部分と向き合い、生きている。本当は逃げたくて抜け出したくて必要とされたいだけなのにと、がんじがらめになりながら、考えずにはい -
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綺麗な装丁とタイトルに惹かれて。
素敵な景色を見た時、美味しいものを食べた時、嬉しいことがあった時…それを共有したいと思う人がいることは幸せ。そして、そんな風に思ってくれる人がいたらもっと幸せ。
でも、そんな相手がいなかったら?自分を一番に思ってもらえなかったら?
30代になると結婚がゴールのような風潮は未だにあるけれど、結婚=幸せとなるのは違う気がする。
親から幸せになって欲しい(結婚して子どもを持って欲しい)と思われるプレッシャーはこちらまで辛くなる。でも、そう思う親心も分かる気がするし…
誰かが幸せかどうかとか、その人が「足りる人間か」なんて周りの人が決めることじゃないよなぁと改めて思っ -
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「みんなが正解といってる枠」に嵌めたがる。
人はなんでこんなに不器用なんだろう
今年発売された『月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった』。
読み終わった後に前作があったとは…。
『元カレごはん埋葬委員会』の発端と言える物語。
桃子の失恋から始まり、『元カレごはん埋葬委員会』に来店する失恋した男女。そして伊織と黒田さん。
みんな生きることが不器用なんだなと思った。
いやいや彼らだけじゃない。読んでる私たち…すべての人間もみんな不器用。
桃子が言う言葉に、しっくりきたことはありませんか。
「自分はずれてるくせに、ずれているところを受け入れてほしいくせに、相手には、ずれていない、みんなに -
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恋愛や結婚にまつわる劣等感や孤独感をかなり正面から描いている物語だと感じました。
印象に残ったのは、自分には何か足りないのではないか、一番になれない自分には価値がないのではないかと苦しむ桃子の姿でした。頭では他人と比べても意味がないと分かっていても、幸せそうな人を見るたびに心が揺れてしまう。その感情がとてもリアルに描かれていたと思います。
特に「自分が愛したいと思う人に、愛してもらえて、その人と一生をともにして、血のつながった子供ができるなんて、ふつうじゃないよ。当たり前じゃないよ。奇跡みたいなことだよ」という言葉が心に残っています。
誰かとの関係だけではなく、自分自身との向き合い方や、自分に -
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食べ物には人それぞれの思い出が詰まっているのですよね。
香りや味って前にそれを嗅いだり食べたりした時に一瞬にして戻してくれる。
もしも、元カレと食べてた思い出たっぷりのものがあったとしたら何年たってもそれを食べるたびに辛い記憶を呼び起こしてしまう…かも。
その食べ物を他の人と食べて記憶を上書きするのはなかなかいい方法かもしれないですね。
私は母の作ったおにぎりがもう一度食べたいなぁ。
(Word)
ごはんがおいしいこと。
好きな人たちと一緒に、おいしいものを食べること。
もしかしたらこれこそが、私にとっての、一番の幸せの形なのかもしれない。 -
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元カレとの思い出が詰まってる料理を元彼の話をしながら埋葬しよう!をコンセプトに毎週金曜日の夜、イケメン店長が営むカフェで話を聞き、料理を作る主人公・結城桃子。
桃子自身も29歳で4年付き合った彼氏に振られたことがきっかけで、カフェ「雨宿」で働き始める。
出てくる料理がとにかくおいしそう。桃子の思い出の料理「元カレが好きだったバターチキンカレー」うまそうすぎて、スパイスポチッちゃった。
店長の過去の恋を描いた「友達の先の景色を見てみたかったキャロットケーキ」は泣かしにきてて、逆な泣けなった。キャロットケーキはうまそげで、食べたくなった。笑