川代紗生のレビュー一覧
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「ごはんで立ち直れるくらいの失恋でした。」
本を読み終わって、好きなこのコピーを思い出しました。
装画を好きなイラストレーターの日下さんが描かれていたこと、タイトルからは内容がまったくわからないことに惹かれて読んでみました。
もちろん小説ですが、話の中に散りばめられている詩的な表現に何度も立ち止まってしまいました。
特に好きだったのは、「自分で選んだ道を正解にしたくて“正解の理由集め”をしてしまうこと。」という表現。
主人公含め、悩める登場人物たちが今まで生きてきた自分の人生に、後悔したり、まわりの「正解」と比べて、足りていると感じたり、足りていないと感じたり。
私も、誇れるような人生は送 -
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ネタバレ《ネタバレ含む感想メモ५✍?》
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今は晩婚化が進み、結婚が当たり前ではない時代になった。結婚しても離婚する人が珍しくない時代になりつつある。その一方で、親世代・祖父母世代にとっては、結婚をし、親族同士で集まることが当たり前だった時代でもある。そのため、結婚に対する価値観そのものが世代によって異なり、それが主人公と父親の考え方の違いにも表れているように感じた。
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亡くなった母の願いは、主人公に幸せになってほしいということだった。ただ、その願いを具体的な形にすると、「大好きな人と結婚して、子どもを作り、家族で共に過ごすこと」だった。主人公は、結婚という形にこだわらず、好きな人と共に歩もうと -
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ネタバレ月下美人という花がある。
私の名前の由来になった、一晩しか咲かない、花の名前だ。
だからだろうか、私にとって月というものは特別だ。
そんな月がきれいな夜、ひとりで綺麗だなぁと思いながら眺めるもよし。
でも、ふとさみしくなるときもある。
月だけではない。
道端にきれいな花が咲いていたとき。
空に大きな虹の橋がかかっていたとき。
花火が夜空に大輪の花を咲かせていたとき。
そんな美しいものを見たときに、見せたいと思える人がいることは幸せなことだと思う。
逆も然りで、自分にそんなきれいなものを見せたいと思ってくれる人がいるというのは特別だ。
主人公には、夫がいない。
結婚していないというだけで、何 -
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「みんなが正解といってる枠」に嵌めたがる。
人はなんでこんなに不器用なんだろう
今年発売された『月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった』。
読み終わった後に前作があったとは…。
『元カレごはん埋葬委員会』の発端と言える物語。
桃子の失恋から始まり、『元カレごはん埋葬委員会』に来店する失恋した男女。そして伊織と黒田さん。
みんな生きることが不器用なんだなと思った。
いやいや彼らだけじゃない。読んでる私たち…すべての人間もみんな不器用。
桃子が言う言葉に、しっくりきたことはありませんか。
「自分はずれてるくせに、ずれているところを受け入れてほしいくせに、相手には、ずれていない、みんなに -
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食べ物には人それぞれの思い出が詰まっているのですよね。
香りや味って前にそれを嗅いだり食べたりした時に一瞬にして戻してくれる。
もしも、元カレと食べてた思い出たっぷりのものがあったとしたら何年たってもそれを食べるたびに辛い記憶を呼び起こしてしまう…かも。
その食べ物を他の人と食べて記憶を上書きするのはなかなかいい方法かもしれないですね。
私は母の作ったおにぎりがもう一度食べたいなぁ。
(Word)
ごはんがおいしいこと。
好きな人たちと一緒に、おいしいものを食べること。
もしかしたらこれこそが、私にとっての、一番の幸せの形なのかもしれない。 -
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元カレとの思い出が詰まってる料理を元彼の話をしながら埋葬しよう!をコンセプトに毎週金曜日の夜、イケメン店長が営むカフェで話を聞き、料理を作る主人公・結城桃子。
桃子自身も29歳で4年付き合った彼氏に振られたことがきっかけで、カフェ「雨宿」で働き始める。
出てくる料理がとにかくおいしそう。桃子の思い出の料理「元カレが好きだったバターチキンカレー」うまそうすぎて、スパイスポチッちゃった。
店長の過去の恋を描いた「友達の先の景色を見てみたかったキャロットケーキ」は泣かしにきてて、逆な泣けなった。キャロットケーキはうまそげで、食べたくなった。笑