川代紗生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルが面白そうなので手に取った本。
相手に好かれたりよく見せたいために色んな
フリをする。それでもどんなに頑張っても
上手くいかない時は上手くいかない。
そういったのもいいカッコをしたいがために
またさまざまなフリを継続して自分の中に
溜め込んでいく。そんな溜め込んだものを
自分も含めラブホで振られた三十路の桃子が
自分のことのように聞いてくれてレシピと
一緒にその溜め込んでいたものを
埋葬してくれるなかなかいい話でした。
どの話も出てくるご飯は美味しそう
でエピソードも面白かったですが
個人的には本屋の木村さんの夫婦の
お互いを思う気持ちが素敵だった話や
イケメン店長の一途な思いの話、
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Posted by ブクログ
結城桃子が彼氏にふられて、グダグダに酔っ払い飛び込んだのは、喫茶店「雨宿り」。
イケメン店長の雨宮伊織のいるこの店で近所のお客・坊主頭の体格のいい黒田が、カレーとクリームソーダを食べている。
あぁ、カレーね。
ふられた彼氏が好きだと言ってくれてたらチキンカレーを思い出し、注文し食べるが…⁇
もしかして私の味覚がおかしいのか?
私が作ったカレーを無理して元彼は食べてたのか⁇
モヤモヤのなか、今から自分が彼が好きだったカレーを作るから食べてくれないかと?
…2人とも美味しいと。
元彼を見返すためにもこの店で新メニューとして出すことに…とこんな流れでお蔵入りさせたくないレシピが登場することになる -
購入済み
感情の沼
この著者の書いた文章を読むと、沼にハマっていくような感覚になった。
「自分はこう思う!」という感情的で荒々しい表現が少し押し付けがましく感じた。
だが、その側面とは違う角度から彼女の文章を評価するなら、ありのままの感情を剥き出しにしてて、泥くさいくらい真っ直ぐなところが良い。
良さに気づくと片足を突っ込んだら抜け出せない沼にのめり込むような感覚に襲われる
この本を読み、書きたいという欲望を承認欲求と絡めて
読者の心に何かのひっかかりを作れる彼女が素直に凄いと思うし、自分にもひっかかりが産まれた。