川代紗生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2026.10.22
★3.7
主人公は自分のことを"足りてない人間、だと思っている結城桃子 31歳。
レトロな喫茶店「雨宿り」の料理人。
このお店では毎週金曜夜10時に"元カレごはん埋葬委員会、というのを開催している。
失恋相手との記憶が蘇るごはんを食べられなくなった人たちが、その恋を埋葬するお話。
タイトルと表紙に惹かれて読んだけど、正直思ったより微妙だった。
結婚することが当たり前の世界で、誰かを愛することも誰かに愛されることもできない虚しさ、ままならない気持ち、足りてない人間。結婚とかどうでもいいとか思ってたら開き直れるんだろうけど、主人公はそうではないから、苦しくてもがいてでもダメで、親からのプレッシャーもあって、、心が痛かった。前向きになろうとしてる分、実が伴わなくてやるせない気持ちでいっぱいだった。
けど、雨宿りが毛布みたいにその気持ちごと全部包んであたためて大丈夫だよっていってくれる。解決にはならないけれど、心の荷物をひとつ持ってくれるみたいで、救われる気持ちがあった。
私はこれからどんな人生を歩むのだろうか。この人と結婚をして、この人と一緒に家庭を築きたいと思えるようなそして思ってくれるような人と出会えるかな。理想の人生計画はあるけど、理想通りにいかないのが現実だし、でも妥協はしたくない。正直、不安もあるけど楽しみでもある。どんな未来が待ってるのかな。
#さとの本棚 -
Posted by ブクログ
1人前になれないアラサーの私は、30ページで号泣して前に進めないwww
読んでないけど、結局物語は、それでも友達がいて幸せ!展開だろう。
現実はそんな甘くない。
友達って心の助けにしかならない。
法的に必要なサインを迫られた時、友人に何ができる?
介護施設に入居しなければならない時、身元保証人はどうなる?
やっぱり「家族」を持っている人が「普通」で、幸せなんだろうなと思う。そういう分かりやすい「幸せ」がこの世には必要なんだよ。
追記
全て拝読いたしました。私の両親もおそらくお墓参りでご先祖様に謝っていると思います。桃子ちゃんのお父様のように謝るのをやめる日が来ることを願います。
また、桃子ちゃんはお父様に育ててくれてありがとうと言えたこと尊敬します。 -
Posted by ブクログ
誰かの1番になりたかったという思いをもった3人で喫茶店を切り盛りしている。主人公の桃子の視点でみる各々のストーリーは元彼ごはん埋葬委員会を通じてこれでいいのかな?どうすればいいのかなという人生の岐路にたった人たちの思いを吐き出し、今の自分に後悔がないようにしてほしいという願いが込められていると思った。30代、結婚してないといけない風潮が薄れてはいるものの大部分の人が結婚という道に進む現代。結婚したくても出来ない、足りてない人間というレッテルを貼られてしまう。
前作の元彼ごはん埋葬委員会を知らずに読んでしまったが今作だけでも読むことはできた。特に僧侶の黒田くんの1番にはなれなかった話、あれは辛いね、誰しも失恋を経験したら共感の嵐だと思う。誰も悪くはないのにね。つれぇ。
誰かの1番になれなくても自分のことをふと考えてくれる他人がいるのっていいよね、結婚してなくたってそれだけで結構幸せなんじゃね?って思える作品であった。ただ、登場人物たちがいい人すぎて性格悪い最悪なやつがでてこないから綺麗な話で綺麗に終わった。ちょっと物足りないと感じてしまった。 -
Posted by ブクログ
元彼との思い出で食べれなくなった料理を食べて、気持ちを整理し、彼に対する想いを埋葬し、次にすすむ。
喫茶雨宿りで毎週金曜に開かれる、元かれごはん埋葬委員会。
委員長で喫茶雨宿りの料理担当ももこ。店長、副委員長で常連客でもある僧侶黒田と依頼人で開かれる埋葬委員会。
金曜に訪れる客の失恋話と成仏のために食べる思い出の料理。
くずすぎる彼やずるすぎる彼、仕事と私どっちが大事なの問題や店長の恋や黒田の家族の話。
真正面からつらさに向き合わないと前に進めないのかもしれない。おせっかいで真っすぐに感情を表せるももこによって、感情を露わにしたり、隠していた気持ちを出すことができて恋を埋葬できる。
私も喫茶雨宿りのメニューを食べてみたくなった -
Posted by ブクログ
「みんなが正解といってる枠」に嵌めたがる。
人はなんでこんなに不器用なんだろう
今年発売された『月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった』。
読み終わった後に前作があったとは…。
『元カレごはん埋葬委員会』の発端と言える物語。
桃子の失恋から始まり、『元カレごはん埋葬委員会』に来店する失恋した男女。そして伊織と黒田さん。
みんな生きることが不器用なんだなと思った。
いやいや彼らだけじゃない。読んでる私たち…すべての人間もみんな不器用。
桃子が言う言葉に、しっくりきたことはありませんか。
「自分はずれてるくせに、ずれているところを受け入れてほしいくせに、相手には、ずれていない、みんなに「正解」と言われる人であってほしい。」
嫌われたくない。愛されたい。好きになってもらいたい。改めて孤独って人間は嫌いなんだと分かる。
「誰かがいった正解」という枠に嵌め込んで、その場所の空気に流されようとする。それって自分の本心なのかなって。心の奥底にある本心を隠してまで人と接することが大事なのかなと。
読んでいくうちに自分と向き合ってました。
恥ずかしながら自分も枠に囚われて生きているんだなと同時に、客観的に自分の本心と向き合いながら人生を楽しまないと…と、反省も込めて。
川代さんの作品は、読み手の心を掴むのが上手い人。繊細な部分も汲み取る作家さんですね。『元カレ』シリーズを読んで感慨深かったです。
御本人の作品にまた巡り会えることができれば、また読みたいです。
★4.5 -
Posted by ブクログ
食べ物には人それぞれの思い出が詰まっているのですよね。
香りや味って前にそれを嗅いだり食べたりした時に一瞬にして戻してくれる。
もしも、元カレと食べてた思い出たっぷりのものがあったとしたら何年たってもそれを食べるたびに辛い記憶を呼び起こしてしまう…かも。
その食べ物を他の人と食べて記憶を上書きするのはなかなかいい方法かもしれないですね。
私は母の作ったおにぎりがもう一度食べたいなぁ。
(Word)
ごはんがおいしいこと。
好きな人たちと一緒に、おいしいものを食べること。
もしかしたらこれこそが、私にとっての、一番の幸せの形なのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
元カレとの思い出が詰まってる料理を元彼の話をしながら埋葬しよう!をコンセプトに毎週金曜日の夜、イケメン店長が営むカフェで話を聞き、料理を作る主人公・結城桃子。
桃子自身も29歳で4年付き合った彼氏に振られたことがきっかけで、カフェ「雨宿」で働き始める。
出てくる料理がとにかくおいしそう。桃子の思い出の料理「元カレが好きだったバターチキンカレー」うまそうすぎて、スパイスポチッちゃった。
店長の過去の恋を描いた「友達の先の景色を見てみたかったキャロットケーキ」は泣かしにきてて、逆な泣けなった。キャロットケーキはうまそげで、食べたくなった。笑 -
Posted by ブクログ
タイトルと表紙と目次が気になって購入した。
この目次は面白い。これは買うでしょ。全話読んでみて、全てが失恋の話ではないにしろ、各話のタイトルとキャッチコピーのつけ方に無理矢理感がなくて、上手いなあと思った。でも明るくてコミカルなノリで、計算高さみたいなのを感じさせない。
ドラマ化も漫画化もしやすそう。ドラマ化が物凄く向いてそう。キャラ立ってるし、イケメン出てくるし、1話完結だし。
全話とも読後感が良い。正直、ここで書かれている恋愛観にはあまり共感しなかったんだけど、それでもずっと面白かったからそれはそれで凄い。
実際のレシピが載っているのも面白くて、ストーリーだけでなく、本として良いものになるように愛情を込めて作ったんだなと感じた。 -
Posted by ブクログ
承認欲求をテーマにした本でこのタイトル。
めちゃめちゃヘビーそうだなと身構えて読んでみると…
え!?こうゆう感じ!?ってなる軽快なエッセイからスタート!
それでも後半は承認欲求について著者なりに
じっくりと向き合って書かれたであろうエッセイもあり、
楽しくも考えさせられる一冊になっている。
承認欲求とどう向き合うかは人それぞれだろうけど
そもそも著者のように承認欲求と真剣に向き合えてる人が
どれだけいるのだろうか。
承認欲求で悩むなんて時間のムダだよって言う人は
説教して、確かにそのとおりですね!って
言われたいって承認欲求に囚われているってのは
真理だなーって思いました。