川代紗生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ第一話から、自分の古傷と重なるところがあって大号泣。なんでそんなことまで言うの…と思うけど、相手も必死だったんだよね。
食ってやっぱり記憶と結びついているから、ネガティブな記憶と通じるものがあると食べられなくなったたりすることもあるけど、それをあえて食べながら、思いっきり話して手放すための「埋葬委員会」はとても面白い視点だった。
第六話は特に印象的。雫ちゃんの思いが全て語られることはなかったけど、それでも周りの描写から推測できて、もどかしくて、それをまだ言葉にできる年齢でもないから余計に苦しいながらも、雨宿りに来てくれてよかった。
第七話は、私は体験してないけどなんとなく感じるいわゆる世間からのプレッシャーに、すごくまっすぐこちら側の苦しみを言葉にする場面でほんとにもう大号泣。自分が見て見ぬふりをしてきたものを直視させられた気分で、痛々しくもあり救われた気分にもなった。
それからお父さんの言葉。「動かずにいられないのは、さみしいから」「離れない誰かが必要なんだ」
ここを読みながら私は、自分の母だったら同じことを言うんだろうなと思って涙が止まらなかった。
月がきれいな夜に思い出してくれる誰かがほしかった。思い出される自分でありたかった。
きれいな月を見て、ふと虚しく思う理由が自分の中で腑に落ちた本だった。
これからきれいな月をみた時は、私はこの本を思い出すと思うし、この本を読みながら一緒に感じた苦しみや痛み、救われた気持ちを思い出すだろうな。 -
Posted by ブクログ
元カレごはん埋葬委員会
川代紗生
SUNMARK
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金曜夜、二十二時。場所は喫茶「雨宿り」。
元彼の好きだったあのレシピ、
成仏させて、
また作れるようにいたします!!
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『月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった』の元カレごはん埋葬委員会。
設立秘話ー
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“私のために傷つけられてほしかった。”
ーもう、どうにもしようがない気持ち。
“つらい時期を救ってくれたスーパーヒーローを嫌いになるのは、簡単じゃないのだ、”
ーもどかしくて、切ない気持ち。
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一人で抱え込むしかできないような、
そんな気持ちありますよね??
ここでは、全部吐き出していいんです。
つらくて仕方ない気持ちも、
みんなで話して、
泣いて、
食べれば、
また明日を生きる力に変わっていく。
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読むと、
共感する。
怒って、
泣いて、
笑顔になれる。
そんな優しい物語です✧
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泣いて、泣いて、みんなと話して、
泣き止んだら、
あのご飯を作って、一緒に食べよう。
失恋の傷を癒してくれるのは、共感、時間、復讐、この三つしかないんだよ
『別れよう』って言われて傷ついてる顔を見たかった。私がこれだけ傷ついてるんだから恭平だって、私のために傷つけられてほしかった。
元カレが好きだったバターチキンカレー
つらい時期を救ってくれたスーパーヒーローを嫌いになるのは、簡単じゃないのだ。
彼の心には、どう足掻いても埋められないほどの大きな空洞があいっていて、私自身も、その空洞を埋める、手段の一つになりたかった
申し訳ないことなんてないの。食べるってのは体もだけど、心を回復させる行為でもあるんだよ。
今日という日をなんとか生き抜いてきた人の、「これ食べたい!」という願いを叶えられるのは、なんて幸せなことなんだろう。
物への執着は過去への執着。
傷つくことを先送りにすると、あとあとこんなに、キツくなるもんなんだね
ももちゃん、ありがとうね。私、よっかったよ。ちゃんと『めんどくさい』をやってよかった。わーって思い切り泣いて、大人気なく復讐しにいって、よかったよ。何歳になっても、『めんどくさい』をやるべきときには、やらなきゃダメなんだって、思ったよ
吐き出すべきときに吐き出さなかった後悔は、ずっと心の中で燻りぐづける。ずっと燃えつづけるボヤを心に飼いながら生きるのは、結構しんどい。……しんどかったんだ
つらい出来事を打ち明ける相手に自分が選ばれたっていう恍惚感をエサに思う存分泣くんだ
壮絶な人生を送りながらも、前向きに生きる人のふり。もっと親密になりたいと近づいてきた人に見せるための、深く傷ついた人のふり。いろんな顔を使い分けるんだ
自分の気持ちがなかったからさ。俺はね、相手に合わせて、気持ちを捏造するのが抜群にうまいんだよ。そんなに難しくないよ。『こういう人であってほしい』っていう相手の望み通りにふるまってあげるだけでいいんだもん
やりたくなくても、俺は、自分の気持ちと逆のことをしちゃうんだ。悲しくなりたいときに悲しくなれない。どうしたらいいかわからないんだよ
ぐちゃぐちゃな気持ちは、ぐちゃぐちゃなままにしておいていいんですよ
全部きれいじゃなくていい。言葉にしなくてもいい。 -
Posted by ブクログ
誰にも言えない思いやくすぶり続けた未練を、思い出の食事とともに「埋葬」する。舞台となる喫茶『雨宿り』で繰り広げられるやり取りは、騒がしくて切なく、最後には温かい愛に溢れていました。
ページをめくるたびに共感して、泣いて、最後には心が軽くなる。まさに私にとって最高のデトックス本です。
恋愛における自分の「重さ」を自覚している私にとって、主人公の桃子ちゃんは他人とは思えず、共感もひとしおでした。爆モテ女・しおりちゃんの語る「自分で自分の機嫌をとるのがうまい」「可愛げがある」といった女の子には強く憧れます。
けれど、そんな完璧に見える女の子にだって、埋葬したい気持ちがある。
皆が吐き出す思いに、人間関係のままならなさを感じます。彼らも、私たちも、みんな幸せになれたらいいのに……と、つい願わずにはいられません。
一番好きなお話は「おばあちゃんの秘密のおにぎり」です。梅干しに込められた深い愛に触れるたび、何度読み返しても涙が溢れてしまいます。