月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった
  • NEW
  • 完結

月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった

1,760円 (税込)

8pt

4.9

いつも、二番目。
私を一番に思ってくれる人は、誰もいない。
それでも私は——ひとりぼっちじゃ、なかった。

恋人に「プロポーズするなら元カノがいい」と告げられ、婚約寸前でフラれた桃子。
田舎の父からも、
「天国の母さんに、桃子が幸せになった姿を見せてやりたい」と言われてしまう。

「私には、愛し愛されるパートナーができない。
他の人はじょうずに進める人生ゲームのマスが、自分には進めない。
私は、なにかが足りてない人間なんじゃないか——」

桃子が働いているのは、三軒茶屋の小さな喫茶店、「雨宿り」。
ここでは、毎週金曜夜十時、“元カレごはん埋葬委員会”が開かれる。
失恋相手との思い出のごはんが作れなくなった人たちが、
その恋を「埋葬」するために集まる場所だ。

モラハラを受けているのに、相手に好かれるように振る舞ってしまうかれん、
推しが結婚してつらくても平気なふりをする美穂、
二股をされても「彼以上に成長させてくれる人に会える気がしない」と悩む夏希、
「初デートで牡蠣を食べようと誘われたら、脈なしってことですよね?」と思い出を語る黒田……

相談者たちの失恋の話を聞き、
思い出の料理をつくって共に食べるうち、桃子は気づいていく。

誰かに選ばれないからといって、足りていない人間なわけではない、と。

元カレごはん埋葬委員会。
迷った心が帰る場所は、ここにある。

“ままならない気持ち”の名手、川代紗生の新作・書き下ろしが登場!
共感とおいしさのつまった、なんども読みたくなる1冊です。

【目次】
第1話 プロポーズ未遂の洋風茶碗蒸し
第2話 ググれよ男のさっぱり煮
第3話 推しに捧げたカルボナーラ
第4話 二股男の不合格オムライス
第5話 "脈なし"を悟った牡蠣フライ
第6話 ママがいない日の塩胡椒チャーハン
第7話 愛されなくても愛せるからあげ

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

    Posted by ブクログ

    とても共感性の高い話でした。
    一人でも寄り添ってくれる身近な相手が見つけられるだけでも幸せな事だと思うし、今のこの環境を受け入れて幸せだと思い込むことも大切だと思います。
    最後はきちんと自己を大切にできてい良かったなと思いました。

    0
    2026年03月15日

    Posted by ブクログ

    落ち込んだり、悲しんだり。何をやってもうまくいかない。ネガティブがネガティヴを呼んで、心の湖底に沈んでいく。

    そんなときは、本を読む気分にはなれないかもしれない。でも。……だからこそ。

    この本を、開いてほしい。

    夜の月のように寄り添い、慈雨のようにぽつりぽつりと降ってくる言葉たち。透明なガラス

    0
    2026年03月15日

    Posted by ブクログ

    自分の年齢のこともあり、すごく考えさせられた本。
    結局幸せというのは自分が決めるもので、その幸せの形は人それぞれ異なるものと改めて感じた。
    自分自身の幸せを見つけたい気持ちになる。

    0
    2026年03月09日

    Posted by ブクログ

    『何かが足りていない』

    『何かが欠けている』

    そんな感情を少しでも知っている人の手に届いてほしいな。

    ✾月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった
    ✾川代紗生
    ✾SUNMARK


    『傷つくことを知っている人』

    『傷つけることを知っている人』

    『大好きな人がいる人』

    『大好きな人が全て

    0
    2026年03月12日

    Posted by ブクログ

    めっちゃいい。泣いた。

    結婚してない自分は何か足らない人間ではないかなど、誰かに価値を決めてもらう人生に縋ってしまう人に送りたい。

    主人公が働く喫茶店では、元カレごはん埋葬委員会が開かれる。そこに訪れる人たちの話。

    装丁も好き。

    0
    2026年03月09日

    Posted by ブクログ

    こちら、ご縁があり、発売前にご献本いただきました。が……

    「おいおい、あんまりじゃないか」
    そう呟いて、一度本を閉じるしかありませんでした。
    そうだった。文章のタッチがリズミカルだからいつも騙されてしまうのですが、彼女はいつも「そういうところに気づかずに生きていられたら楽なのに」というところを詳か

    0
    2026年03月09日

    Posted by ブクログ

    どんどん引き込まれてサクサク読めた
    最後の方はちょっと3人の関係がくどく感じた
    でも言われて刺さる言葉ばかりでつらくも面白かった

    0
    2026年03月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本当に大好きだった。

    父からの、言葉になぜか私も泣けた、、
    足りてる、足りてない、当たり前、幸せ、
    本当に人それぞれで。
    でもやっぱり、30代になって独り身だと
    世間からは足りてない、難があるから独身のまま
    とかってみられてしまう。
    なんなら、自分自身で、そうレッテルをはって
    しまう。やだな。

    0
    2026年03月15日

月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

川代紗生 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す