森山慎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ今回も登場し、青木先生が味わっている料理がどれも美味しそうでした。同時に、青木先生が外国で縁を結んだ友人との交流を含めた旅も楽しそうでした。
この『鍋に弾丸を受けながら』の小ジャンルが、旅系なのか、食系なのか、未だに迷うところですけど、どちらにしたって、人気が出るのも納得だ、と頷けるほど、レベルが高いですよね。
青木先生の旅行に於ける「信念」と言うか「スタンス」がしっかりしていてブレないからこそってのもありますけど、ぶっちゃけ、作画を担当している森山先生の力も大きいな、と私個人では思ってます。
好みはそれぞれなので決めつける事は出来ませんけど、私としては、やはり、男よりも美少女が楽しそうに旅行 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの(4)は最高にグッと来ましたわ。
もちろん、(1)~(3)だって最高でしたよ。けど、やっぱり、「思い出」じゃなくて、「リアルタイム」で描かれたものは、読み手に感じさせる彩の鮮度が違いますわ。
辛く厳しく寂しかったコロナ禍を乗り越えた青木先生が、「もう一度の初めての旅」に選んだのが、台湾ってのもグッと来た理由だと思う。
台湾は、私が行ってみたい外国の一つでもあります。理由は色々とありますけど、やっぱり、美味しそうな料理が多そうってのは大きいです。
美しい景色や遊べる場所、そこも大事ですけど、個人的に旅の醍醐味、重きを置きたいのは食べ物なんですよね。
人間、どうしたって、いつだって、どこでも、 -
Posted by ブクログ
ネタバレやっぱり、これ、面白い、グルメエッセイ漫画だよな。
ハッキリ言っちゃうが、男性キャラが出て来ないのが良い。
いや、もちろん、(1)と(2)を読んでいるから、作者の脳が二次創作の過剰摂取でぶっ壊れ、視界に入る男性が全て、異性化される状況になっている事は、私も把握しているんだが、その前提を踏まえても、やっぱり、美人ばかりの漫画は目に優しいな、と思う。
しかし、この『鍋に弾丸を受けながら』のメインテーマは、やっぱり、食だろう。単なる食事ではなく、世界各国で関わった人との繋がり、それが根底にあるからこそ、より印象的になっている、と感じられるのだ。
他人と深く関わると、人として弱くなるって意見がある。そ -
Posted by ブクログ
ネタバレこの(2)も、深い、と感じられる良さがあった。
主人公の脳が二次元の過剰摂取でぶっ壊れていて、出会う人間全てが美少女キャラに見える、そこだけ聞くと、イロモノ感が凄いんだけど、読んでみると、そこで勝負している訳じゃないな、とはっきり解る。
作品のストーリーもそうだが、それ以前に、潤太朗の日常に薄っぺらさが無いのが大きいのかな。
当人は、そんな大した人生じゃない、と謙遜するかもしれないけど、これをありきたりな日常と言われてしまったら、それこそ、私の日常は、自覚している以上に空虚なモノに成り下がってしまいそうだ。
あくまで、私個人の受け止め方ではあるが、この『鍋に弾丸を受けながら』が面白い、と感じる