森山慎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの(2)も、深い、と感じられる良さがあった。
主人公の脳が二次元の過剰摂取でぶっ壊れていて、出会う人間全てが美少女キャラに見える、そこだけ聞くと、イロモノ感が凄いんだけど、読んでみると、そこで勝負している訳じゃないな、とはっきり解る。
作品のストーリーもそうだが、それ以前に、潤太朗の日常に薄っぺらさが無いのが大きいのかな。
当人は、そんな大した人生じゃない、と謙遜するかもしれないけど、これをありきたりな日常と言われてしまったら、それこそ、私の日常は、自覚している以上に空虚なモノに成り下がってしまいそうだ。
あくまで、私個人の受け止め方ではあるが、この『鍋に弾丸を受けながら』が面白い、と感じるのは、人と人の出逢い、交流、会話がしっかりとリアルに描かれているのが大きいと思う。
もちろん、世界各国で、潤太朗さんが食している料理も美味しそうだ。
食べてみたい、と読み手に思わせるだけの力を発しているのだから、食系漫画として、間違いなく、この『鍋に弾丸を受けながら』は本物だ。
その本物である部分に、人間ドラマが乗っかり、なおかつ、それが足を引っ張っていない事によって、この作品のレベルは一つ上になっている、と私は断言できる。
ただ、世界各地で、美味しいものを食べているだけの内容じゃ、私の心はここまで揺さぶられない。
美味しそうな料理を通し、また、料理が間に入っている事で生まれ、華やかになる人間ドラマ、それこそが、この『鍋に弾丸を受けながら』の芯になっているんだろうな。
この台詞を引用に選んだのは、この(2)でも、特に「!?」と頭の上に出るほどのインパクトがあったので。
話中で、潤太朗さんもガチで戸惑っているが、確かに、これは日常生活じゃ言われない、言わない台詞。
「イイ」が「良い」じゃなくて、カタカナ表記ってのがこれまた、グッと来る。
だからこそ、異様な説得力っつーのか、何が何でも欲しい、と思わせる魔性を発しているんだろう。
ここで、買う、と決断した潤太朗さん、やっぱり、何かが違う。
私は食べられないモノがいくつかあるので、不安っちゃ不安だが、ここまでの治療力を発揮するのであれば、ワンスプーン、いってみたいもんだ。
(あれ? ちょっと、これ、思ってたより、ハイレベルなの来ちゃったぞ・・・)
「あの・・・これは・・・なんですか・・・?」
「あー・・・これはー・・・コレは引くほど体にイイ」
(すげえ・・・! 完全に初めて聞く日本語だ・・・!)
これはもう、借金してでも記念に買って帰ろう・・・と、この時、思いました。
「わんすぷーん! ぱわー! カラダに良いー! つーすぷーん! ダメー。絶対、ダメですー」
(そんなに危険な薬レベルのヤツなのか・・・!?)(by青木潤太朗、ドライフルーツ屋の店主さん) -
Posted by ブクログ
・6話
お、国内編。
国内にだって危険な場所はあるのです。
福岡で食べたラーメンの美味しさを思い出しました。
次はちゃんぽんも是非食べてみたいです。
・7話
地球中の世界一を集めるドバイ、トイレとモノレールは日本から選んだものだそう。
「つーすぷーんは絶対ダメ」な薬草蜂蜜、あまりにも欲しい。
ドバイに行かないと買えないのだろうか。
・8話
アザーン、気になったので動画で聞いてみました。
ん〜綺麗な音色。歌声なんですけどもう音色と呼ぶにふさわしい。
神聖なる美しさがありますね。
極彩色に味が展開するハルヴァ、マジモンのやつが食べてみたいです。
・9話
ブラジルに行くにはただ乗り継ぐだけでなく、乗り換え待ちで10時間待ったりもするんですか。
あゝ〜1人で無事行って帰って来れたら最高だろうなあ。トライしたい。
「肉を上手に焼ければ人生の大半の問題は解決します」
うむう、ロドリゴさんのせいでどんどん肉焼きたい欲が・・・
「病人には糖と油!」
私も体調悪くなった時に、何故か本能が胃に優しいもので休息するよりもスタミナラーメンとクレープを求めた方が体に良い気がして食したあれはやっぱり正解だったのだ。(あまり良くはならなかった)
日本に輸入されてるデーツの3割がオタフクソースに使用されてるってのは目から鱗です。
・10話
南米の治安は変化する距離がすごく近いそう。
あんなチーズたっぷりのポンデケージョはやばいですね。
何がやばいって私は親曰く物心つく前からポンデケージョが大好物だった上に、ここまでチーズたっぷりのポンデケージョを今まで知らなかった。
もう知る前の私には戻れないということで。
うちの母は極端に洋菓子を体に悪いと言うけれど、やはり日本の洋菓子は砂糖の使用量がずば抜けて少ないですよ。
韓国でケーキ食べた時ですら甘さの違いに驚きましたから、アメリカやブラジル行ったら果たしてどうなってしまうのでしょう・・ごくり。
ちなみに韓国のケーキは日本より遥かに甘いけれど、とびきりに美味しかったです。
・描き下ろし
いやあ、ラウンジ利用するのも目的の一つとして長旅したいです。
グリルドチーズは結構都会では専門的に出してるお店増えましたよね。
知ってはいるけどちゃんと食ったことはない・・かも。
アメリカ人で都内に詳しい友人でもいれば、良さげなお店案内してもらうのだが。
今度東京行った時、日本語堪能な外人に会えたら声かけてみよう。 -
Posted by ブクログ
・1話
砂糖がかかってるんだ、と疑う余地なく思ってしまうくらい甘いザンビアのアボカド・・・じゅるり。
ステーキの赤いところだけを生成したロモアールトラボ、通称マフィアの拷問焼き!
いつか二人でコテージへ出向く際には絶対こいつに挑戦してみます。
BBQに良い思い出が無いので嬉々として行きたくなる事が無かった私にとっては、拷問焼きの為にBBQしに行きたい!と思えた事はかなり嬉しいです。
サンマルコス村も行ってみたいですね。
・2話
「同じ店に2回連れて行くようじゃシカゴじゃモテない」っての、好きな人とのデートにいろんなお店を調べて案内した日の事を思い出してほくり。
肉汁を余す事なくパンに吸わせるイタリアンビーフ!
べとべとに汚れる食べ物なら、こいつもコテージで作ってしっちゃかめっちゃかに食らいたいです!
汚れてもいい格好で思いっきりかぶりつくぞ!
・3話
アマゾナスのアバカシ(パイナップル)は日本じゃ味わえない美味さらしい。
マルゲリータのような味わいのオレンジジュース。間違いなく普段飲んでるのと次元の違うジュースっぽいですね。あゝ・・想像しただけで痺れそう。
マナウスで食べれるクプアス、カシュー、ジャッカー。
んー、ブラジルにこんなにも行きたくなる日が来るとは。世界は広いなあ。
・4話
ブラジルの『ちゃんと ゆっくり』な昼食すごく素敵です。
とてつもなく豊かな過ごし方。
豊かな環境、豊かな時間、それら含めて自分を豊かにしてくれる人と過ごす時間はサウダージなんでしょうね。
・5話
エルビス・プレスリーを殺したエルビス・サンドイッチ!
これは比較的簡単に作れそう!
命をかけて一緒に食べたい!
・6話
異国の地での目的地探しってなかなかハードですよね。
朝食バーガー、全く手のひらに収まってないサイズ感なのテンション上がる。
ん〜近場に食べれるとこ無いかしら。福生あたりにあるかな・・・ -
Posted by ブクログ
ネタバレこれは・・・・・・うん、良い飯漫画、と断言すべき作品だろう。
あくまで、私個人の意見なので、いつも通り、聞き(読み?)流してくれても、何ら問題は無いんだが、「わかる」と同意して貰えたら、それはそれで嬉しい。
食系の漫画で大事なのは、やはり、読み手の食欲を刺激できるか、だ。作中に登場する料理を食べたい、よし、作ろう、または、作中で登場する飲食店に行きたいって気持ちにさせるパワーを宿した作品は、問答無用で、良いものだ。
その要素を、この『鍋に弾丸を受けながら』は、ちゃんと持っていた。しかし、ぶっちゃけた話、書店に並ぶ食系漫画のほとんどは、その条件を満たしている。つまり、同じリングで戦う中で、どうしたって、優劣が分かれてくる訳で、私的に、この『鍋に弾丸を受けながら』は優に入っている。
食漫画で上記の要素を持っているからこそ、より大事になってくるのは、主人公の個性だろう。読み手にインパクトを与えるには、料理の描写だけでなく、主人公も大切になってくるのではないか。例を挙げると、『食戟のソーマ』の幸平創真や『鉄鍋のジャン』の秋山醤などだ。
この『鍋に弾丸を受けながら』は、「食べる」に重きを傾けたリポートコミック、ジャンルで言えば、ノンフィクション。なので、主人公は作者本人だ。
表紙を飾っているのは美少女だから、青山先生は女性なのかな、と思った方もいるだろう。私も、最初はそう思っていた。しかし、違った。
二次元と言う名の猛毒を自ら望んで摂取した青山先生は、ついに脳味噌がぶっ壊れ、美少女しかいない世界だけを目が映すようになってしまった。これほどまでに、幸福な「障害」を背負った主人公、これはインパクト大だ。なので、私にとっては、この『鍋に弾丸を受けながら』は、人にお勧めできる良い飯漫画だ。
先にも書いたが、これは青山先生が世界各地で“美少女たち”と一緒に食べ、幸福感を抱いたグルメを紹介している。それだけなら、どこにでもあるモノだろうが、青山先生が足を運んでいるのは、一瞬の判断ミスが大怪我もしくは素寒貧、または、死に繋がりかねない、危険地帯だ。そのスリルが、味覚を鋭敏にさせ、美味さを際立たせている可能性は否定できない。
どの回に登場する世界飯も、実に美味しそうだった。これは、森山先生の高い画力が良い働きをしている。どれもヤバそうだったが、私的に、これは絶対に現地で食べたい、と思わされたのが、「イタリアン・ビーフ・サンドイッチ」だった。肉が好き、と言っておきながら、これを本場で食っていない奴はモグリなんじゃなかろうか。しかし、「豚足(ハム)のファビュラ風」も美味そうだったなァ。
この台詞を引用に選んだのは、この『鍋に弾丸を受けながら』の唯一にして絶対的なテーマ、なおかつ、青木先生やKさんらの、誰にも否定させないって確固たる信念を感じるものだったので。
ハズレも、時にはあるかもしれない。だからこそ、行って、自分の舌で知る価値がある。
これほどまでの高得点な料理が食べられるのであれば、たった一つしかない命を懸ける意味が、危険な旅にはちゃんと、あるに違いない。
まぁ、独身なら出来るだろうけど、家族がいちゃ、出来そうもない。家族がいるのに、こんな行動を起こすのであれば、家族を持つのに向いていない、致命的に。ただ、そういう人間は、自覚があるから、家族は作らないだろうけど。
人間は食べなきゃ、生きていけない。ならば、自分の食べたいモノを食べるのが、最高の幸せになるんだろう。
「日本みたいに安全な場所って“70点から90点のものが、どこでも食える”んですよ。そりゃあ、素晴らしいことです。でも、危険とされるところ・・・グルメなどでは、絶対に赴かないはずのエリアかな・・・そういう場所に行くと―――20点か、5万点なんですよ」(byKさん)
こちらも、上記と同じ理由で紹介しておきたい。
「危険な場所の食べ物は美味い。ならば―――“危険な食べ物”が美味いのは当然のことだ」(by青山潤太朗) -
購入済み
コロナ禍前の海外のお話
ブラジルとかドバイとか、漠然とした憧れはあるけど旅行に行けない筆頭のような場所でのグルメが盛りだくさんで非常に良き。
コロナ禍前後での情勢なども踏み込んでいて、なかなか社会派でもある。
まぁそれはそれとして海外!って感じの飯はとにかく美味しそう。
ポンデケージョとか本場の食べたい……! -
書籍の方を購入しました。
行ってみたい、食べてみたいと思うグルメ旅行記な内容もさることながら、人と人とが出会う事、互いを知り、言葉を交わす事の表現が素敵です。国境を越えた友情や趣味って良いよねという話。
COVID-19に関する言及がちょくちょくあり、原作者様の、早く友人に会いたいという想いが伝わってくるようでした。
三巻が今から待ち遠しいので、原作者様のネタ集めのためにも、早く空が解放される事を祈ります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「危険な場所ほど、美味しいものがある。」
帯にそんな言葉が躍るこのシリーズは、原作者にして釣り人である青木潤太朗が体験した危険地域グルメの思い出をつづったグルメ漫画である。
釣りを通じて知り合った外国の友人を伝手に、時にメキシコに、時にアメリカはシカゴに、時にはブラジルに……といった感じで様々な国(の身の危険を感じる地域)を訪問し、そこの名物を食べている。
どれも実に美味しそうなものばかりで、日本では見かけないものばかりだ。
そうしたドキュメント的内容であるが、作中では基本的に美少女しか登場しない。
原作者の言い分によると
>――私の脳は
>長年に亘る二次元の過剰摂取で壊れてしまっている
>だから私の五感を通して観測するこの世界には基本的に美少女しかいない(P.12-13より引用)
だそうだが、読者としてはこれをどう受け取るかはなかなか難解である。(笑)
ただ、漫画として見れば、可愛らしい絵柄で美味しそうなグルメを読める構図に落とし込まれていて、楽しく読め、かつ刺激的でもある作品になっている。
垣間見えるシリアスさとは裏腹に、この作品のグルメはどれも本当に美味しそうだ。そこが良い。
例えば描き下ろしで描かれた、アメリカでは一般的な「ブレックファスト・バーガー」などは日本でも十分受け入れられるメニューだろう。
というか、普通に美味しそうなんで、各ハンバーガーチェーンの開発担当の方はぜひともご検討ください。食べるんで。
漫画の構造の上手さ、知らない世界を知れるワクワクとスリル、グルメ漫画として必要不可欠な「美味しそう」。
どれをとっても文句なしの一巻である。
文句なしに星五つ。なんなら星評価ぶち抜きで星八つほど付けたいシリーズである。
ただただ面白かった。 -
購入済み
グルメリポートもさることながら、旅行記としての描写が素敵です。
リアルに描くと日本人的には引いてしまう内容も、作者の方の病気(笑)のおかげで絵面が華やかで読みやすいですね。
試し読みで気に入ったなら購入して損はしない作品だと思います。