山下和美のレビュー一覧
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ネタバレさて2巻。
建築の話…の前に節約話w
時期的にはまだ震災の前だったのね~。
でも、このときにやっていた節約暮らしって、翌年相当役に立ったのではないかしらん?
設計、地鎮祭からはじまって上棟式までがこの2巻で語られています。
木材に関してのコミックと蔵田さんの文章は「神去りなあなあ」と合わせて読むとおもしろいかも?
柱と沓石の雪面の話とか、こんなふうに具体的に教えてもらうと技術を伝えることの大事さがわかるよね~っと感心!
蔵田さんの文章は、洋釘と和釘の話とかマテリアル方面の話の方が好きかも。精神的な話はセンスや背景の違いで、合う・合わないがハッキリしちゃうからね。
家が出来上がるのが次の -
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ネタバレ家建てますマンガって、なんでこう楽しいんでしょうね~♪
自分にとってはまるっきりファンタジーだからかもw
なーんて思いつつ
好きな漫画家さんのリアルなエッセイマンガにもなっているのがまた楽し。
この巻では
家を建てることを思い立つまでのアレコレから
決心、そして揺れ揺れの気持ち
最終的に見つかった土地とお金についての交渉始めという
完全なる前哨戦なんですが
前フリといってしまうにはあまりに勿体ない
内容の充実っぷりでございます。
北海道出身?同郷じゃないですか~!?
とか
柳沢教授のモデルって、そうだったんですか?
とか
いろいろツッコミながら読んでいたので
早読みのワタシにしては、めっち -
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東日本大震災のことが出てきますね。
私は今でも、「あの時」自分がどこにいて何をしていたのか、
昨日のことのようにハッキリと覚えています。
だから、あの時に他の人たちがどうしていたのか、ということに
とても興味があります。
猫ちゃんたちも、地震がきたらちゃんと隠れるんですね。
そういえば実家のイヌは、揺れている間中ずっと吠え続けていたとか。
風呂場にいたというコータローさんが好きです(笑)
そんなこともありながら、やっとお家が完成!
巻末に写真も載っていますが、本当にステキなお宅……。
網代網みがある玄関、廊下の本棚も素敵だし(でもこれ、地震がきたら
全部飛び出して危ないんじゃ…と思 -
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ああ……、いいな。
うらやましいうらやましい。
二間続きの和室のエピソードは、とてもステキで、
確かに私の実家も、片方は和室ではなかったけれど二間続いていて、
家族の誰かが誕生日のときは、片方の部屋にプレゼントを隠しておいて、
ケーキを食べるときに「ジャジャーン」と運んでくる…ということをしていました。
そんな「昔の思い出」を、自分の家に蘇らせられる山下さんが、
とてもうらやましく感じました。
あと、地鎮祭。
我が家も3年前に家を建てたので、地鎮祭をやりましたが、
我が家がやったのはごく一般的な地鎮祭だということがわかりました。
中には、山下さんがやったみたいな、とても変わったやり方も
あ -
Posted by ブクログ
「天才柳沢教授の生活」「不思議な少年」などで有名な山下和美が
和の家・数寄屋を建てるコミックエッセイ。
現代で数寄屋を建てるということがどれだけ大変か、
こだわり、趣向を具現化するということ、それに伴う細かい自問自答、事務作業の連続に眩暈がしました。
そして、それ以上に筆者の真面目さ、繊細さにとても驚きました。
彼女の作品を読んでいて「真面目な人だ」とは思っていましたが
ここまでとは…
”住居に関するトラウマ”が描かれている部分では、こちらの胸まで痛みました。
家についてもとても興味深い作品ですが
筆者の人柄に触れられることが何より嬉しかったです。