山内ふじ江のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
不知が身の上を語るあたりまでは非常に良かった。
これから不知が「死」をどう受容していくのかがカギだな、と思いつつ読んだら、ある意味ちょっと卑怯な展開。
孤独な不知と音楽を愛する少年司との友情は美しいが・・・。
突然河井君という少年が加わるのも、なんだかな、という感じ。
著者の心に響く音楽を表現したかったのだろうけど。
しかし、これ、ジブリが映画化するといいと思うな。
幻想的な美しさ、河童と人間の友情、音楽、戦争、古いプール、過去へのタイムスリップ、どれも映像向き。映像にすれば、著者が聞かせたかった音楽も無理なく聴かせられる。
クラシック通なら、この本に出てくる音楽はどれもおなじみだけど、メイン