くらはしれいのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
外国の絵本のような装丁とイラスト、題材だが、日本の著者による絵本。
王さまのお菓子、というと馴染みがないが、ガレット・デ・ロワというと聞いたことがあるかもしれない。
パイの中に小さな置物が入っていて、それが当たった人が王様となり、一年の幸せが約束される、という幸せなお菓子のことだ。
フランスのお菓子なので、西洋菓子店にはあることも多いかも。
子供たちには美しい絵と美味しそうな物語、異文化の楽しみを、大人はあとがきまで読んでさらに文化への理解を深められる。
ちょっとパイが食べたくなってきてしまったなぁ…
小学校低学年から中学年向けだが、もちろんそれ以上にも。 -
Posted by ブクログ
諸々、「これがわたしだ」と受け入れることにした。
泣くことは恥ずかしいことではないけれども、泣いている姿を他人に見られるのはきっかけ恥ずかしいことだ。
ようやってる、と自分に言うんです、月一回。声に出して。
私の人生はクソでした。けど、それは今日や明日を投げ出す理由にはならない。目の前のことをやるしかないんやって、そうすることでしか自信はつかへんらしいよ。
ささやかな実績を積み上げていくことでしか自分を肯定することはできない。他人からの評価や肯定をあてにすれば、どこかで行き詰まる。
忘れてしまったのだろうか。もしそうなら、すこしさびしくてうれしい。
笑いたくない時は笑わんかてええんや。
ずーっと幸せやった、わたしの人生は。わたし自身のおかげでね。自分で人生を切り開き、必要なものを選びとる。
がんばってるから愚痴も言いたくなる。そうなんちゃうの?
向いてなって思うなら、変えたらいい。環境なり手段なりを -
Posted by ブクログ
八重子さんのストーリーが良かった。
かつて「自分の人生はクソだった」と吐き捨てそうになった彼女が、誰かからの不当な評価や奪われたものに縛られ続けるのではなく、「目の前のことをやるしかない」「そうすることでしか自信はつかへんらしい」という言葉を受け取り、自らの手で自分を労い直す。その姿勢が、今の私自身のリアルな葛藤と強く響き合っている。
世間では完璧な母親でも、期待通りの会社員でもないかもしれない。
産前に思い描いていたキャリアからは離れ、仕事は思うようにいかず中途半端に思えてしまう。
子育ても、もっと時間も手もかけてあげたいのに理想には遠く、日々の暮らしをもっと丁寧に味わう余裕すらない。
理不尽な環境で傷つき、多くを奪われながらも、真面目に今日という日を投げ出さずに生きる彼女の姿。そして、月一度のご褒美とともに自分へかける「ようやってる」という言葉。
間や誰かの基準で見れば、自分は「全部に全力投球できていない」ように見えるかもしれない。
けれど、私は毎日生きている。仕事をし、子どもを生かしている。今日を必死に回している。
自己啓発本に書いてあるような綺麗な自愛ではなく、目の前の現実と格闘しながら「私はやってる」と自分自身で認めてあげること。それだけが、明日を踏み出す確かな足場になるのだと気づかされた。 -
Posted by ブクログ
たぶん酔っぱらっているときに書店に寄って購入したのだと思います。なぜなら帯に「舞台のモデルはひらかたパーク!!」と書かれているにもかかわらず、裏表紙に「大阪北部の蛍石市」とあるのを見て「おおっ、蛍池がモデルの話なんだ」と思ってしまったから。
枚方と蛍池、大雑把に見ればどちらも大阪北部だけど、阪急沿線の人間からすると京阪沿線に出かけるのは小旅行ぐらいの感覚です。今でもそんな感覚なのに、幼い頃に家族でひらかたパークへ行った日はほぼ旅行のように覚えています。その日を思い出しながら読むと自然に笑みが浮かぶ。
遊園地を舞台にしつつ、遊園地に勤めるさまざまな職種の人たちの日々が描かれています。