兼近大樹のレビュー一覧

  • むき出し

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    お笑い芸人 EXITのカネチカの初小説
    極貧で壮絶でヤバい自身の生い立ちをモデルに漫才師になるまでのお話を描いた作品

    お笑い芸人 entrance の石山は人気絶頂で忙しい日々を送っていた
    そんな石山に絶体絶命のスキャンダルが。。。
    主人公の石山は北海道出身で小さい頃から超極貧で喧嘩ばっかで
    舐められたら終わりの人生を送ってきた
    そのうち普通の人生から道を外れていく
    根本には彼独自の正義感のある優しい人間なのに
    でもある時ふとしたことをきっかけに変わっていく
    どうやってお笑い芸人になり、スキャンダルの結末は?

    彼の正しいと他人の正しいが違うのは
    そういうわけなのかと納得もする彼の考え方

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    2022年12月09日
  • むき出し

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    どこまでがかねちーでどこまでが石山なのか……
    ナンセンスかもしれないけどやっぱり考えてしまいますね。

    石山の言動の根っこにはいつも必ず優しさがあって、でもそれが暴力として表れてしまうことに、どうしようもないやるせなさや、ままならなさがあって…。
    終始こころがきゅーっとなりながら読み進めました。

    綺麗なところばかりではなく淀みも見てきた人。
    それでも染まることなく自らの正義を持ち続けている人。

    「むき出し」というタイトル以外ありえないような、身を削って書かれた作品に感じました。
    どうか筆者が幸せでありますように。

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    2022年11月25日
  • むき出し

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    表の世界と裏の世界。裏から表に出るには、それまでの縁を切らなければいけないほどなのか。ドラマの世界に感じるけど、リアルなんだなぁ。
    到底、日本の普通の教育を受けていない人だとは思えない描写が時々あり、面白かったです。

    かねちーが逮捕されていた過去が赤裸々に書かれているけど、過去を美化するのではなく、同じような境遇の人に希望を与えたい、という意志が伝わってきた。

    芸人を志してからの5年間はもっと濃いだろうに、、生き様が濃ゆく、小説としては楽しめたけど、そこももう少し覗き見したかった。

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    2022年10月09日
  • むき出し

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    お笑い芸人としてのEXITはまあまあ好きという程度だったが、この本を読んで多少見る目が変わった。
    貧しい家で育ち、気に入らないことがあれば暴力を振るって解決してきた主人公。悪い友人の紹介で罪の意識なく犯罪の仕事に手を染め、逮捕されるが、本の差し入れがきっかけでお笑い芸人を目指す。
    貧困にあえぐ人こそ、この本に巡り合って欲しいと思った。作中にたびたび登場するEXITのラジオでの語り口調が楽しい。
    テレビなどで兼近がとんでもない漢字の間違いなどをしているのを見てギョッとしたが、小学校レベルの教育をまともに受けていないのであれば納得。
    EXITの人気がいつまで続くかは分からないが、また一旗揚げて欲し

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    2025年09月28日
  • むき出し

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    一気に読み終えた。
    自分が普通だと思うことが、皆の普通と違うことに気づき、自ら沼のような環境から抜け出していく。
    そして新たに生きなおしていくことにほっとした。

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    2023年02月08日
  • 笑いのある世界に生まれたということ

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    なんだろう。
    中野先生、かねちともに、全く嫌悪感はないし、むしろ好きな方だが、本の構成的にかねちにベタ惚れした中野先生が、とにかく褒めちぎるような内容になっており、いただけない。
    この本はどちらも損してるのではないだろうかという気さえする。

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    2025年07月06日
  • むき出し

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    兼近大樹が道を踏み外した人を擁護するようなことを言ったり、自身の過去を振り返る発言をするたびに「お前が言うな」「犯罪者のくせに」「消えろ」みたいな言葉を投げつける輩が湧いてくる。
    兼近と、匿名を良いことに他人に無礼な言葉を浴びせてるあんたたちと、どっちが人として正しくあるのか、ちょっと振り返ってみ?
    無数のカメラ、あるいは不特定多数を相手に顔をさらしている彼と、兼近をどう傷つけてやろうかとデバイスに向かう自分の顔を見比べてごらんよ。
    満たされないモヤモヤを他人にぶつけて正義ヅラしてるって点では当時の兼近も投稿者もみんな同じ。それが物理か言葉かというだけ。ただやっぱり、匿名であることを分かってて

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    2025年02月18日
  • 笑いのある世界に生まれたということ

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    ほんまでっかTVを見ているので、お二人が書いた本を興味を持ち買った。しかし読むまでにはだいぶ時間がかかってしまった。
    内容はお笑い論ではなく、もっと広い話。
    兼近さんは、初めてテレビで見たとき、チャラ男として、5分位のコーナーロケでわいわい騒いでるだけの印象だったが、その後ほんまでっかのレギュラーになりずっと活躍している。
    テレビで生き残っている理由が理解できる内容だった。

    笑のパターン
    1緊張と緩和。
    2裏切り
    3共感

    ダニングクルーガー効果
    ユーモアを解する度合いをテストした上で、自分の得点と順位を予想させると言う実験。成績が全体の下から12%以内だった学生が自分は他の学生よりも特定が

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    2024年08月16日
  • 笑いのある世界に生まれたということ

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    かねちー、頭いい人だな。
    とは思っていたが、やっぱりな。
    でも、大変失礼ながらEXITの漫才を見たことない気がします。突破ファイルばっかりで。
    ちゃんと見てみなきゃ、こんなに真剣に取り組んでるのに。という気持ちになってしまった。

    ダニング・クルーガー効果が面白かった。
    なんか、すげぇ痛々しい。
    謙遜を旨とするべし。恥ずかしいから。

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    2024年07月02日
  • むき出し

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    これは実話なのか?本人の半生記なのか?と思わせるようなリアルな物語だ。親ガチャの負け組、貧しさ、家庭環境にも恵まれず、力で解決していこうという、少年の心理が、こんなにありのまま語られる小説を初めて読んだ気がするほど。
    知らない世界を垣間見せてもらった。読み物としても面白く、ところどころ、十分理解できないところもあったけれど、一気に読み終えた。
    これからも書いていくのかなぁ。次回作も楽しみだ。

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    2024年04月21日
  • 笑いのある世界に生まれたということ

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    リテラシーというべきもの、もっと言えば、誰かの揚げ足をとる快楽に溺れ切っていて、誰かの考えを理解しようとするやや知的体力の必要な営為に慣れてない人は、お金を出してまで他の人の意見を受け止めたいと望む事は殆ど有りませんので、そこでセレクションバイアスがかかる訳です。 その来し方と行く末を考える時に 閑話休題、中野から直観像素質が失われた時期は、20代半ば頃でした。 その種のソサエティ(共同体)に仲間入り出来るというような ニーズとのマッチングですね この言い方で止まってしまうと解像度が粗すぎるんですよね 発言者が自身の知的怠慢を自覚出来ていない様子が滲み出ている言い方だな やらなければならない正

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    2024年03月15日
  • 笑いのある世界に生まれたということ

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    かねちーはやっぱりいいわ。

    スキーマを理解してる。

    中野さんありがとう。かねちーを選んでくれて。

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    2024年02月13日
  • むき出し

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    ちょっと不思議な本だったな。
    主人公の想いがぶつけられている感じ。

    EXITの兼近さんの小説。
    自伝的小説でもあるように思え、どこまでが本当にあったことなのだろうとも考えさせられる。
    文春での記事とかね。
    今は別の話題で持ちきりだけど…。

    本と出会った時の話は、あぁ分かるなぁ〜なんて思いながら読んでいた。

    想いの熱さに引き込まれる感はあったかな。
    ぶつけられたむき出しの想いに、熱く打たれたりもした。

    “元々人に迷惑をかけるだけの価値もない人生。無理なら死ねばいい。”

    そうなんだよなぁ。



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    2024年01月15日
  • むき出し

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    ネタバレ

    初めの方、表現がとても瑞々しくて、たとえが新鮮で,なんとも楽しみだなとワクワクして読み始めたけど、小学校高学年のあたりからありふれて冗長な感じもして斜め読みしてしまった。

    そうかこういう過去だったんだ、という感想。

    wikiみたら江國香織と穂村弘が好きとなっててびっくりした。

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    2023年12月27日
  • むき出し

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    ネタバレ

    子供の頃、なんでこんなに騒がしいのだろう、暴力的なのだろう、聞き分けがないのだろう、と思っていた人の考え方はこうだったのかもしれないと考えさせられた本だった。

    グレる(という表現が合っているのか分からないが)理由は、個人の資質によるところもあるかもしれないが、それよりその子の置かれた環境によるところも多分に影響するのだろう。

    自分には難しいことだが、理解し難いような人にもまずは偏見なくその人を理解する努力ができるようになりたいと思った。

    また、兼近さんは大人になって「表の世界」を目指して足を踏み入れることに成功しているが、失敗する人のほうが圧倒的に多いのだろうなと思うとやるせない気持ちに

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    2023年05月18日
  • むき出し

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    兼近大樹の自叙伝。内容は生々しい。
    子供は親が居なくても育つとか言う人いるけど、それって親の影響を受けないってことじゃないんよ。そりゃ大きくはなるけど、考え方とか生き方って親の影響絶対にあるんよね。
    改めて子供への接し方、親としての姿をどう見せるべきかを考えるきっかけになった。

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    2023年05月02日
  • むき出し

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    タイトル通りの作品。
    裸になれる人はそうそういない。
    沢山の傷と過去と経験を経て、それでも裸で勝負しようと思えるのはやはり覚悟。
    全てが誇れる物ではないから、だからこそむき出しに表現してくれる存在とは素晴らしい。 
    個人的には、それを救ったのが本だったということの「そうだよね」感。
    一人でいるように思っても、自分が変だと思っても、本を沢山読むとそんな事ないことが分かる。それが救いになる。
    気付くのもその人の能力なのだ。

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    2023年03月22日
  • むき出し

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    充実を極めてはいるが、喜びと苦しさの反復横跳びを繰り返し、感情が息切れしている。 妹が床に落ちてるビー玉くらいの物体を拾って匂いを嗅ぐ 「ちょうど一年前に〜」「何歳だよ!」「この道を通った夜〜」「門限大丈夫かー」 森山直太朗で『君は五番目の季節』 脳汁がガラナのようにシュワシュワと弾ける 適当って言葉の本当の意味は、目的や要求にピッタリと合っている。相応しいということ。これからは、適当に楽しく生きよう。 学校、恋愛、趣味、人間関係、ドラマや映画のエンタメ、有名人など。笑いを起こすには共通や共感が大切で、そこを少しズラしてみたり、途轍もなく外す裏切りや、こんなとこまで見てるのか、物事をそんな角度

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    2023年03月15日
  • むき出し

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    ネタバレ

    むき出しというのか⁉︎
    せきらら…

    子どもの頃からのイタズラ、その考え方
    読み進めるのがつらかった
    と、思いました。

    本との出会いも、なんだか唐突で。

    心重かった、気がする。

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    2023年02月24日
  • むき出し

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    今話題のEXITかねちーの小説。酷い家庭環境で価値観が壊れていた幼少期、ひたすら悪目立ちしたかった少年期。その後の様々も読んでいて気分が悪くなりました。
    育った環境や頭の悪さを理由に、俺は悪くない感が出ているのが嫌。あと(ライターさんだと思いますが)カッコつけ過ぎ。

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    2023年02月14日