リチャードオスマンのレビュー一覧
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ヘンテコで魅力満点の鬼スゴ老人集団、木曜殺人クラブが挑む事件とは… #木曜殺人クラブ #逸れた銃弾
■きっと読みたくなるレビュー
個性抜群の老人たちが未解決事件に挑む、木曜殺人クラブの第三弾。今度は事故死と詐欺事件、しかも捜査中にエリザベスが脅迫されてしまうという…
相変わらずの元気な老人集団、木曜殺人クラブの面々。毎週木曜日に集まって、よさげな未解決事件を見繕って勝手に捜査を始める。しかも解決しちゃうという驚異的なチームです。
このクラブのメンバー、これまでのシリーズではキャラ付けや過去や背景が見え隠れしていたのですが、本作ではもうそのミステリ要素はありませんね。思いっきり大暴れしてい -
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老人探偵グループ〈木曜殺人クラブ〉メンバーのエリザベスが、死んだはずの因縁ある英国の諜報員から手紙を受け取った。彼は2千万ポンド相当のダイヤを盗んだ疑いを掛けられて米国のマフィアから狙われており、協力を求めてきたのだ。そしてクラブのメンバーたちは消えたダイヤとスパイ、凶悪な犯罪者たちにまつわる国際的な大事件に巻き込まれる。果たして彼らは解決することができるのか?
前作は肝心の結末がいまいちだったんだけど、今回は面白かった!スケールが大きいのと、2つの事件(ダイヤモンドとイブラハム)について平行して捜査や計画が進んでいくので飽きない。そして細かい会話の部分がウィットに富むというか、上手く言えな -
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ネタバレシリーズ第二弾。
老人探偵グループ〈木曜殺人クラブ〉メンバーのエリザベスの元に、因縁ある英国諜報員から、彼が〈クーパーズ・チェイス〉に引っ越してきたとの手紙が届きます。
困惑しながら彼の部屋を訪れたエリザベスの前に現れた“元夫”は、2千万ポンド相当のダイヤを盗んだ疑いをかけられてマフィアから狙われていると言ってきて・・・。
〈木曜殺人クラブ〉メンバーに再会できて嬉しいかぎり。
キャラクターが定着したのもあって、前作より読みやすく、大いに楽しませていただきました。
今回は、高額のダイヤを巡ってマフィアやドラッグ売人、マネーロンダラーといった“反社系”の方々と渡りあう事になったり、MI-5(英 -
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ネタバレリタイアメントビレッジ(高齢者向け高級住宅街)、クーパーズチェイスに住むおばあちゃん、おじいちゃん達が飛び回る壮年活躍ミステリ第2弾。
エリザベスのもとに届いた意味深な手紙で始まる本作。
前作ではエリザベスの素性はぼかし気味だった気がするのだが、本作ではおおっぴらに諜報機関員だったことを明かしている。
もしかして前作の最後でそんな話になっていたんだっけ!?
手紙の主は過ぎ去ったあの時代の知人かつ〇〇のダグラス。
そんな彼がクーパーズチェイスにやってきたのは、仕事でへまをやらかしたことに端を発し、濡れ衣を着せられのっぴきらない状況に陥っており、身を隠すため。
その濡れ衣とは諜報員として大物犯罪 -
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ネタバレ・あらすじ
高級高齢者施設のクーパーズチェイスには「木曜殺人クラブ」という未解決事件の推理クラブがある。
メンバーは経歴不詳のエリザベス、元看護師のジョイス、元活動家のロン、元精神科医のイブラヒムの4人。
ある日、施設の経営者であるトニー・カランが殺害されたため、4人は人脈や話術を用いて事件を解決しようとする。
・感想
エリザベスは一体何者なんだろうーつよつよおばあちゃんかっこいいな。ちょっとご都合主義な所はあるけどw
内容的には結構重い話だった…。
それぞれの秘密とそれぞれの犯罪。
どの犯罪も「愛」が原因であったけども、殺すことも死ぬことも「ロマンチックな愛のせい」で片付けてる印象があっ -
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老人施設で未解決事件を暇つぶしに捜査する4人の入居者老人の話。
タイトルからしてもっと剣呑なものを想像してましたが、殺人「捜査」の方でした。初期のミスマープルっぽさが漂うエリザベスとかがなんともいい感じですが、ちょっと強引すぎるし有能すぎる感も。
一応フーダニットで構成されてるような印象ですが、ミスリードっぽい人物も多分にちりばめられて、純粋な犯人あてとかできるんだろうか?そんなヒントというか手がかりありましたっけ?
雰囲気はとてもよかったんですが、登場人物描写があっちこっちにいっててそれぞれの印象がちょっと散漫に。中盤少し読んでて眠くなってしまった。あと介護だったり自分の認知の心配だったりそ